今村大臣激高の理由が知りたい

議院内閣制のトップに当たるひとのことを”首相”、または”総理大臣”と呼びますけど、我が国日本は象徴天皇を掲げる立憲君主制なのですから、”総理大臣”の方が適切だと私は思っています。
”臣”は「主君に仕えるもの」という意味です。
総理大臣を初めとした国務大臣は、国民統合の象徴たる天皇陛下から任命、認証されるのですから、それに恥じない振る舞いをし、国民全体のために奉仕すべきなのです。
その意味でいえば、4月4日(2017年)の今村雅弘復興大臣の”激高記者会見”はまさに失格といえるでしょう。
公式の場で大臣があのように取り乱すなどあってはならないことです。

ただ、ニュースなどでは、記者から福島の自主避難者に関する質問をされた今村復興大臣が、「どうするって、それは本人の責任でしょう。本人の判断でしょう 」と答えると、その発言を突っ込まれた大臣がしどろもどろになって、しまいにはその記者に対して「出ていきなさい。もう二度と来ないでください!」と吐き捨てて会見場を後にした場面を”切り取って”伝えていましたよね。
これだけだと今村大臣にかなり問題があるように見えてしまいますけど、現職大臣が公式の場で感情を露わにするというのは、普通に考えればおかしなことです。
おそらく、多くのひとが「なぜこんなに怒ってしまったのだろう?」と疑問に思ったはずです。
そして、本来それに答えるのが報道なんです。
”切り取る”ことは報道ではありません。

そこで、復興庁のHPや記者との質疑応答のすべてを映した動画を確認すると、まずこれは閣議後のお定まりの会見なんです。
そこで今村大臣は、東北の被災地の生活インフラの復旧はほぼ終了しているが2020年までにやり遂げたい、福島では川俣町・浪江町・飯舘村・富岡町が避難解除されたのにともない生活環境の整備を推進させたい、帰還困難区域についても今後5年を目途に特定復興再生拠点を整備したい、そして心の復興や産業・生業の再生などソフト面での復興にも喫緊に取り組んでいきたい、などと新年度の抱負を述べていました。
それが質疑応答に移ると、あるフリージャーナリストが、「自主避難者の方の住宅の無償提供も打ち切られましたけれども」と話し始め、そこからずーっと”自主避難者”についての質問、というか要望を執拗なまでに繰り返したんです。
今村大臣はしどろもどろながらも、「国が対応する部分と福島県が対応する部分がある」「基本的には自主避難は御本人の判断」と説明して、”法に基づく線引きがある”ことを行間に匂わせるのですが、フリージャーナリストはそれを無視して、「自主避難者にも国が責任を負うべきだ!」と主張してやまないわけです。

もちろん、ジャーナリストが一方的に要望を述べるのは質疑応答の趣旨からもずれていますし、自主避難についての答えは今村大臣の「我々は福島県の対応をサポートする」で終わっているのですから、繰り返しの質問は復興庁の職員が遮って、「その話はまた後日別の場で」としなければなりませんでした。
今回は職員の気が回らなかったわけですが、それならばそれで今村大臣が上手く”いなす”べきなんです。
それが出来ずに相手の奇襲に面食らって慌てふためき、自分で土俵を下りるなど、70歳で当選7回の衆議院議員であり、これまで内閣の役職にいくつも就いてきた政治家として、本当に情けないかぎりです。
大臣がキレた瞬間、フリージャーナリストもマスコミ各社も、”してやったり”と内心狂喜乱舞していたはずですぜ。
今村大臣は猛省せねばなりません。

日本のマスメディアと偏向ジャーナリストにとって真実などどうでもいいんです。
国を叩く自分、権力と対峙する自分、それで注目とお金を集める自分が大好きなひとたちなんです。
それが多くの国民にばれ始めているからこそ、日本の報道は信頼を失っているのではないでしょうか。
普通のひとが知りたいのは、”会見でどんなやり取りがあったのか”ということです。
重要なのは中身です。
場面を切り取るのではなく、全体の意味をまとめて伝えるのが報道というものでしょうに。

みんな、今村大臣のエヴァンゲリオンネクタイの意味も知りたがっていると思いますぜ。
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