蓮舫代表、意味不明な辞任会見

公党の、それも野党第1党の党首がその職を辞するとなれば、その理由を国民に対して明確に説明するのがまさに責任というものだと思いますけど、昨日7月27日(2017年)に辞任会見を開いた民進党・蓮舫代表のそれはまったくもってあやふやなものでした。

まず記者会見の冒頭、蓮舫氏は辞任理由と自分の思いをぐだぐだと語ったわけですが、要約すれば、「安倍内閣を攻めることは出来たが、民進党を国民の受け皿にすることが出来なかった」というものでした。
まあ確かにその通りですね。蓮舫氏は昨年9月に鳴り物入りで代表に就任してから血眼になって安倍内閣批判を繰り返していたものの、民進党の政党支持率は一向に上昇しないどころかじわじわと下がり続けているというのが実情です。
ただ、野田佳彦氏が都議選の惨敗を受けて幹事長職を辞したのも異例でしたけど、党の代表が政党支持率低下を理由に辞めるというのも異例中の異例です。ちょっと聞いたたことがありません。
これが先例になれば、今後の民進党の幹事長は地方選挙の度に腹をくくらねばなりませんし、代表は政党支持率とにらめっこする毎日になります。

続く記者団との質疑応答でも蓮舫氏は都議選惨敗が辞任理由ではないと明確に否定、一部マスコミからあった後任幹事長人事で躓いているという見方にも「人事には着手していない」と否定、ネットを中心に問題視され、党内部からも説明を求められた二重国籍疑惑も「まったく別次元の問題」と強く否定、党内からの辞任圧力も「慰留する声があった」と否定。
話を聞いていると、なんで辞めなくてはならないのかわからなくなってきます。
そして、蓮舫氏は「誰にも相談せず、自分ひとりで辞任を決めた」とのことでした。
蓮舫氏といえば攻撃的な口調が持ち味で、この辞任会見でもはきはきとしゃべっていましたけど、”言語明瞭、意味不明”という古い言葉を思い出しますよね。まったく内容のない会見でした。

そして、この約10ヶ月の代表生活での成果を問われた蓮舫氏は、「安倍内閣批判もしてきましたけど、それだけではありません!」といって、”対案のない民進党”という批判を否定しながら、「国民の知る権利は憲法調査会のなかでも議論していますし、公文書管理のあり方や国家戦略特区のあり方を抜本的に見直そうとしてきました」と胸を張っていました。
なんだか凄いドヤ顔でしたけど、議論はいくらしても成果じゃないですよね…。
この会見と同じくまったく内容のない10ヶ月だったということでしょう。

ちなみに報道によれば、蓮舫氏は後任幹事長人事については何人かに声をかけたものの、色よい返事がもらえなかったそうです。
もともと出身派閥の野田グループで固めた執行部でしたから、党内ではそれへの反発もあったでしょうし、いまとなっては誰も泥船には乗りたくないということなのだと思います。蓮舫氏には困ったときに助けてくれる”お友達”も少なかったのでしょう。

そんな蓮舫代表の”支持率”が就任当初から低迷していた理由はいくつか考えられますけど、代表選挙のときに発覚した”二重国籍疑惑”が最初の躓きだったことは間違いありません。
蓮舫氏は資料をもとにした明確な説明を拒み続けましたが、代表の国籍がどうなっているのかわからない党に国民が政権交代を期待するはずがありません。脛に傷を持ったままの政権批判もまた失笑を買うばかりでした。

そして、いわゆる”民共合作”。
蓮舫氏も辞任会見で、「民進党としての姿勢がわかりにくくなった」と語っていましたけど、簡単にいえば共産党に呑込まれてしまったということでしょう。都議選でも共産党は議席を伸ばし、民進党は大きく失っているわけですから、得をしているのは共産党だけというわけです(蓮舫氏が代表になる前の参院選でも共産党だけが躍進)。
民共合作後の民進党は”反対のための野党”路線を突き進み、もはや共産党との区別がつきません。

つまり、辞任の本当の理由というのは”二重国籍疑惑”と”路線選択のミス”なんです。
それを隠したまま辞めるからあやふやな会見になってしまうんです。
二重国籍を隠蔽していたことを素直に謝罪し、自分の首をかけて民共合作路線を放棄するという辞任会見ならば、民進党の支持率も少しは回復したはずです。
しかし、蓮舫氏は間違いを認めず、”カッコいい自分”を守ることを選んだわけです。
この姿勢は民進党そのものといってもいいでしょう。
新代表が誰になっても、”民意の受け皿”になるはずがありません。

間違いを認めない先には改善も成長もなく、あるのは破滅のみです。
民進党の終わりはまた一歩進みました。
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