THE ICE 2017(後その1)

(続きです。記憶違いがあるかもしれませんがご容赦を。)
こうして第1部があっという間に終わり、恒例のフィナーレダンスレッスンの先生役は小塚くんと舞さん。
今回は浅田真央現役引退記念に因んで振り付けにソチ五輪FS(ラフマニノフ)のフィニッシュポーズを取り入れる特別バージョン。
”浅田真央メドレー”をやっているときの楽屋裏では演者たちが浅田さんの真似をしながら盛り上がっていたそうですから、それを観客も一緒にというわけです。
それにしても崇ちゃん&舞ちゃんの先生ぶりが板についていること。まったく噛みません。

例年ならばこの後はトークコーナーになるわけですけど、リンクに緋毛氈が敷かれて、いつもと違った雰囲気。
この『THE ICE 2017』を前にした報道で、「浅田真央さんに愛知県民栄誉賞と名古屋市特別功労賞が送られ、夏のアイスショーでその授賞式が行われる」とあったので、名古屋公演の初日(8月4日)がそうに違いないと思っていましたけど、予想通りでした!
まずは大村秀章愛知県知事からの県民栄誉賞の授与。
「あなたの活躍は県民だけではなく世界のひとびとに勇気を与え、努力を続ける姿とその笑顔は愛知県民の誇りであります!」
パネルで紹介された副賞は名古屋の磁器メーカー〈ノリタケ〉のティーセット。
デザインは浅田さんからのリクエストで、ビールマンポジション、スケートシューズ、そして愛犬エアロの3種類。
エアロの序列高っ!
続く名古屋市民特別功労賞では市民に人気の河村たかし市長が登場し、得意の”みゃあみゃあ弁”で受賞の言葉を述べると浅田さんもちょっと苦笑い。
副賞には「真央ちゃんはスケートをやっていなかったらケーキ屋さんになりたあ、いうとったから」といって、市内の老舗洋菓子店〈フィレンツェ〉の特製ケーキ。こちらも実物ではなくパネルで紹介。
ホワイトチョコで作ったスケート靴の飾りがついた大きなケーキで、たぶんショーが終わったら出演者やスタッフで食べるんでしょうねえ。
浅田さん、ダブル受賞、おめでとう!
ちなみに、河村市長はしっかり「特別功労賞の第1号」といっていましたけど、大村県知事は「県民栄誉賞第1号」のことをいい忘れていました。
両方とも浅田さんの引退を受け、特別に条例を定めて作られた賞であり、愛知県も名古屋市も”浅田真央”に対する礼儀と敬意と感謝をしっかりとした形で示したわけです。
それにしても、浅田さんのような国民的・世界的なヒロインが地元にいるなんて、他府県民からしたら本当に羨ましい限りです。
河村市長は「パレードもやりてえ」といっていましたけど、実現したら盛り上がるでしょうねえ。
私も観に行きたい!
そして、浅田さんからは、「私が生まれたこの愛知県名古屋で、このような素晴らしい賞をいただけて、本当に嬉しいです。この『THE ICE』が終わったらあらたなスタートになります。やりたいことだったり、成長になることをこれからやっていきたいと思います」とのコメント。
スケートから距離を取るようにも聞こえてちょっと不安…。

休憩を挟んで始まった第2部の幕開けは黒竜江省雑技団による驚愕のパフォーマンス。
女性陣による中国ゴマを回しながらのスケートはもちろん、男性が下になった人間ピラミッドだけでもびっくりするのに、そのピラミッドの頂点から少女が抱え込み後方2回転して別の男性陣がキャッチするという労働安全衛生法(中国にはあるんでしょうか?)に抵触しそうな大技まで繰り出すのですから、これぞ中国雑技!
私も凄く楽しかったですし、会場もフィギュアスケートとはまた違った興奮に包まれていました。
こういうのもたまにはありですね。

関西大学スケート部監督という重責を担う織田信成くんは『To Build a Home』の情感溢れるヴォーカルを伸びやかかつしなやかに表現。
3Lzも現役時代と遜色ないくらいのバネを見せつけましたし、細かな表現技法も色々と取り入れ、選手としての進化を止めていないように感じました。惚れ惚れする美しい滑りでしたね。
小柄ながら手足が長くて見栄えのいいスタイル、素直なスケートとネコ科の動物のようなジャンプ。
フィギュアスケーターとして抜群の才能を持っていることを改めて認識させられました(競技会のプレッシャーが最大の難敵)。
関大スケート部男子で一番いいスケーターかもしれません。
関大での指導方法は、「俺を超えろ!」の一言ですね!

そのように織田くんも凄かったんですけど、次の鈴木明子さんも14年に引退したとは思えないキレキレの『リベルタンゴ』。
背筋も現役時代さながらに割れていましたし、コーチ業の傍らでかなり滑り込んでいるのでしょうね。
スケーティング技術をベースにした表現の華やかさと迫力はもちろん、トリプルジャンプもしっかり決めていて、公式戦でもいけるんじゃないかと思わせました。
引退して一時期は衰えを感じましたけど、そこから建て直してくるのですから、やっぱりスケートが好きなんでしょうね。
私も鈴木明子のスケートが大好きです。
そして、結婚おめでとう!

『THE ICE』の大黒柱ジェフリー・バトルは出演者のなかでは最年長のはずなんですけど、カナダ人シンガー、フランチェスコ・イエーツ(21歳)の高音が心地よい『Better to Be Loved』を少年ぽく滑るのですから”さすが”の一言でした。
見た目もこの10年でまったく変わっていないようにすら思います。
曲の乗りの良さを全身で表現しながら観客の心を弾ませ、一体感と熱狂を生むバトルらしいプログラムに私も大満足。
ただ、2Aをステップアウトしたのは残念。ルッツはダブルでしたし、ジャンプではさすがに年齢が出ちゃいましたね。
それにしてもフランチェスコ・イエーツいいですね。アルバムが欲しくなりました。
ジェフの”カナダステマ”にやられている!?

大きな拍手のなか登場したのは浅田さんの弟分であり、新しい名古屋の至宝でもある宇野昌磨。
披露するプログラムは今季のSP四季の『冬』だったんですけど、冒頭の弩迫力の3Aで会場に公式戦の緊張感をもたらすと、後半の4Fはステップアウトするも、3A+1Lo+3Fはしっかり決めて、仕上がりの良さを見せつけました。
SPでは3Aからの3連続は出来ませけど、ここはどんなジャンプを持ってくるのでしょう?
単独3Loと4F+3Tの組み合わせか、単独3Fと4T+3Tか、いずれにしろ後半に4回転を固めることで、絶対王者・羽生結弦の世界最高点に近いスコアが狙えるはずです。
振り付けはまだまだ完成していませんでしたけど、”金メダル”へ向けて、宇野昌磨はどえりゃあことになっています。凄まじいモチベーションを感じました。
狙え、県民栄誉賞&市民功労賞第2号!

五輪シーズンの現役選手というのはコンディション調整やプログラムの練り込みで、あまり海外のショーには参加しないものですけど、ケイトリン・ウィーヴァー&アンドリュー・ポジェが今年も『THE ICE』に来てくれたのは本当に嬉しかったです。
ケイトリンは今年の国別対抗のときも”We love you Mao”のボードを掲げてくれましたし、いまや欠かせない『THE ICE』ファミリーです。
そんな2人のプログラムは今季のSDで使うマイケル・ジャクソンメドレー(『Dangerous』他)。
長身で品のいい滑りが特徴のカップルですけど、こういうのも上手い。リフトでちょっと詰まってしまう場面があったものの、MJっぽい衣装と踊りで会場を大いに盛り上げていました。
アイスショーというのはオープニングやフィナーレはもちろん、グループナンバーも多いわけですけど、そこにはダンスやペアの選手が欠かせませんし、ウィーヴァー&ポジェのような実力派がいると、ショーの格とレベルが上がりますよね。
五輪でのメダル獲得、期待しています!
(当初の想定を超えて長くなってしまったので、後編その2に続きます。すみません!)
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