オバマ大統領広島訪問

今日2016年5月27日午後5時過ぎ、アメリカのバラク・オバマ大統領が、現職の大統領として初めて広島市を訪れました。
平和記念公園で安倍晋三総理大臣らに出迎えられたオバマ大統領は、まず原爆資料館を見学し、続いて慰霊碑に献花黙祷。
そして被爆者らが列席するなか、スピーチ(所感表明)が始まりました。

「私は原爆という恐ろしい兵器で亡くなったすべてのひとびとに思いをはせるために広島にやって来ました。1945年8月6日の記憶を忘れてはなりません。
人類の歴史では色んな理由によって戦争が起きてきましたが、近代では兵器の進歩により、罪のない市民を巻き込み、犠牲者も大きく膨れ上がりました。
防衛のための兵器は必要ですが、我々は核のない世界を目指さなければなりません。
紛争は武力ではなく、外交で解決すべきです。競争ではなく協力をすべきです。
科学技術は人類全体をよりよくするために使われるべきなのです。」
(※簡単にまとめさせてもらいましたが、17分くらいの長いスピーチでした。)

続いて安倍総理も未来志向で平和を目指すことを表明すると、2人はがっちり握手。
そして、オバマ大統領は列席者の方に近づき、被爆者らと会話をすると、そのひとりを抱き寄せる場面も。
もともと人権派の弁護士として市井で活躍していたひとだけに、その姿には真心が溢れていました。

それにしても、原爆ドームを背景に、アメリカの現職大統領がスピーチをするという映像は、夢のようでもありました。
スピーチの内容よりも、この映像がアメリカ、そして全世界に配信されたことが、大きな意味を持っているように感じます。
オバマ大統領が去った後で、被爆者のおふたりが満足そうな笑みを浮かべていた映像も印象的でした。

そしてまた素晴らしかったのは、沿道の市民がウェルカムな雰囲気でオバマ大統領を迎えたことです。
原爆投下などというあってはならぬことをされたのですから、普通ならば強い抗議や反発の声があってもおかしくはありません。他の国ならば本当に危険だったと思います。日本の機動隊もアメリカのSPも肩透かしを食らったことでしょう。
しかし、これが日本人なのです。
安倍総理がスピーチで、かつて敵同士だった国が手を握り、視線を未来に向けていることの大切さを述べていましたけど、それを市民、国民が体現したわけです。
これが日本人の平和への意識なのです。
戦争を加害者と被害者に分けるのではなく、戦争そのものをなくしてゆこうというという強い思いが根付いているのです。

今回のオバマ大統領の広島訪問で、世界中のメディアが、この日本人の姿勢と意識を報道してくれることを、私は切に願います。
そのことが核兵器や戦争を遠ざける第一歩だと思います。
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