見えてきた民進党崩壊

7月2日(2017年)の東京都議選で民進党が惨敗(18→5議席)した後に、その責任を取るために幹事長を辞める意向を漏らしたとされる野田佳彦氏ですが、昨日22日、蓮舫代表がそれを受け入れ、近日中に執行部を一新するという報道がありました。
しかし、幹事長が”地方選挙”の責任を取って辞めるなどというのはあまり聞いたことのないおかしな話です。
たとえば13年の都議選でも民進党(民主党)は43→15議席という大敗を喫しましたけど、当時の細野豪志幹事長は辞める素振りすらありませんでしたし、15年の統一地方選挙で民進党が惨敗したときの枝野幸男幹事長も何食わぬ顔で留任しています。
それなのになぜ野田さんだけが辞めなくてはならないのでしょう?

その理由のひとつが”政党支持率の回復”かもしれませんが、それは幹事長人事でどうにかなるものとも思われません。
こつこつと信頼を失ってきた結果ですからね。
現在の民進党の政党支持率は、どのメディアが出しているものでも1桁で、しかも毎月少しずつ落ちているのですから、凄まじい絶望感です。
民進党は野党なので世論調査では”支持する・しないの理由”については調査項目にないみたいですけど、今年2月にメディアのインタビューを受けた野田幹事長は「世間から反対だけの政党と見られている」という自己分析をしていました。
これはおそらく正しいのではないでしょうか。
対案を出せない政党には”政権担当能力”に疑問符がつけられます。
民進党は数の上では野党第1党ですけど、国民からすれば、政権を担えない党、ただの2番目の党という評価というわけです。

政権や与党をチェックするだけの政党ならば、議席数はそんなに要りません。
たとえば共産党がそうですね。
しかし、共産党がいつの時代も一定の支持を集めるのは、それを”必要悪”だと考える国民がいるからでしょう。
かつての社会党もそうです。
国民はいつの頃からか民進党もその必要悪のひとつに数え始めたわけです。
そして、その必要悪は必要以上に増殖をすれば国に害を成します。
自社さ政権や民主党政権で国民はそれを学びました。

いまの民進党は議席のためだけに共産党と歩調を合わせ、必要悪路線を突き進んでいますが、この野合もまた国民からそっぽを向かれている理由でしょう。
国民からすれば必要悪は共産党だけで十分なのです。
野党第1党に求められるのは政権担当能力であり、政権交代の可能性です。
民進党のいまの路線はそれを自ら放棄しているといっていいでしょう。

民共合作に反対して民進党を見限った長島昭久衆院議員も、離党会見のなかで、「民進党は具体的な対案が出せず、行き詰まると感情的に反対するだけ」と語っていました。
こういう正しい批判ができるひとを手放してしまった民進党は本当に愚かですね。
長島氏は7月20日に行われた雑誌社の懇話会でも、「民進党は共産党の2軍になってしまった。自民党の2軍なら1軍がこけたらかわりに上がれるが、共産党の1軍は何をやっても政権にはたどり着かない」という厳しいダメ出しをしています。

民進党に必要なのは、執行部人事の刷新ではなく、自ら政策を打ち出し、政権担当能力を示すことです。
それが出来ないのであれば、共産党と合体して、必要悪として一塊になるべきです。
そうすれば政界でも”本当に必要な野党第1党”の結成が加速するはずです。
民進党はもうネクスト・キャビネット(次の内閣)とかいうまやかしは止めて、政権を担当する能力も意欲もないことを明確にすべきです。
二重国籍の人物を党首にしたことでもわかるように、民進党の議員だって党の限界は見えているに違いありません。
彼らは政権交代なんて考えていないんです。頭にあるのは自分たちの次の選挙だけです。
だから共産党とも安易に手を組むし、”メディア映えする”という理由だけで蓮舫代表を選ぶ。

ところが、その蓮舫代表になっても政党支持率はまったく下げ止まらない。
自分のことしか考えない、薄汚い腹の底が透けているからです。
私には野田幹事長の辞意も、党のためではなく、泥船から逃げ出す準備をするためだとしか思えません。
そして、逃げ出す先は”本当に必要な野党第1党”でしょう。
しかし、身勝手な元民進たちで作られた党では国民の期待に応えられるはずはありません。
日本の政治の未来は、元民進を”仕分け”した先にあります。
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