ASKA騒動、笑ったのは

11月25日(2016年)に「覚醒剤使用で逮捕へ」というニュース速報があってから逮捕されたのも異例なら、昨日12月19日に「尿ではなくお茶」という言い訳で釈放されたのも異例。
今回のASKAさんの騒動っていったい何なんでしょうねえ。

ASKAさんといえば、2013年から薬物疑惑が週刊誌で報じられ、本人はそれを否定していたものの、2014年5月に逮捕されると、本人も覚醒剤とMDMAの所持・使用を認め、裁判で懲役3年執行猶予4年の有罪判決を受けたのが記憶に新しいところですし、当時はファンだけではなく、その歌に親しんでいた多くのひとが大いにがっかりしたものです。
そして、それがまた覚醒剤で逮捕されたわけですから、本人がいくらブログで「無実」を訴えたところで信じるのは簡単ではありません。
私ももちろん起訴されて有罪になると思っていました。
何しろ”100%正しい”という科捜研の鑑定によってASKAさんの尿から覚醒剤の反応が出たというのですからね。

ところが、19日に東京地検が下した判断は”不起訴”。
地検によると「任意提出された液体がASKAさんの尿だと立証するのが困難だった」とのことですけど、ASKAさんはブログで「尿ではなく、スポイトで吸い上げたお茶を出してみよう」と思ったと書いているので、おそらく警察や検察の取り調べでもそう主張していたのでしょう。
しかし、メディアに出ている専門家によると、「お茶に覚醒剤を混ぜたものと、体内を通った覚醒剤では代謝物に差がある」とのことで、「ASKAさんから提出された液体に覚醒剤反応があったことは確か」らしいんです。科学的にも論理的にもその説明は正しいと思います。

それなのに立件できなかったというのは、その尿が本人のものであるかどうか、任意提出の際の確認が不十分だったということが考えられます。
「お茶と尿をすり替えた」という臍が茶を沸かすような言い訳に対して、毅然と否定できるだけの手順を踏んでいなかったということでしょう。
起訴したとしてもその尿が証拠として弱いとなれば、公判が維持出来ない可能性があります。
これはまさに警視庁の大失態としかいいようがありません。
そもそも、自宅で任意提出させた”液体”から覚醒剤が検出されたわけですから、ASKAさん(もしくはその家族)が覚醒剤を所持していたことは確かなんです。
これはもいうまでもなく犯罪です。それを立件できなかったということについて警視庁は厳しく非難されるべきです。

また、「逮捕へ」という速報が出たように、警視庁は逮捕前にマスコミに情報をリークしているのですから、こちらも大いに問題です。
これによってマスコミがまだ逮捕もされていない人間を犯罪者扱いしたのです。ASKAさんの言葉を借りれば、まさに「人権問題」ということができるでしょう。
しかも、不起訴決定後の警察はここまで”尿なのかお茶なのか””提出時の確認作業は正しかったのか”などの説明を一切していませんし、マスコミも一切報じていない、つまり取材していないんです。
これを見ればわかるように、警察は自分の都合のいい情報だけを漏らし、マスコミはそれを漫然と聞いて垂れ流すという、不適切な仕組みが出来上がってしまっているわけです。

東京湾岸署から出てきたASKAさんの勝ち誇ったような笑みは、そういう警察とマスコミを小馬鹿にしているようでもありました。
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