無責任4党と東京都知事選

舛添前知事が公私混同問題に辞任して以降、参院選挙より注目を集めているといっていい東京都知事選挙ですが、自民党系の小池百合子さんや増田寛也さんが有力候補として取りざされているなか、昨日7月12日、民進・共産・社民・国民の推薦を受けた鳥越俊太郎さんが立候補を表明しました。告示は14日なのでぎりぎりのタイミングですね。

都知事選は「後出しが有利」などとよくいわれますけど、それは他の候補者の主張と自分のそれを上手く対比させたり、よりインパクトのある政策や言葉を発することで、相手を”上書き”をしてゆく手法が取れるからです。
なので、初っ端の表明記者会見というのがとっても大事になって、注目も集まります。
鳥越さんのそれもあるひとは楽しみに、あるひとは戦々恐々としながら待っていたと思うんですけど、正直いって期待外れもいいところでした。
もっというと、私は唖然として、混乱しちゃいましたよ。

まず、鳥越さんは立候補を決めた理由について、10日に行われた参院選の投開票で、自・公といくつかの野党を含む改憲勢力が3分の2を獲ったことに強い危機意識を感じ、「憲法を変えてはならない。平和の時代の流れを元に戻したいと思った」と述べています。
…これってまったく都政と関係ありませんよね?
そんなにいうなら参院選に出馬すればよかっただけですし、次の総選挙だっていいと思うんです。とにかく改憲は国政の話です。
また、「東京都を住んで良し、働いて良し、環境良しの街にしたい」というありきたりなキャッチコピーはあったものの、記者からの都知事になって何をやりたいか、という質問に対しては「出馬を決めたばかりで考えていない」という衝撃的な返答。
そりゃあ時間がなかったでしょうから細かな政策を挙げることは難しいかもしれませんが、都政を担う意欲や前々からの関心があれば、普通は何かあるでしょうよ。

立候補理由も意味不明ですし、やる気も感じられませんし、本当にわけのわからない会見でした。前代未聞といっていいんじゃないでしょうか。空いた口が塞がらないとはこのことです。
ただ、私は鳥越さんを責めるつもりはありません。
民主主義社会において、立候補というのは自由なものです。
そ理由だって何をやりたいかだって、本人が好きにすればいいんです。
最終判断は有権者がすればいいだけの話なのですから。

私が問題にしたいのは民進・共産・社民・国民の4党です。
いやしくも民進党は野党第1党、共産党は第2党であり、責任のある立場なんです。
それが推薦する候補者として、はたして鳥越さんは適切なのでしょうか?
個人攻撃をしたくありませんけど、鳥越さんは76歳という高齢で、ガンの手術も複数回経験し、肉体的には多くの不安を抱えているといっていいでしょう。鳥越さんも声をかけられた当初は年齢や健康を理由に断ったといいますが、それが常識的な判断というものです。
また、かりに鳥越さんがもっと若く、健康体であったとしても、残念ながら行政経験も政治経験もまったくないひとなんです。
タレントジャーナリストみたいな仕事を長くやっていますけど、いわゆる社会派に属し、経歴を見ても政治や行政を取材してきたひとではありません(大学も心理学と国士学)。
それでも強いやる気があればまた別ですけど、会見ではそれもまったく感じさせなかったわけです。
失礼ながら鳥越さんにあるのは知名度だけです。
そういうひとが1351万人の東京都民の暮らしと未来を預かることができるのか、2020年に向けて東京五輪をスムースに進めてゆくことができるのか、疑問しか残りません。

民進・共産・社民・国民はこういうひとを推薦して、いったい何がしたいのか?
おそらく彼らの頭のなかには”改憲阻止”しかないのでしょう。
だから、その一点のみで強く結びついた鳥越さんを推薦した。
都民の暮らしなど眼中にないんです。
これを”無責任”といわずして何というのでしょう。
「戦争、戦争」といって国民の不安を煽るだけの”護憲”や、この”無責任”ぶりは、まるでかつての社会党です。
彼らがもたらすのは混乱のみです。

自分たちが「元に戻りたい」というのは自由ですけど、都民・国民を巻き込むのはご勘弁願いたいものです。
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