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期待の若者をそっと見守る

2013年にあのレアル・マドリードの下部組織(カンテラ)と契約したことで話題になった当時9歳の天才少年・中井卓大くん(2003年10月生まれ)ですが、そこからすくすくと成長し、この8月(2017年)にはU15に昇格したとのことです。
この先はU17、U19、Bチーム、そしてトップチームですから、エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウのピッチに立つ姿が見えてきた…、といいたいところですけど、カンテラからトップまで真っ直ぐ進むのは4%ほどの割合だそうなので、現実的にはかなり難しいでしょう(しかも日本国籍なのでEU外枠)。
ただ、レアル・マドリードで上のカテゴリーに勧めなくても、他クラブに移籍して、そこからヨーロッパで活躍している選手もたくさんいるので、U15まで行けばかなり期待は出来るんじゃないでしょうか。
”出戻り”で白いユニフォームに袖を通す選手もいますしね!

それにしても中井くん、通称”ピピ”は、いまどんな選手になっているのでしょう?
外国のアンダーカテゴリー所属だけに日本の我々には情報がほとんど入ってきません。
地元の新聞で少し取り上げられた記事や、乾貴士(リーガのバイエル所属)が中井くんと一緒に映した写真をSNSに載せたのを見ながら、「大人になってきたねえ」「背も伸びた」といって成長を確認するくらいです。
しかし、今後はおそらくU15日本代表に選ばれるでしょうから、そこで実際のプレイを観ることもできるはずです。
情報が少ないだけに虚像だけが独り歩きしている感もありますが、それが”巨像”(白い)であることを楽しみに待ちましょう。

そしてそのアンダーカテゴリーの情報でいうと、それが多すぎてもまた違った意味の虚像を作り出すような気がしてなりません。
サッカーではなく、日本野球ですが、高校3年生の清宮幸太郎選手が、本塁打の高校通算記録を昨日25日、今日26日と連続で更新したという話を新聞やテレビが大々的に報じていますけど、それはそんなに大事なのでしょうか?
聞けば、その通算記録というのは公式戦だけではなく、練習試合も含み、昨日今日はU18野球日本代表としての練習試合で、対戦相手は千葉工業大学と日本大学だったというではありませんか。
対戦相手が大学生でも高校通算なのでしょうか?中学生でもいいんでしょうか?なんだかよくわかりません。

この清宮くんは、リトルリーグの世界大会で優勝しただけではなく、お父さんが早稲田ラグビー部の監督を務めていたこともあって、小さな頃から頻繁にメディアに登場してきました。
それが高校に進むと報道はより過熱し、公式戦で成績を出す前からスター扱いを受け、1年生の夏の甲子園大会ではそれなりに活躍したものの(2本塁打)、その後は甲子園の土を踏むことがなく、実力のほどは一般には未知数といっても過言ではありません。
それをメディアが”高校通算”という基準もへったくれもない記録でもって脚色しているのですから、まさに虚像の独り歩きです。

これまで高校野球では数々のスターやアイドルが生まれましたけど、彼らはみな甲子園で結果を残してその地位を手に入れたのです。自然発生的なものといっていいでしょう。
それなのになぜメディアは清宮くんだけを例外的に扱うのか私には理解ができません。
西東京大会の「今日の清宮くんの打席」が全国ニュースで流れたのを観たときは私も頭が混乱しそうになりました。
日本のメディアは、まだ結果を出していない18歳のうわべを飾り立てていったい何がしたいのでしょう?
野球人気回復の起爆剤にしたいのかもしれませんが、利用するだけ利用して、今後清宮くんがどうなろうが知ったこっちゃない、という具合にしか見えません。
未来ある若者に対しては、じっと見守ることが一番の応援だと私は思います。

スペインの中井くんの取材へは絶対に行かないでくださいね!
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