行くも帰るも道はひとつ

2016クラブW杯決勝でレアル・マドリード相手に2得点を挙げたことで一気に過熱した柴崎岳のスペインリーグ移籍ですが、この1月31日(現地)、ついにそれが現実のものとなりました。
しかし、その移籍先は1部ではなく、2部のCDテネリフェ。
1部のUDラス・パルマス入りが囁かれながらのスペイン入りでしたから、私もひとりのファンとして少々がっかりしましたし、多くのひとが同じような気持なのではないでしょうか。
ただ、ラス・パルマスにフラれてそのまま日本に戻ってくるのではなく、移籍市場が締まる31日のうちに同じカナリア諸島を本拠地とするテネリフェに飛び込んだところに、柴崎岳のスペインリーグに対する強い執念を感じました。

契約は完全移籍で”半年間”とのことですから、そこで活躍して1部入りを目論んでいるのは間違いありません。
スペイン1部では乾貴士と清武弘嗣がプレイしているとはいえ、まだまだ日本人選手の評価は高いとはいえませんし、2部でしっかりアピールするのもいい選択肢だと思います。1部チームに移籍しても試合に出られなければあまり意味がなくなってしまいますしね。
2部にはジムナスティック・タラゴナの鈴木大輔がいるので、色々と情報を交換したり、互いに切磋琢磨したりできるでしょうし、心強いとも思います。

海外移籍を2部から這い上がるといえば、鹿島アントラーズの先輩・大迫勇也がその成功例のひとりです。
2014年1月にドイツ2部のTSV1860ミュンヘンに移籍した大迫は、そこでまずまずの結果を残し、6月には1部のFCケルンとの契約を勝ち取りました。
そしてそこで少しずつ力をつけてゆき、いまではケルンに欠かせない選手となっただけではなく、日本代表の1トップにのし上がったわけです。
柴崎もそういう未来を思い描いているのかもしれません。
2月1日のメディカルチェックの際に報道陣の前に出てきた柴崎は、やる気に満ち満ちたいい笑顔をこぼしていましたしね。
大いに期待しましょう!

そんな移籍に関してですが、2月1日に発表された清武弘嗣の日本復帰(古巣のセレッソ大阪)にはびっくりしました。
所属するセビージャFCでなかなか試合に出してもらえず、移籍先を探しているという報道はこれまでにもありましたけど、その行き先のなかに直前までJリーグはなかったはずです。
清武は公式ブログで、「スペインで挑戦し続けたい」との悔しさをこぼしつつも、W杯予選と本戦を見据えて、「日本での環境からチャレンジをしていくべきなのでは?と強く感じました」とその決断理由を語っていました(単身赴任で奥さんや幼い息子さんと離れ離れなのも理由かもしれません)。

清武はまだ27歳(89年11月生まれ)ですから、一般的にいえば日本に戻ってくるのはまだまだ早いようにも思えます。
スペイン1部というレベルの高いリーグで、しかも現在3位につける強豪セビージャに対する未練も相当なものがあったことでしょう。
また、出場機会を求めるにしても昨季までいたドイツ1部という選択肢もあったはずです。
”ビッグリーグでの活躍”というサッカー選手なら誰もが望む夢を振り切って日本に復帰した清武の決断は、その理由がなんであれ、かなり重たいものであることは確かです。
私はそれを尊重したいと思いますし、心から応援したいと思っています。
これからは、かつての遠藤保仁のように、”Jリーガーでありながら代表の中心選手”という、日本の選手やサポーターが夢見る存在になって欲しいですし、そうなると私は確信しています。

それにしても、セレッソ大阪はあのセビージャからワールドクラスの攻撃的MFを手に入れたのですから、これほど羨ましい話はありません。
例の”2100億円契約”のせいか、いまのJリーグは、外国の有名選手を獲得する話が持ち上がったり、投資にずいぶん前向きになっている印象があります。清武の復帰もこれがなければ難しかったのではないでしょうか。
”日本代表の中心選手が観られる”というのもまたJリーグを活性化させそうですよね。
代表だけではなく、Jリーグも任せたぞ!ヒロシ・キヨタケ!
人気ブログランキングへ
スポンサーサイト
プロフィール

かつしき

Author:かつしき
FC2ブログへようこそ!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード