2016東京都知事選の結果

昨日7月31日に投開票が行われた2016東京都知事選は、事前の報道通り、いやそれ以上の圧勝劇で、午後8時ちょうどに”小池百合子さん”に当確が撃たれました。瞬殺とはこのことです。
最終的に小池さんは2,912,628もの票を集め、2位の増田寛也さんの1,793,453とは100万票以上の差、1,346,103で3位の鳥越俊太郎さんとはダブルスコア以上の大差となったのですから、小池都政は多くの”民意”を背景にした力強い船出となることでしょう。
ご存知のように、小池さんは自民党の国会議員でありながら、根回しのない出馬表明だったこともあって、党からは除名に近いような扱いを受けていたわけですが、この結果を見れば頭を下げるのは自民党の方になるはずです。
もっとも、自民党もしたたかで、安倍晋三総理(自民党党首)は小池さんについて一度も批判しませんでしたし、党が推薦する増田さんの応援演説にも一度も顔を見せませんでした。おそくら、もう少ししたら、小池新都知事と安倍総理がにこやかに握手をする画が見られることでしょう。
小池さんには、東京のためだけではなく、日本のためにも安定した都政を担っていって欲しいものです。

そして、”有力候補”とされながらも大敗を喫した増田さんと鳥越さんです。
増田さんは自民・公明の与党が全力で応援したにも関わらず、知名度の低さを選挙戦で覆すことができなかったことと、石原伸晃会長を中心とした自民党都連が小池さんをイジメしすぎたことで、”敵役”のイメージがついてしまったことが敗因のようです。
選挙中の増田さんは、これといった話題もスキャンダルもなく、他候補と喧嘩をすることもないという存在感の薄さでした。
これじゃあやっぱり首都のトップにはなれません。”顔じゃない”とはこのことでしょうね。

一方の鳥越さんは出馬表明から話題十分で、NHKが調査した”SNS上で最も話題になっていた候補者は誰か”というデータでも、だんとつで鳥越俊太郎さんだったというのですから、”さすが”の一言です。
しかし、その話題というのは、能力の低さや健康状態への不安、学歴詐称疑惑、そして過去の女性問題という不利益なものばかりなのですから、話題にならない方がよかったくらいでしょうね。
今回の選挙はジャーナリストとしての人生そのものに影を落としたといっていいかもしれません。いや、すべてが崩れたといっていいでしょう。
これからはひとの目の触れないところで静かに余生をお過ごしください。
そもそもマスメディアに出てはいけないひとなのです。
あ、そうそう、週刊誌を相手取った訴訟は取り下げないでくださいね。最後まで戦い抜いて!

また、鳥越さんに関しては、鳥越さん個人が負けたという以上に、”野党統一候補”とやらいう金看板を掲げての惨敗ということで、民進党・共産党・社民党・生活の党の4党に与えたダメージは深刻なものがあるといっていいでしょう。
特に民進党は、都連が古賀茂明さんに出馬要請していたところに、党の上層部から「統一候補だ」といって鳥越さんを押し付けられて、古賀さんに謝罪をして降りてもらったというのに、1,346,103票しか取れなかったんです。
ついこないだ行われた参議院選挙の東京選挙区の民進党は、候補者を2人立てて1,123,145+508,131=1,631,276票を獲得しているんです。
そこから約30万票も減らしているのですから、完全に候補者選びの失敗です。
それを自覚していたのか、開票日前日の30日に岡田克也民進党代表が、「野党共闘は参議院選挙で一定の成果が出た」とかいって、9月の党代表戦への出馬を見送る記者会見を行ったんです。
都知事選もその野党共闘なのに、その結果はどうでもいいのでしょうか?私もこの決断には唖然としました。
船長が我先に沈みゆく船を見捨てるのですから、民進党のひとたちもさぞガックリきたことでしょう。
民進党のなかには共産党との連携に不満があるひともいるそうですが、党の決定ということで、渋々鳥越さんを応援していたひとも多いと思うんです。岡田さんってそういうひとの気持ちがわからないのでしょうか、寂しいですね。

そのように、野党共闘は完全なる失敗に終わったというのが、一般的な見方なのですが、さすがといいますか、共産党はやはり独特です。
『しんぶん赤旗』は鳥越さんを「大健闘」と称え、小池晃書記局長は「野党共闘で気持ちのいい戦いができた」とかいってテレビに向かって微笑んでいるんですから、彼らはパラレルワールドにでも住んでいるのかもしれません。
ちなみに共産党は先の参議院選挙では1人の候補者で665,835票を獲っているんです。
民進党のそれと合わせれば、期待票だけで230万票ほどもあるのに、100万票も減らしてしまったんですぜ。
誰がどう見たって歴史的惨敗です。

しかも共産党は14年の知事選で推薦した宇都宮健児さん(98万票獲得)に対して、野党共闘の邪魔をするなとばかりに、圧力をかけて出馬を見送らせたわけです。
宇都宮さんは31日夜のニコニコ生放送で、共産党や鳥越さん支持者から「降りろ」と何度も脅されたこと、そして選挙期間中も鳥越さんの応援をしなかったことで、鳥越さん支持者からひどい誹謗中傷を受けたことを暴露していました。
「野党は安倍政権を独裁だといって批判していますが、民進党主導の密室で候補者を決めて、それに従えというのですから、まさに独裁的なやり方。民主主義もへったくれもない」。
「鳥越さんは都政への思いも政策も何もない、知名度だけのひとだ。野党も鳥越さんも安倍政権に一矢を報いることばかりで、都民が抜け落ちていた」。
この宇都宮健児さんの言葉は2016東京都知事選挙の”野党劇場”を上手く総括していると思います。

リベラルの仮面をつけた独裁主義者たちが勝ち馬に乗った気で浮かれ騒ぎ、それについてゆけない一般の都民が最も妥当な候補を選んだ。この都知事選はただそれだけのことだったのかもしれません。
野党共闘に成果があったとすれば、59.73%という平成に入って2番目に高い投票率と、日本のリベラルの大多数が偽物だとわかったことです。
日本人はまた賢くなりましたね。

また今回の知事選で触れなければならないのは、大手メディアに完全無視されながら、114,171もの票を獲得した桜井誠さんの存在です。これはひょっとすると日本の政治のターニングポイントになるかもしれません。
なんて話をしていると長くなりそうなので明日にします。
選挙に関わったすべてのみなさま、おつかれさまでした!
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