本当の意味で大谷翔平を応援する

「大谷翔平、来オフポスティングへ」。

最近のプロ野球は移籍市場を賑わすようなスター選手がいないせいか、ストーブリーグを賑わすような話題がないなか、今日12月4日のスポーツメディアが球界唯一のスターである大谷選手の移籍話を衝撃ニュースのように伝えていましたけど、野球ファンからすればその報道の仕方の方が驚きですよ。
大谷選手といえば、高校3年生だった2012年の秋、「メジャー挑戦」を表明していたものの、ドラフトで強行指名したファイターズが”若年期のメジャー挑戦の危険性”を指摘するレポートをこしらえ、「まずは日本のプロ野球で」といって説得して入団させた経緯があるじゃないですか。
そして大谷選手は、”メジャーで活躍するための準備期間”としてプロ野球を選択したわけです。
この経緯は野球ファンなら誰だって知っています。
そんな大谷選手も来季でプロ5年目。
週刊誌報道や噂レベルの話でいうと、この”5年”は日本の球団がメジャー志向の選手をドラフトで口説き落とす際の口約束として提示する数字だといわれているので、野球ファンは大谷選手の話を聞いてもまったく驚かないわけです。

大谷選手といえば、投打ともにその才能は”日本野球史上最高”という評価をするファンも多い選手ですから、
私も正直いって、メジャーでどこまでやれるのか見てみたい。日本の怪物が世界でも怪物で居続けられるのか見てみたい。
ただ、大谷選手については、入団以来、私はずっともやもやしたものを抱えているんです。
みなさんご存知のようにプロ野球には、〈野球協約〉というものがあります。これはプロ野球の法律であり、憲法といってもいいものです。
その野球協約に基づく〈新人選手選択会議規約〉16条には、「他の球団に契約を譲渡することを条件として選手契約を締結することはない。」とはっきり書いてありますけど、普通に考えれば、ファイターズの手口はこれに違反しているとしかいいようがありません。
また、12球団の申し合わせとして、”ポスティングを前提とした契約を禁止”しているというのですからこちらも完全に蔑ろにしています。

まあ、野球協約といえば、賭博や反社会勢力との交際なども禁止されていますが、それも有名無実化しているという事実もあるわけで、それに比べればファイターズと大谷選手の違反などは大した問題ではないのかもしれませんが、それでもやはり、私はもやもやしますし、マスコミがそのことを完全スルーしていることにも呆れています。
大谷選手はグラウンドでのプレイが素晴らしだけではなく、インタビューなどを通してもその真っ直ぐな人柄が伝わってくる、正真正銘の好青年であり、頼もしい日本男児です。
そんな選手なのに、入団の経緯にいかがわしいことがあるのが、残念でたまらないのです。
ですから、せめて日本を巣立って行くときは、爽やかで清々しい印象を残していって欲しいと思うわけです。
過去のポスティング選手も、海外FA権が取得できる9年を前にした、7年目・8年目で移籍しているわけですから、大谷選手もそれに準じるべきです(※ダルビッシュ有も田中将大も日本で7年間プレイ)。
いかがわしい印象のままでは真の意味での日本のスターにはなれません。

それに、常識的にいえば、日本の野球メディアが囃す二刀流とやらは、メジャーではやらせてもらえないでしょうね。
日本での”投手・大谷”は中6日~8日くらいで先発していますけど、メジャーでは中4日に投げねばなりませんし、”打者・大谷”は日本の打者の評価が低いことを考えればメジャーでは未知数ですし、守備ができないため、DHならばかなりの成績が求められます。しかもメジャーでは日本のように相手が”内角を攻めない”なんてことはないわけですしね(※投手には内角を攻めないという不文律があるため)。
大谷選手が本当にメジャーでやりたいならば、来年以降は投手と打者のどちらかに絞り、メジャーを想定した起用に慣れるべきです。そうでなければメジャーに行っても苦労するだけで、時間を浪費するだけです。
私は大谷選手ほどの才能がマイナーで燻る姿など想像もしたくありません。

ただ、もちろん、私だって二刀流を全否定したいわけじゃないんです。
メジャーを想定した二刀流で、中4日・5日で先発して、試合の日は毎日打席に立つというのでなければ意味がないと思うわけです。
私は真の二刀流にこそ本当の夢を見ます。
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