リオパラリンピック閉幕、そして東京へ

9月7日(現地)に開幕したリオパラリンピックも、熱戦の毎日のなか、あっという間に大会期間が過ぎてゆき、この18日に閉会式を迎えました。
その閉会式では五輪同様フラッグハンドオーバーセレモニーが行われ、次の開催地である東京の小池百合子知事が誇らしげにパラリンピック旗を振り、東京を紹介するショーでは”POSITIVE SWITCH”をテーマに、義足のダンサー・大前光市さんや暗闇案内人・檜山晃さんらが、障碍を個性として生かしたエレクトリックなパフォーマンスを見せることで、近未来都市東京のイメージを増幅させ、期待感を高めていました。
いやあ、昂ってきますね!

ちなみにこの大会で我らが日本選手団が獲得したメダルは合計24個(銀10・銅14)。
前回のロンドン大会では16個だったので、まずまずの数字かと思いますけど、大会前に選手団で目標としていたのが合計40・金メダル10だったので、選手団の大槻洋也団長などは「残念です…」と見るからに肩を落としていました。今回は金メダル0だったのもショックだったようですね(ロンドンは金5)。
大槻団長が敗因として挙げていたのは「外国勢の強化のスピード」。いままであまりパラリンピックに熱心でなかった地域でも飛躍的に伸びているそうです。

この”金メダル0”は、メディアでも割とがっかりした感じで伝えられていますけど、そんなに気にすることなのでしょうか?
私個人がパラリンピック日本選手団に求めたいのは、メダルの数よりも、出場選手数や出場種目数です。
ひとりでも多くの障害を持ったひとが競技にトライしようと思うこと、そんな選手たちが競技能力を向上させる環境が整っていることの方がずっと大事だと思うわけです。
パラリンピックでは、日本だけではなく、諸外国でも同様に、”ひとりの選手が複数のメダルを獲る”ことが多いので、たったひとりの凄い選手がいるだけでメダルは増えるんです。
しかし、そうやって増えたメダルはあくまで個人のものなんじゃないかとも思いますよね。

私が問題にしたいのは、日本の出場選手数が前回のロンドン大会の134人から132人に減ってしまっている点です。
このリオ五輪ではカヌーとトライアスロンが新競技として採用され、日本選手もカヌー1人、トライアスロン4人が増えているのですから、実質はもっと減っているといっていいかもしれません。
さらにいえば、前々回の北京大会のときは選手数162人、獲得メダル数27(金5銀14銅8)だったのですから、日本の障碍者スポーツは確実に力が落ちてきているといっていいでしょう。
こういう状況はすぐには改善されないと思いますけど、東京大会に限っていえば、いかにいまいる若い選手を強化するかが重要になってくるはずです。

障碍者スポーツでは「競技の裾野が広がればいい」とは簡単にはいえませんが、日本全体が、やる気のある選手をサポートしたり、まだ競技を始めていないひとの”POSITIVE SWITCH”を押して上げられる社会になるといいですね。
2020東京パラリンピックはそのきっかけにならなければいけません。
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