ロシアW杯最終予選、ホームでのサウジ戦

9月1日の最終予選初戦、ホームに迎えたUAEとの試合でまさかの敗戦を喫した我らがサッカー日本代表。
そこから必死に積み上げてきた勝ち点は7(2勝1分1敗)という心もとない数字。
そしてこの11月15日にホームに迎えるサウジアラビア戦は、この時点で勝ち点10でグループ首位、日本は4位ということで、負けも引き分けも許されない状況。
これが2016年最後の試合であり、終われば最終予選も折り返しということもありますし、ぜひ勝って、いい年越しにしたいものです。

そんな大事な試合にハリルホジッチ監督が埼玉スタジアムのピッチに送り込んだスタメンは、GK西川周作、4バックは長友佑都・森重真人・吉田麻也・酒井宏樹、中盤は山口蛍とキャプテン長谷部誠のWボランチ、2列目は原口元気・清武弘嗣・久保裕也、1トップに大迫勇也。
1トップはこれまで色んな選手を試しながらなかなか上手くいっていなかったものが、11日の強化試合オマーン戦で久々に代表復帰した大迫が2得点を奪い、ポジションを獲得。
右サイドに関しては、これまで代表を引っ張ってきた本田圭佑をベンチに回したのはなかなか思い切った決断をしたものです。ハリル監督はこれまで率いてきたチームでも割とこういう大胆な起用をしてきたようですが、初戦のUAE戦で代表初選出の大島僚太を先発で送り込んで失敗した例もあるので、吉と出るか凶と出るかは神のみぞ知るといったとことろでしょう。
また、怪我などがあってなかなか最終予選で出番がなかった長友にも期待。持ち前の走力で相手のカウンターを完封して欲しいものです。

そうして始まった試合は立ち上がりから日本が闘志をむき出しにし、特に前線や中盤での守備が激しく、サウジを圧倒します。
攻めでは大迫がボールをよく収めるだけではなく、ときには引き出し、ときには裏を狙い、ときには自ら仕掛けるなど、1トップとして理想的な働きぶり。ファウルもよく奪っていました。
右の久保はサイドに開くのではなくゴール前に入ってくることが多く、2トップのような形にも。
そのFWの2人を清武が操って、いくつかチャンスを作るのですが、”決定的”というところまではゆきません。新しい選手が多かったので連携が難しかったのかもしれませんね。
18分にはサウジのカウンターでヒヤッとする場面も。

前半は圧倒的にボールを支配するも、なかなか得点が奪えない日本。
サイド攻撃が少なく、なかに、縦に、という感じでリズムが単調になっていたことも理由でしょうし、アタッキングサードでのアイデアも足りませんでした。原口や久保が積極的に打っていったシュートも枠を外します。
そうこうしている間に時間も少なくなっていって、「こうれはもう0-0かな…」と思われた前半終了間際、久保のクロスの跳ね返りを清武が拾ってシュート!これが相手DFの手に当たってPKゲット!(※判定は微妙。流す審判もいるかも。)
これを蹴るのはエースの風格が漂ってきた清武。
びしっと右隅に決めて日本先制!よっしゃあ!顔もイケメンに見えてきた!
欲しかった先制点を前半の内に取れたのは本当に大きい!

いい雰囲気のなか始まった後半ですが、頭から久保→本田という交代を行うハリル監督。
久保は攻守でファイトできていたので、悪くはなかったのですが、良くもなく、得点に直結するプレイがなかなかできなかったので、リズムを変えるためにも本田投入となったのでしょう。
後半はビハインドということで激しく日本に襲い掛かってくるサウジ、後半3分には清武が足絡みのような危険なタックルを食らう場面も(イエロー)。足がおかしくなっても不思議ではありませんでしたけど、清武はなんとかプレイを続行するも、やはり無理だったのか、19分に香川真司と交代。

後半はサウジがギアを上げてきたことと、清武の負傷と交代によって、状況はほぼイーブン。
日本はボールを保持し、原口と大迫を中心に攻めかかりますが、敵陣深くまではなかなか侵入することができず、逆にサウジのカウンターの危険性が高まってきて、ちょっと嫌な雰囲気。
それでもサイドの選手と中盤が守備を頑張って、簡単にはカウンターをやらせませんが、早く追加点が欲しいところ。
すると、32分、本田から中央の香川に決定的なパス、しかし、トラップが乱れ、シュートに繋げられません。
そのすぐあとにも、ペナルティエリアでボールを受けた本田がフリーでシュートを打つも相手GKのファインセーブ。くそ!
サウジもやはり粘ってきますね。

そうして決定機を2本逃したことで、空気が重くなりかけた日本ですが、35分、中央に入ってきた本田がさらに左に流れ、それを見た原口が中央へ、すると本田と長友がコンビで左を崩し、長友が原口を狙ったグラウンダー、途中の香川が引っかけそうになるも、ボールが無事に原口に渡ると、原口が狙いすまして右足一閃!これがゴールに吸い込まれて待望の追加点!
原口は最終予選4連続ゴールの新記録!やったね!
このゴールは3人の流動性はもちろん、左に流れた本田の勝負勘が凄かった。
本田という選手は、足が速いわけでも、技術が高いわけでもないのに、こうして点に絡むのですから何かを持っているのでしょうね。
また、ここは北京五輪世代とロンドン五輪世代が融合したという意味でも価値あるゴールだったと思います。
本田と長友の息のあったプレイ、そしてチームの核へと成長した原口の判断力と落ち着き、本当に素晴らしかった!

こうして2点のリードを奪ってからは守備の時間帯。
サウジも捨て身になってきますが日本も集中してよく守ります。特に左サイドは原口と長友で盤石。
原口は本当によく走って、よくファイトしてくれますし、長友はスタミナお化けで経験値も高い。
この左サイドはアジアでは突出していると思いますし、世界にも誇れますね。

ただ、日本の守備でちょっと不安なのはセンターバックがずるずると下がる傾向を見せていたこと。
裏を取られるのが怖いのはわかりますけど、もうちょっと勇気が欲しかった。
すると、後半終了間際、サウジ中盤から出たスルーパスに左アタッカーが反応して、強引にシュート!
これはGK西川が防ぐも、弾いたボールを蹴り込まれ、最後は長友が掻き出しきれずに、悔し失点。

こうなるとロスタイムの3分表示がやけに長く感じられますが、日本はこれを本田と岡崎慎司(ロスタイムに大迫と交代)が中心となって時間稼ぎをしながらなんとか凌ぎ切って2-1での勝利。貴重な勝ち点3をゲット!
少しあとにタイと試合をしたオーストラリアが引き分けに終わったため、日本は勝ち点10でグループ2位に(2位までがW杯、3位は
プレイオフ)。
サウジとは同じく勝ち点10ながら、得失点で1上回る向こうがグループ首位。
しかし、これで来年からの最終予選の折り返しも、ずいぶん気持ちが楽になりました。落ち着いて試合に臨めると思います(特にハリル監督が)。

この試合のMOMは間違いなく原口元気でしょうし、大迫勇也も期待に違わぬ活躍を見せてくれたと思います。
今後はそこに清武弘嗣を加えた3人が攻撃の軸となるのは疑いありません。これまで代表の顔だった岡崎や香川は控えに回ることでしょう。
ただ、右サイドは久保がいまひとつだったことで、本田や浅野拓磨との競争はこれからも続きそうです。
本田は出場できるクラブに移籍して、コンディションを上げて欲しいですね。
中堅の成長で選手層がぐっと厚くなった日本代表。
来年はもっともっと強い姿が見れそうです!
今年はお疲れ様でした!

埼玉スタジアムで魂の応援を繰り広げていたサポーターのみなさんも本当に立派でした!
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