『真田丸』第32話、『応酬』

リオ五輪があったおかげで私もついつい録画を観るのが遅れてしまっている『真田丸』ですが、8月14日の第32話『応酬』の視聴率が15.8%しかなかったというのですから、私のようなひとは多いんでしょうね。いっそのこと『真田丸』もリオ休みを取ってもよかったのかもしれません。
ただ、本編では豊臣秀吉がこの世を去り、これから豊臣政権内の権力争いが始まるという大切な時期。これでは休むわけにもいきませんよね。

秀吉という独裁者がいなくなった豊臣政権は、大大名で構成される五老衆と、官僚系大名のトップである五奉行の合議という形で運営されてゆくことになったわけですが、豊臣家に次ぐ石高を持ち、戦国大名としても輝かしいキャリアを持つ五老衆筆頭・徳川家康の存在は、合議の枠を超えかねない勢威を見せ始めていました。
家康は大名衆を己のシンパにするために毎夜のごとく酒宴を張り、有力大名との婚姻を進めるという、大胆なまでの勢力拡大工作をするわけですが、それを苦々しく思っているのは五奉行の石田三成。

三成は、”大名同士の婚姻は政府の承認が必要”という秀吉の遺言を破った家康を吊るし上げるべく、五老衆の上杉景勝に前もって相談をし、「わしに任せておけ」という言葉をもらうと、合議の場で家康を追及します。
しかし、家康は、「忘れておりました。年は取りたくないものでござる」と開き直り、逆に他の五老衆や五奉行に対し、、「いまはみなが一丸とならねばならないとき、殿下もそういい残してござる。殿下の遺言をなんと心得るか!」と批難するのですから、役者が違います。
ましてや、上杉景勝などはドヤ顔で請け負ったにもかかわらず、、小声でぼそぼそと何やら呟くのみで、「上杉殿なにか?」と問われても、「いえ、何も…」と返すことしかできないのですから、どうしようもありません。

そんな合議の場で、唯一、面と向かって家康を糾弾したのは石田三成。
ふたりの対立が鮮明にならないよう、景勝らが表に立つはずが、結局はこうなってしまいました。
しかし、三成も、家康から「そこまでして政治をひとり占めしたいか、控えよ治部少!」と一喝されると、ぐうの音も出ません。
やはり格が違います。
そうして合議の場では埒があかないと思った三成は、「徳川屋敷に夜討ちを仕掛ける。家康の首を取る」と決断。
家康と三成の応酬は波乱の予感を残したまま来週へと続きます。

このように緊迫感あふれる第32話だったわけですけど、家康は口では天下に野心はないといいつつ、着々と地歩を固めているわけですから、腹の底が知れません。
この『真田丸』の家康が、いつ天下取りを宣言するのかがとても楽しみです。
そのタイミングこそが、この作品の家康を決定づけることになると同時に、真田信繁が大坂の陣に加わる意味も、それによって変わってゆくと思います。
家康を演じる内野聖陽さんもいい芝居をしていますし、”主人公の大敵”が存在感を膨らませて、この第32話『応酬』は、次回への期待も大いに膨らませてくれる回でした。

…そんな今話のなかで、内野さん以上に気になる人物がいたんです。
それは信幸・信繁兄弟の母を演じる高畑淳子さん。
息子で俳優の高畑裕太容疑者が、8月23日に強姦致死で逮捕されて、えらいことになっています。
裕太容疑者は、この『真田丸』でも真田信政役で親子共演をする予定だったそうですが、この事件で降板となったそうです。
『真田丸』には、裕太容疑者がテレビ番組で告白してフラれた橋本マナミさんも出演していますし、事件がチラついて仕方ありませんでした。
高畑淳子さんの出番はこれからどうなってゆくんでしょうね…。
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