コンビニおでんに提案

昨日は家で食べるおでんのことを書きましたが、おでんというのは外で食べるとまた美味しいものです。
その”外”というのは外食店ではなく、屋台みたいなやつです。冬や春先に屋外で寒さに震えながらふうふういって食べるのは十倍増しの美味さといっていいでしょう。
それで私の住む北信で有名なのは須坂市の臥竜公園の〈黒おでん〉。花見の名所でもあるこの公園の、桜の香りとおでんの味を同時に思い浮かべる信州人は多いのではないでしょうか。

この黒おでんは出汁が醤油で真っ黒いというのも特徴なら、串に刺さったおでんが鍋のなかに突き立てられるようにして売られている姿もまた印象的です。
黒い水面からは串だけが覗き、下にある具が見えにくいので、お客さんは目を凝らすようにして選ぶわけですが、眼鏡のひとなどはレンズが曇って仕方ありません。
この突き立てスタイルは長野市内でもちらほら見られ、さるお蕎麦屋さんなどではストーブの上の大鍋におでん串が用意されていて、お客さんはお蕎麦が出来上がるまでそれを摘まんで待ち、食後は店員さんが串の数をもとに代金を計算するという理に適ったことをやっています。
串のおでんは思わず食べ過ぎちゃうので注意が必要です!

串に刺さったおでんというのはいいものです。味よりも見た目がいい。
私は家でも牛すじやタコなんかは多少面倒でも串に刺します。
そもそもおでんというのは串があって本物です。
おでんの語源は平安時代からある〈田楽踊り〉にあるといわれ、豊作を祈り祝う祭事のなかで高下駄を履いて踊る田楽法師の姿をモデルに、豆腐やコンニャク、里芋などを串に刺して焼き、味噌を塗ったものだそうです。いまの〈味噌田楽〉に近いものですね。
もしかしたら、田楽踊りに集まったひとびとも、その串焼きを食べながら見物したかもしれません。
これが江戸時代になると、醤油の登場も手伝って、現在の醤油出汁で煮込む姿になったというのが定説です。

そして、おでんは、もともとは間食や夜食といった扱いでした。おやつといってもいいでしょう。
ですから、屋台などで売られることも多く、”食べやすさ”が大事になって、串に刺したスタイルが確立していったのだと思います。
その意味でいうと、現代の”コンビニおでん”は間食としてのおでんの正統後継者でありながら、串に刺すスタイルで売られていないのは、ちょっとおかしな感じがします。
仕切りのある大きめの〈おでん鍋〉に綺麗に具材を並べた方が見栄えがするかもしれませんが、不特定多数の来店があるコンビニでは衛生上の問題もありますし、私はコンビニでおでんは買いません。
鍋の口を狭くして、深さを利用した方が色んな危険性を減らせると思うので、どこかのコンビニが”伝統的なおでん”に回帰することを期待しています。
コンビニおでんはお出汁も人気だといいますけど、串のおでんを縦長の紙コップに入れて、そこのお出汁を注いであげれば、それも解決できるはずです。

…と、この2日に渡っておでんのことを書いてきましたけど、実はちょっと前から風邪気味で、それをおでんと日本酒で治そうとしたら、あんまり効き目がなくて、かなり苦しんでしまったんです。
やっぱり、病院に行くか薬に頼るかした方が良かった…。
いまはだいぶよくなってきたので、コンビニでDHCのサプリメントでも買って体調を整えようと思っています!
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