2017WBC、アメリカに渡る代表にエール

昨日3月15日のイスラエルに勝ったことで、我らが野球日本代表は第2ラウンドを3連勝の首位通過。
これでWBCも4大会連続のベスト4進出となり、いよいよアメリカに乗り込むことが決まりました。
しかし、これで喜んでいてはいけません。
第1・第2ラウンドともにホームで戦い、しかも日程的にもかなり優遇(全試合午後7時開始)されていた日本代表にとって、ここは”ノルマ”といっても過言ではないのです。
そもそもアメリカで試合をしないうちはWBCって感じもしませんしね。

そして、次に日本が戦う準決勝第2試合は3月21日のロサンゼルス。
相手はまだ決まっていませんが、アメリカ、ドミニカ、プエルトリコ、ベネズエラのいずれかで、どれも恐ろしい強敵です。
第2ラウンドまでの相手ピッチャーにはメジャー(契約)の投手はひとりもいませんでしたけど、準決勝からはそんなわけにはいきません。これまでとは一段、いや二段上のピッチャーが相手になることでしょう。
前回2013年大会でも日本代表は、マイナー以下の投手相手の日本ラウンドでは、第1ラウンド3試合でそれぞれ、5-3・5-2・3-6、第2ラウンドでは4-3・16-4・10-6という”打ち勝つ”試合が多かったわけですけど、アメリカに渡っての準決勝プエルトリコ戦では1得点しか奪えず無念の敗退となってしまいました。
この得点力不足には、ドームではなく、”屋外球場”という要因もあるかもしれませんが、打てなくなることにかわりはありません。

このWBCという大会は、まずアジアラウンドとアメリカラウンドに分かれて戦い、そこを勝ち抜いた2ヶ国が準決勝以降を戦うというレギュレーションになっているわけですが、選手の質を見ればわかるようにアメリカラウンドの方に強豪国が偏っています。
この2017年大会を見ても、アメリカラウンドの8ヶ国はメジャーリーガー主体のチーム編成を行っているのに対し、アジアラウンドはマイナーリーガー主体(それ以下の国も)というわけです。
ちなみに2013年大会も決勝はドミニカ×プエルトリコというカリブ海対決でした。

今年の日本ラウンドでも日本代表は、第1ラウンドでは11-6・4-1・7-1、第2ラウンドでは8-6(タイブレーク)・8-5・8-3と、打撃によって相手をねじ伏せてきましたが、準決勝からはそうはゆかないでしょう。
打線はいかに細かく点を取るか、投手陣はどれだけ踏ん張れるかの戦いです。
21日までの時間で、これまでやってきた野球を完全に切り替える必要があります。
同じ気持ちでいったら酷い目にあうのは間違いありません。

WBCというのは本当の意味での世界大会かどうか疑問が残るものの、日本野球とメジャーリーグとの力の差を計るという意味ではとても価値がある大会だと思います。
そして、日本からメジャーに移籍しようとする選手が激減し、レベルの低下が囁かれているなかでも、日本の野球の質とスタイルが他国に誇れるものであることを見せつけねばなりません。
それこそが真のノルマなのです。

日本ラウンドで戦ったキューバのマルティ監督は、「日本は野球をするマシーンのような完全なチーム」と、褒めているんだか腐しているんだかわからないコメントを残していましたけど、確かにそのマシーン化こそが日本野球の本質です。
キューバやキュラソー島出身の多いオランダを見ればわかるように、中南米の選手たちは練習中から笑顔が絶えません。子供の頃からそうやって野球に親しんできたのでしょう。
しかし、日本は違います。
日本では自らを殺した反復練習によって子供の頃から徹底的に基本技術を叩きこまれ、野球マシーンになることを良しとします。
だからこそ日本選手はあらゆる状況で一定の力を発揮することが出来るのです。
”自由”や”楽しさ”からは規格外の怪物が生まれ、そういう選手がメジャーのスーパースターになるのかもしれませんが、日本野球は”規格内の高品質”を量産することを目指してきたわけです。
かつて代表のキャプテンを務めていた宮本慎也が、その現役引退会見で、「僕は野球を一回も楽しんだことはありません。仕事として真剣に向き合って19年間やってこられたことが誇りです」という名言を残したように、笑顔なんていらないんです。

マシーン野球で楽しい野球を打ち負かしましょうぜ!
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