ロシアW杯最終予選、敵地オーストラリア戦

アディショナルタイムに放たれた山口蛍の劇的勝ち越し弾でイラクに勝利し、からくも勝ち点3を拾った我らが日本代表。
そこから中4日の今日10月11日は最終予選前半の山場といっていいアウェイのオーストラリア戦。
現在2勝1敗の日本からすれば、”引き分け以上”が絶対の目標になりますけど、そのためにはやはり守備でしょう。1点も与えなければいいです!

その大事な試合の先発は、GK西川周作、4バックは左から槙野智章・森重真人・吉田麻也・酒井高徳、Wボランチは山口蛍とCAP長谷部誠、OMFは原口元気・香川真司・小林悠、1トップは本田圭佑。
酒井宏樹がカード累積で出場停止、長友佑都が脳震盪で離脱ということで左SBには槙野、ボランチには柏木陽介ではなく守備向きの山口、CFWの岡崎慎司が怪我ということでそこには久々に本田が入るという苦肉の布陣になりました。
そして香川も清武弘嗣に代って先発復帰。清武は前の試合も良かったと思うんですけど、ハリルホジッチ監督の考えはよくわかりません。それにFKとCKは誰が誰が蹴るんでしょう?

そうして始まったメルボルンでの試合、立ち上がりの日本は前線からの積極的な守備でペースを掴むと、前半6分には原口がボールを奪取して長谷部へ、長谷部から素早く縦の本田へ、本田がわずかに貯めてから左サイドの原口へスルーパスを供給すると、原口が相手GKの動きをよく見て、猛禽が狩りをするような狙いすましたシュートで日本先制!願ってもないゴールが早々ときた!

その後も日本は集中した守備で相手にペースを与えず、素早い攻撃からの原口や本田の惜しいシュートなどもあって、いい時間帯が続きます。長谷部と本田が効いていました。
対するオーストラリアはじっくりボールを回し、こちらの隙を見てサイドに鋭いボールを供給して、そこからのクロスを狙うという戦術。以前のフィジカル頼りではなくなったというわけです。ただ、選手の質は全体的にスケールダウンした印象。
そのオーストラリアのサイド攻撃に対し、日本はSBがあまり上がらず、香川も守備的なポジションを取り、原口と小林も激しく上下動することで防いでいましたけど、原口と小林の負担はかなり激しかったように見えました。
そういう頑張りもあって1-0のまま前半終了。
いい感じ、いい感じ!

後半も前半同様オーストラリアがボールを回し、日本はバランスよく守って、カウンターを狙うという展開で始まったわけですが、始まってすぐの6分、オーストラリアが左サイドへの深いパスからのクロス、それが日本DFに当たって流れたボールを相手CFWユリッチが詰めようとしたところを、原口がファウルで止める形となってまさかのPK。
ここはやや不運なPKでしたけど、日本のDF陣の重心が左に傾きすぎてユリッチがフリーになっていたことの方が問題だと思います。全力疾走で最終ラインまで戻ってきた原口を責めたくはないですね。

PKをあっさり決められた同点に追いつかれはしましたが、日本のバランスは悪くありませんから、このままのサッカーを継続して、隙あらば1点狙えばいいんです。試合はこれからだ!
ただ、同点になったことでスタジアムの空気も変わり、オーストラリアの勢いも増し始め、日本はやや押し込まれる展開に。
オーストラリアは12分にクルーズを、25分には日本の天敵ケーヒルを投入して、勝ち越しを狙ってきます。
しかし、この日の日本の守備は集中力が高く、オーストラリアに決定機を作らせません。
そして、オーストラリアに攻め疲れが見えてきた29分には、吉田から右サイドへのロングフィード、これに酒井が追いつくと、絶妙なクロス、これに小林がヘッドで合わせて、いったあ!…かと思われたものの、相手GKのスーパーセ―ブ!悔しい!

終盤はオーストラリアに疲れが出てきて、勝利の女神の口元がほころぶのが見えた日本ベンチはジョーカーの浅野拓磨を準備。
しかし、疲弊しているのは日本も同じで、34分に小林が足を痛めて立てなくなると、ハリルホジッチ監督は浅野ではなく、清武弘嗣をチョイスして小林と交代。
そして39分には本田→浅野。
すると、40分、左サイドを突破した原口から中央へ鋭いクロス、浅野が足を伸ばしますがわずかに届かず!あと10センチ足が長ければ!

終盤のオーストラリアは集中力が落ちてきて、アバウトにボールを蹴るようになってきたものの、43分に槙野のハンドから与えたFKは相手選手に頭で合わせられて、わずかにバーの上という危ないシーン。
肝が縮みました。セットプレイはやはり怖い。
この守備のためにも体格のいい本田を残すべきだったような…。

そうして表示されたアディショナルタイムは3分。その間に日本は清武の正確なクロスからの惜しい場面を作るも決めきれず、これで試合も同点のまま終わるかなあ、と思っていたら終了間際にオーストラリアのCK。なんという嫌な時間帯か…。
しかし、これを森重が弾きかえして、1-1でのゲームセット。
全体の流れを掴んでいたのは日本だっただけに、ちょっともったいない試合でしたね。
それでも、負傷者が多いなか、”勝ち点1”という使命を果たしたのですから、選手たちはよく頑張ってくれました。
本田の1トップが使えるとわかったこと、小林がチームに馴染めたことなどはプラス要素ですし、今後に繋がる試合だったと思います。本田と原口も近い位置でプレイすると相性が良かったですしね。

そんななか、疑問を感じるのはハリルホジッチ監督の選手起用と采配です。
なぜ前の試合で出来がよかった清武を外して香川を先発にしたのか?
この日の香川は、シュートが0だっただけではなく、キーパス(ゴールに繋がるようなパス)も一本もありませんでしたし、そもそも攻撃にもほとんど絡んでいません。守備ではよく走っていましたけど、それは他にもっと出来る選手がいます。
清武は香川と違ってFK・CKでいいボールが蹴れますし、後ろと前を繋ぐのも上手いのですから、清武が先発ならばもっと別な展開になっていたような気がしてなりません。
そして、選手交代でも、下げるならば本田ではなく香川だったはずです。
本田トップ下・1トップ浅野・右に清武、もしくは右に本田・トップ下清武・1トップ浅野でよかったんじゃないでしょうか。
まるで香川を起用しなければいけない”縛り”でもあるように感じます。

ハリル監督はこの試合を「勝ち点2を失った」と悔しがり、その原因を「本田のコンディションがもっと良ければ」としていましたけど、日本の多くのサポーターは「そうじゃない」と思ったはずです。
選手たちも最近は”脱ハリル”的なコメントが目立ちます。次こそは”采配”で勝利を呼びこんでください。
悔しいなら、逆切れするのではなく、ベンチで涙をこらえる原口のように心底反省して、次に繋げてください。
私はまだまだヴァヒド・ハリルホジッチを信じています。
人気ブログランキングへ
スポンサーサイト
プロフィール

かつしき

Author:かつしき
FC2ブログへようこそ!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード