2017年に向けたJリーグクラブライセンス

この9月の末の時期というのは、Jリーグにとって、優勝争いや昇格・降格争いのまっただなかで、サポーターとしては気が気でない毎日を送らざるを得ないわけですが、もうひとつ気がかりなことがあるんですよね。
それはJリーグによる”クラブライセンス判定”。
Jリーグでは、J1・J2・J3という各カテゴリーごとに、”競技””施設”、”組織運営・人事体制”、”財務”、”法務”の分野で一定の基準が儲けられていて、それをクリア出来なければカテゴリーを下に移されたり、最悪ライセンスが剥奪されてしまうという厳しい決まりがあるんです。
実際に降格や剥奪にあったクラブはないものの、例えば昨年の判定でサガン鳥栖は「3期連続で赤字を計上したらJ3降格だ」と警告されていますし、これまでも債務超過によっていくつかのクラブが降格の危機にさらされてきました。
そういう厳しい警告でなくても、「座席が足りない」とか「トイレを直せ」とか「屋根をつけろ」とかは毎年のように聞くので、クラブ側としては胃の痛い時期でしょうね。

そしてまた、そのライセンスはJリーグへの参加や、上のカテゴリーへの昇格要件にもなっているので、これまでも悲喜こもごもがいくつもありました。
かくいう私が応援するAC長野パルセイロも、2013年にJFL(J3以前の第3カテゴリー)で優勝したというのに、スタジアムがJの基準を満たしておらず、J2への昇格が叶わなかったという苦い思い出があります。
似たような例でいうと、ギラヴァンツ北九州も2014年にJ2で5位だったにも関わらず、J1基準のスタジアムがないということで、プレイオフに参加できないという悲劇を味わっていますよね…。

そして今年2016年9月28日のクラブライセンス判定結果。
現在J3で3位と好調な鹿児島ユナイテッドFCにJ2ライセンスが認めらないという残酷な発表がありました。
私は同じJ3で戦う長野パルセイロのサポーターですけど、これには心からの同情を禁じ得ません。
理由もホームスタジアムの収容人数が基準を満たしていないということで、パルセイロのときとよく似ているのでなおさらです。
(※J3は優勝で自動昇格、2位は入れ替え戦ですけど、1位2位のチームにライセンスがない場合は、3位以下が繰り上がるのではなく、J3からの昇格や入れ替え戦の枠がなくなるだけ。)

しかも、この鹿児島ユナイテッドの悔しいのは、ホームの県立鴨池競技場が2020年国民体育大会に向けて改修されるというのに、どうやらその工事計画のなかにライセンス基準を満たす要件が組み込まれていないらしいんです。
これは本当に意味がわかりません。今後もこの鴨池競技場を使うのならば再改修が必要になりますし、現在の回収と一緒にやってしまった方がコストも低くなるに決まっています。
私は鹿児島ユナイテッドを取り巻く状況をよく知りませんが、クラブ側からの行政への働きかけが不十分だったのか、行政がサッカーに無関心なのか、いずれにしろ、本当にもったいない話です。

そういえば鹿児島では、7月に就任した三反園訓知事が、3万人規模の”ドーム球場”建設をぶち上げていましたよね。
主にはプロ野球の試合をいくつか開催したいみたいですけど、他にもイベントやコンサートで使えるとのことでした。
ドームならば風雨だけではなく、火山灰も凌げるので鹿児島向きなのかもしれませんけど、何試合誘致できるかもわからないプロ野球のためにそんな箱もの(おそらく巨額)を作ることに、地元のひとは納得しているのでしょうか?
私などは、地元のサッカークラブのための競技場を整備する方が先なのではないかと思います。

鹿児島県といえば、高校サッカーの名門・鹿児島実業がありますし、前園真聖や大迫勇也を始めとした名選手を輩出していることからも、サッカーが盛んな土地柄というイメージがあります。
また、そのイメージでいえば、薩摩藩だった頃は、中央からおこぼれをもらうのではなく、地方から中央を目指していたはずです。
それを思い出して欲しい!きばれ鹿児島!
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