2017全中フィギュア 頼もしい男子たち

2017銀嶺国体から1週間、今年も長野市にやってきた全中フィギュアですが、世界ジュニア女王・本田真凛さんが出場するということもあって、メディアでも多く取り上げられていたせいか、今日2月7日の男女FSには例年以上の観客が訪れていました。
いつもの”地元中学生席”も端っこの方の狭いスペースになってしまいましたしね。

私ももちろん女子を楽しみにしていましたけど、男子も同じくらい楽しみ。
なかでも昨年の全中で観て以来ファンになった島田高志郎くんが中学王者を獲れるかどうかというところを注目していたわけす。
その島田くんは期待通りSPを首位で折り返し(65.06)、FSでは初っ端に挑んだ3Aを転倒するも(DGか)、3Lz+3Tを鮮やかに決め、持ち前の演技性で観客を魅了すると、後半も3Lzと3F(エラー気味)を着氷し、2A+3Tも決めて、「これで優勝は決まり!」と思われたものの、3Loの踏み切りで転倒してしまうまさかの失敗(もちろんノーカン)。
直前練習でも何かのジャンプの踏み切りで転んでいましたけど、あれもループだったのかもしれませんね。
これによってFSのスコアは116.06(TES56.36・PCS61.70・減点2)、合計181.12という微妙なところに…。
しかし、島田くんは技術面の突き詰め方や表現面でのこだわりなどで他の選手とは一線を画し、ひとつ上のステージを見つめていることは確かです。世界ジュニアではやってくれるはず!

そんな島田くんのミスにより俄然チャンスが広がったSP2位(63.68)の木科雄登くんは、3F+2Tでスタートすると、3Aを回避しての2Aをしっかり決め、3Lzも成功。
スピンとステップも丁寧に揃えてゆき、勝負がかかった後半冒頭の3Lo+3Tは惜しくもステップアウトの後、堪えきれずに転倒。
しかし、そこから崩れることなく、3F、3Lo、3S、2A+1Lo+2Sと的確に揃えていったのは立派。銀嶺国体の時もそうでしたけど、安定感がありますねえ。
楽しみなスコアはFS118.67(61.37・58.30・減点1)、合計182.36で島田くんを逆転!
端正な滑りと確かな技術、そしてハンサムなルックスは”岡山のヤグディン”といった風情でしたね!

これで勝負あったか、という男子ですけど、最終滑走に驚きが待っていました。
SP3位(59.55)の壷井達也くんは、3Lz+3T、2A、3Lo+2T+2Loを揃えて快調な立ち上がりを見せると、スピンを挟んで、3Lzと3Sも成功させる抜群の前半戦。
ただ、後半は2A+2Tを決めるも、3Fで着氷を乱し、3Loも堪える形。
体力的な問題からジャンプを前半に固めていたのでしょう。
そうしてスタミナが心配されるなか始まった終盤のステップシークエンスでしたけど、深くて正確なエッジをベースにした圧巻のスケーティング。中学2年生にしてシニア顔負けの技術力といっていいでしょう。これには私も度肝を抜かれました。この数年全中フィギュアを観てきましたけど、ここまでスケーティングが上手い選手は記憶にありません。
ジャンプもほぼ揃え、巧みなスケーティングによって表現面でも鮮やかな印象を残した壷井くんに対し、会場は「優勝あるぞ!」という生唾を呑みこんだ雰囲気。
そんななか出てきたFSのスコアは122.06(63.06・59.00)、合計181.61!
木科くんにはわずかに届かなかったものの見事な準優勝でした。
夏の『THE ICE』で拝見したときも、小気味よいジャンプと、小柄ながらスタイルがよく、長い腕を使った魅せる演技が印象に残りましたけど、またさらにレベルアップしましたね。
身体が出来上がってくる来季以降がさらに楽しみになってきました!

この結果、優勝は木科くん、2位は壷井くん、3位は島田くん。
3選手とも見応えのある演技で誰が優勝してもおかしくなかったと思います。
おめでとう!
また、4位からも素晴らしい選手ばかりで、ルッツやフリップからのセカンドトリプルは当たり前になっている上に、3Aに挑む選手も何人かいるのですから、頼もしい限りでした(残念ながらみな転倒)。
中学生年代(ジュニア)は女子のレベルアップばかりがいわれていましたけど、ここ1、2年で男子も凄く伸びてきましたね。
これは選手の努力はもちろんのこと、ご家族、とくにお母さん方の応援の賜物だと思います。
三宅星南くん(5位)のスコア待ちの際、『LA・LA・LA LOVE SONG』(英語版)が流れるという粋な演出がありましたけど、とびきりの今を生きる選手たちに勇気をくれるスケートママたちに感謝!
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