そこはやっぱりボディでしょ

このところちょっとした議論になっている”受動喫煙問題”といえば、”公共の場での全面禁煙”を求める厚労省と”ちょっとくらい吸わせてよ”という自民党の対立ばかりが注目されてきましたが、ここにきて自民党内のごたごたが大きな話題になっていますよね。
その発端は5月15日に行われた自民党・厚生労働部会の会合で、ガンを経験したこともある三原じゅん子参院議員が、「ガン患者のためにも職場での受動喫煙を防止すべきだ」という演説をしている最中に、「働かなくていいんだよ!」という野次が飛んだというものでした。
この会合はマスコミをシャットアウトしていたものの、三原議員がこの野次を自らのブログに上げたり、マスコミに話したことで、”犯人探し”が始まったわけです。

そして、会合に出席していた自民党議員たちが口を揃えて密告した名前が”大西英男衆院議員”。
これで大西議員はマスコミの取材攻勢を受けることになったわけですが、当初は「いっていない」と全面否認。
しかし、21日頃からマスコミがどこぞで手に入れた会合の”音声データ”を公開すると、そこにばっちり、大西議員らしい声が入っていたことから、「そういう”趣旨”のことはいってない」と微修正。
そして今日22日に会見を開いた大西議員は、「ガン患者を深く傷つけてしまって、深くお詫びする」といって頭を下げたものの、「働かなくていいんだよ!」という野次については、ガン患者に対してではなく、受動喫煙を避けたい「小規模飲食店の従業員”に対してだ」、と苦しい釈明。
音声を聞けば、誰だってガン患者に向けたものだってわかりますぜ。

内々の発言とはいえ、ここまで下衆な野次というのは聞くに堪えないものがありますし、またそれを追及されて、その場しのぎの嘘でごまかそうとする姿勢にも吐き気を催します。
こういう人間に今後自民党が公認を与えるのか、また、東京16区の有権者がどう判断するのか、これから注目したいですね。

ただ、今回の騒動では、三原議員のやり口にも、私は疑問を感じています。
これは仲間内での会合というより、自民党内での喫煙派と反対派の戦いです(大西議員は自他ともに認める大の愛煙家)。
そこで、汚らしい野次を飛ばされたのですから、三原議員はその場で大西議員を糾弾し、真意を問い詰め、徹底的に打ち負かすべきでした。
音声データでの三原議員は、「働かなければいいなどという話がありますか、弱いひとたちの立場を考えて法案を作るべきだ」と反論していましたけど、それでは弱すぎます。
あそこは喫煙派をやりこめるチャンスでした。大西議員の発言は喫煙派の総意なのか、と攻め崩すべきでした。
それなのにその場では反論するだけに留め、会合の後でブログやマスコミを使って批判するなどというのは、政治家のやることではありません。議論から逃げているだけです。
顔に泥を塗るのではなく、”ボディ”に強烈な一撃を見舞ってやって、ぐうの音も出ないようにしてやるのが政治家の戦いです。
ましてや大西議員は同じ党の仲間なのですから、恨みが残るのは得策とは思えません。

そして、音声データをマスコミに流した議員。
おそらく”受動喫煙防止派”だと思いますけど、これも卑怯としかいいようがありません。
文句があったら、その場でいうべきです。強面の大西議員にビビっちゃったのでしょうか?
内々の会合を外に漏らしていては自由な議論はできませんし、このことが野党やマスコミの餌食になることもわからなかったとしたら、議員失格です。

こんな会合ばかりならば、自民一強もそう長くはないと思いますぜ。
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