業界ルールから守ってくれるのは宗教という悲しさ

”芸能界と宗教”といえば、これまでも人気の芸能人がカルト的な宗教に入信し、その看板になって活動するケースがいくつもあり、そう驚くようなことでもないのですが、それが売り出し中の若手となれば話はまた別です。

今日2月12日(2017年)、15年の朝ドラ『まれ』で人気を博し、その後はバラエティ番組などでも活躍していた女優の清水富美加さんが、「幸福の科学という宗教に出家」して、「芸能界から姿を消」すことを発表しました。
幸福の科学によれば、もともと清水さんの両親が信仰していたこともあって、清水さんも子供の頃から宗教活動に参加していたそうですが、事務所から少ない給料でこき使われていたことと、良心や信条にそぐわない仕事(人肉を食す役など)を強要されたことで、清水さんが精神的に参ってしまい、出家を決断したとのことです。
ただし、芸能活動については”引退”ではなく、幸福の科学の所属で続けるようですね。

これに対し、清水さんが所属していたレプロエンタテインメントは、「適切な報酬を支払っていた」とした上で、今後は信仰を尊重し、仕事量も減らすよう配慮すると本人に申し入れたものの、理解を得られなかったと説明すると同時に、「契約は5月20日までなので、決まっている仕事は最低限して欲しい」との不満を漏らしていました。

そんな両者の主張を聞いても、私にはどちらが正しいとも悪いかもわかりませんし、それを判断するつもりもありません。
ただ、日本の芸能界というのは独特だなあ、と思うだけです。
清水さんは待遇面や仕事内容で不満を抱えていたみたいですけど、普通のマネージメント契約(欧米の芸能界はもちろん、日本でも国際的に活躍する音楽家やスポーツ選手などが行っているもの)ならば、本人がマネージメント会社を気に入らないというのならば、他に変えるだけなんです。
しかし、みなさんご存知のように、日本の芸能界ではそういう自由はありません。
”事務所中心主義”という業界のルールから逸脱したタレントには”干される運命”が待っています。
力のないタレントならば給与も待遇も事務所の意向に従わねばならない、逆らえば仕事をもらえなくなる、そういう不安があったと清水さんも語っていました。
レプロエンタテインメントには”能年玲奈さん”も所属していただけに、彼女がどういう扱いを受けたかを見ていれば、恐ろしくもなるというものです。

日本の芸能界の独自ルールでは、所属事務所と揉めてしまったタレントは他の事務所が引き受けてくれませんし、個人事務所を立ち上げても、前の事務所の圧力でなかなか仕事ができません。
そんななか、清水さんが宗教を避難先に選んでしまったことは日本の芸能界ならではの不幸といえるでしょう。
幸福の科学には芸能部門もあるようなので、今後の清水さんはそこで活動してゆくみたいですけど(法名の千眼美子で)、以前のように色んな媒体で彼女を見ることは少なくなるはずです。
これは本当にもったいないことです。
またこれは、若い才能がそれを発揮する場として、芸能界を見捨てているということなんです。

いまこそ芸能界全体として、何かを見直す時期が来ているのではないでしょうか。
流行りの言葉でいえば、”タレント・ファースト”です。
その上で不満をいうのならば、ただの我がままというものですしね。
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