2016年6月の沖縄県民大会に思う

沖縄県うるま市で4月(2016年)に起きた米軍属の男による強姦殺人事件ですが、20歳という年齢だった被害女性のそれまでの人生とこれからの人生を思うと、やりきれない気持ちでいっぱいになります。
犯人の男は何を考えてこんな事件を起こしたのか、日本人女性と結婚して子供も生まれたばかりだというのに…。
多くの疑問とともに、猛烈な怒りと憤りが五臓六腑を駆けめぐります。
報道によると、犯人は猥褻目的で街をうろつき、たまたま見かけた被害女性を棒で殴って昏倒させ、強姦した上で殺したというのですから、文字にするのも躊躇われるような残虐な犯行です。
私はこの犯人に日本の刑法で”最も重い罰”が下されることを望みます。

そしてまた、このような起きてはならぬ事件が起こってしまったあとに大切なのは、再び類似の事件が起こらないように、警察や地域が知恵を絞ることです。
女性は午後8時頃にウォーキングに出かけ、午後9時頃に犯行にあってしまったとのことですが、うるま市における夜間の犯罪件数はどれくらいで、警察はどのような呼びかけをしていたのか、またウォーキングのコースにはどのくらいの街灯が設置されていたのか、なども検証する必要があると思います。
日本は夜に女性がひとりで出歩いていても安全な国でなければなりません。
それは米軍基地を多く抱える沖縄だって同じことです。

今回の事件は犯人が米軍属(元海兵隊員)ということで、”基地問題”に焦点が当てられがちですし、今日6月19日に沖縄で行われた集会も、追悼というよりは抗議の意味合いが強いように見受けられました。
米軍基地の規模が縮小されれば、米軍関係者による犯罪が少なくなるのも自明の理でしょう。
私も沖縄の基地負担は軽減されるべきと考えています。
アメリカのなかには、犯人の男は米軍属といっても米軍基地に直接雇われていたのではなく、基地のインターネット保守業務をする民間会社に勤めているという立場だったので、”とばっちり”という見方もあるようですが、基地がなければこの男は沖縄にいなかったのですから、日本側としては同じことです。
(※日本のメディアは、米軍属には2種類あることをしっかり伝えるべきだと思います。)

私は本当に、そろそろ沖縄の環境は改善されるべきだと思っています。
ですから、今日の集会で「海兵隊の撤退」を強く求めていたのは、違和感しかないんです。
”撤退”というのは、”外に出て行ったものを本拠地に退去させること”を意味します。
つまり、集会では「海兵隊はアメリカに帰れ」、といっているわけです。
しかし、これは明らかにおかしい。
海兵隊が日本にいるのは国と国との約束事です。
沖縄が主張できる範囲は、米軍に「出て行って欲しい」、つまり「日本の他の地域に移して欲しい」ということのはずなんです。
なぜそれが”撤退”になってしまうのか。
私はそこに如何わしいものを感じて仕方ありません。

ちなみにこの集会の主催は共産党や社民党、党同組合などで作る〈野古新基地を造らせないオール沖縄会議〉です。
翁長雄志県知事もスピーチをしていました。
彼らは本当に沖縄から基地を減らすつもりがあるのでしょうか?
あるならば、県外移設に向けて、候補地を自分たちで探し、基地のあるメリット・デメリットを語るとともに、基地と共存するためのノウハウを教える準備があることを発信すべきです。
それが”本気の態度”というものでしょう。
「海兵隊撤退」などという日米両政府が決して受け入れらないことを主張するのは単なるイデオロギーであり、欺瞞です。

それを追悼集会で語ることが正しいのかどうか、良識ある沖縄県民ならばわかるはずです。
人気ブログランキングへ
スポンサーサイト
プロフィール

かつしき

Author:かつしき
FC2ブログへようこそ!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード