2016アジア最終予選初戦、賭けに負けたハリルホジッチ

5回も連続してW杯に出場するようになると、どこか”出て当たり前”という感じになってきますが、それでもやはり「アジア最終予選」と聞くと、ふつふつと気が昂ります。
”当たり前”だからこそ、それを失ったときに、どれだけショックを受けるかわかっているからかもしれません。
そんな心の隅に張り付いて離れない小さな、それでいて強固な不安。
それを払拭するには勝利しかありません。
大事な最終予選の初戦、これに勝利し、波に乗り、一気に当確圏内に達してくれればいいわけです!
2018年のロシアW杯も国民みんなで盛り上がりたいですからね!

そんな期待のなか、今日9月1日の埼玉スタジアムに迎えた初戦の相手はUAE。
2年前のアジアカップで圧倒的に押しながらもPKの末敗れた因縁の相手だからこそ、けちょんけちょんに叩きつぶしてやって、アウェイでも「日本には勝てない…」と思わせる戦いをしなければなりません。
この日の日本はそんな意気込みもあってか、立ち上がりから清武弘嗣を中心に小気味よい攻めを見せ、前半11分の清武のFKからエース本田圭佑が頭で合わせて先制するという最高の序盤戦。
その後も追加点を狙いにゆく日本ですが、20分の相手カウンターの場面で吉田麻也が、相手のユニフォームを引っ張る不必要なファウル(切り返した相手の体勢は崩れていたのに)。
そこからのFKを相手11番ハリルに豪快に決められてまさかの1-1。

これが焦りに繋がったのか、日本の攻めは単調(中央ばかり)になって、得点を奪えぬまま前半終了。

後半も立ち上がりからアグレッシブにいったのは日本だったのですが、9分にキャプテン長谷部がPA前で不用意にボールをロストすると、そこから相手に攻め込まれたものの、相手のアタッカーを3人で囲んで事なきを得た、と思われたそのとき、大島僚太が相手の足を引っかけてPK判定。
これを11番のハリルにチップキックで決められて、悪夢のような逆転劇。

ちなみに、この日の日本のスタメンは、GKが西川周作、4バックは左から酒井剛徳・吉田麻也・森重真人・酒井宏樹、Wボランチが大島僚太と長谷部誠、2列目が清武弘嗣・香川真司・本田圭佑、1トップに岡崎慎司。
注目すべきは代表初スタメンの大島だったわけですが、これはレギュラー格の柏木陽介が怪我で欠場したためであり、ハリルホジッチ監督も誰をボランチで使うかかなり迷ったようです(長谷部談)。
他のボランチとしては、遠藤航と山口蛍もベンチに入っていましたけど、この2人はどちらかというと守備的な選手なので、大島の攻撃力を買って起用したのでしょう。選手やサポーターに対して、ホームで”勝ち点3”を取るメッセージだったのだと思います。
しかし、結果的にいうと大島には荷が重すぎました。
リオ五輪で覚醒の兆しを見せた彼ですが、この試合では終始自信がなさそうにプレイし、判断が遅く、パススピードも遅い。チームのなかでひとり浮いた存在でした。1失点目も大島のパスミスからでしたしね…。

1-2という状況にハリルホジッチ監督は、17分の清武→宇佐美貴史、21分の岡崎→浅野拓磨という交代カードを切り、これはある程度機能して、宇佐美は左サイドで脅威を与え、PKを獲ったかに見えた場面もありましたし(岡崎にも似たような場面があったものの審判はスルー)、浅野もスピードを生かして何度かチャンスを作りました。
32分には本田がゴール前に入れたボールに反応した浅野がシュート。ゴールラインを割ったか割らないかというところで相手GKがパンチングで掻き出し、判定はノーゴールだったものの、スローVTRでは完全にラインを割っていたのですから、完全なるミスジャッジです。
こういうときになぜ機械判定が導入されていないのか!

日本は残り15分というところからは本当に素晴らしい集中力で攻め続けました(30分に大島→原口元気)。
チャンスも本当にたくさん作りました。
しかしながら悔しいくらいにゴールが生まれない。
ロスタイムの4分は、テレビで観ていた私も瞬きを忘れるくらい応援しましたけど、敗戦を告げる笛とともに、最後は体中の空気が抜けて萎んだようになったちゃいましたよ。
この日のカタールの審判団が試合を裁いていましたけど、ここは日本、中東の笛なんていらない!

本当にがっかりして、試合など振り返りたくもないのですが、私なりに、不運やジャッジ以外の敗因を挙げるとすれば、大島のスタメン起用と、FWの選手選考というハリルホジッチ監督の責任が大きいように思います。
大島の起用は当たれば今後に向けて大きな戦力アップでしたけど、”賭けに負けた”という形です。本来ならば経験のない選手は次のタイ戦あたりで使うべきでした。
また、FWに関していうと、今回の代表にはパワープレイ要員がひとりもいませんし、原口と宇佐美のようにタイプがかぶる選手を召集したのも疑問が残ります。
まあ、パワープレイを使わずにアジアを勝ち抜くというのもハリルホジッチ監督のひとつの賭けかもしれせん。

ただ、不幸中の幸いというべきなのは、6日に戦うタイがかなりの格下だということです。他の国が相手だったら、かなり嫌な感じだったと思います。
タイできっちりと勝ち点3を奪い、10月6日のイラク戦、11日のオーストラリア戦に向けてまたチームをしっかり立て直せばいいんです。
メンバーも、もう一度よく考えるべきです。

初戦に負けたとはいえ、最終予選はまだまだこれからです。
最後にグループB(全6ヶ国)の”上位2”に入っていればいいんです(※3位でもプレイオフがありますがそれはまだ考えないことにします)。
早くも尻に火が点いたサムライブルーの底力を楽しもうじゃありませんか!
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