2016-17の冬が始まる

今日10月21日、私の住む長野市では、スピードスケートの距離別選手権が始まり、男子では怪我から復帰した加藤条治と引退を撤回した長島圭一郎が久々に元気な姿を見せ、女子では1500めで高木美帆が国内最高タイムを叩きだすなど、楽しみなシーズン開幕とあいなりました。
そして明日はいよいよフィギュアのグランプリシリーズ初戦、スケートアメリカです。
距離別とGPSは例年だいたい同じ日に開幕するので、この時期になると私もそわそわするというか、気が高ぶって仕方ありません。
もちろん、その原因の大部分は”浅田真央”です。
我が家では相方も大の真央ファンなので、浅田さんの調子の浮き沈みが家の雰囲気と直結して、いい演技を観れば祝杯!不調に終われば2人とも何にもやる気がしなくなって、牛丼屋でも買ってきて無言の食事…。
そのように我々にとって冬はストレス満点の季節ですが、選手たちと気持ちをリンクさせていると思って乗りきるわけです。
全国にはそういうみなさんも多いのではないでしょうか。

そのように冬がつらいせいか、私は9月に始まるジュニアのシーズンや、10月の初めにあるシニアのB級大会は、心身への影響を鑑みて、あまり観ないようにしています。
ところが、この2016ー17シーズンはJGPでの紀平梨花さんの3A成功に加えて、B級大会の集合体であるISUチャレンジャーシリーズにほぼすべての有力選手が出場していたので、さあ大変。
オータムクラシックでの羽生結弦の4Loの成功に大拍手を送ったのも束の間、翌週のフィンランディアにはなんと浅田さんが出場。
浅田さんのシーズン開幕といえば、”花試合”のジャパンオープンが定番で、そこでは新プログラムのお披露目を楽しめばよかったわけですけど、それがB級大会とはいえ公式戦となれば、緊張感はいやが上にも高まります。
ただ、事前に「調整の遅れから3Aは回避」という報道が出ていたので、その部分ではやや助かました。
浅田さんが3Aの助走に入ってから跳ぶまでのわずかな時間は、ファンにとっては言葉にいい表せないほどに重くて長い時間ですからね…。

その浅田さんのフィンランディアですが、SPもFSも”まずまず”といった内容でした(結果は2位)。
振り付けや曲の流れは自分のものにしているようでしたから、あとは細かい部分と、技術要素の仕上がりだけといっていいでしょうね。ステップはよかったですけど、スピンとジャンプはまだまだこれからという感じでした。
今季は『恋は魔術師』というバレエ音楽をSPとFSの両方に使い、通底させるところと、対比させるところを作る戦略のようですから、それを大いに楽しみにしています。

そんな浅田さんの初戦でしたけど、大会後に佐藤信夫コーチから、「昨季の世界選手権前に痛めた左膝の状態が悪いまま回復せず、練習が控え目になっている。完全に休むのが一番いいが、年齢的に休んだらほぼ終わりになっちゃう。現状ではだましだましででやってゆくしかない。本人も試合に出たいという気持ちが強い」という衝撃コメントが飛び出しました。
怪我の詳細や原因は語られていませんが、左足といえば伝家の宝刀3Aと、ジャンプ構成の軸である3Fの踏み切り足です。
フリップは世界選手権でも跳びにくそうにしていましたし、フィンランディアでも苦しんでいましたけど、まさか怪我とは思ってもいませんでした…。

浅田真央というスケーターは、その高い芸術性や勇猛果敢なファイティングスピリッツでよく知られていますが、それらを支えているのは類稀な肉体の強さだと私は思っています。どんな高難度のプログラムでも決してへたらないスタミナもそうですし、よく語られる膨大な練習量もそうでしょう。浅田さんは腰の持病はあるものの、他の選手に比べて、怪我がすくないのも頑健さのあらわれでした。
そんな浅田真央が膝を痛め、それが半年経っても治らない…。
正直いって、私は少なからぬショックを受けています。
あらためて浅田さんの26歳という年齢が、フィギュアスケーターにとって大変な難敵なのだと思い知らされました。

今季の浅田真央は、その新たなる敵に全力で立ち向かわねばなりません。
つらい冬になるかもしれませんが、私も全力でゆきます。
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