FC2ブログ

サウジに敗戦、収穫なき最終節

8月31日のオーストラリア戦を見事勝利で飾ってロシアW杯進出を決定した我らがサッカー日本代表。
これで9月6日の最終節サウジアラビア戦は”消化試合”となってしまったわけですが、選手たちは口々に「W杯に向けた戦いの始まり、第一歩」といって気を引き締め、浮ついた様子はありません。
ロシアのピッチに立つ権利はまだ誰にもないのです。

ただし、槙野智章によるとハリルホジッチ監督は「オージー戦の布陣が基本」とミーティングいっているようなので、今後も4-3-3が主軸となり、スタメンもあの試合の11人を評価しているということなのでしょう。

乾貴士    大迫勇也   浅野拓磨
井手口陽介  長谷部誠   山口蛍
長友佑都 昌子源 吉田麻也 酒井宏樹
       川島永嗣

オージー戦はハリルジャパンのベストマッチといっていい内容でしつぃ、この11人は本当に素晴らしいプレイをしましたしたから、これが基本になるのは当然といっていいでしょう。
しかし、ハリル監督は「オージー戦に合わせたメンバー」といっていたように、相手の戦術に対応したメンバー選考だったのもまた事実です。
おそらく、ウィングとインサイドハーフの人選は、まだまだ流動的なのではないでしょうか。
この試合のスタメンを外れた本田圭佑が「スタメンを取り返す」と闘志を燃やしていたように、競争こそが全体のレベルアップを生むわけですしね。

そうしてやってきたサウジ戦、長谷部が膝の炎症で代表を離脱、大迫もオージー戦のダメージからベンチ外になったこともあって、スタメンは以下の通り。

原口元気   岡崎慎司   本田圭佑
井手口陽介  山口蛍    柴崎岳
長友佑都 昌子源 吉田麻也 酒井宏樹
       川島永嗣

ここでの注目は久々に代表復帰した柴崎。
オージー戦の中盤は守備ではかなり機能していたものの、アシストやキーパスが一切出てこないなど、攻撃では物足りなかっただけに、柴崎がその部分で力を発揮すればチームでも存在感が一気に高まるはず。スペインでの成長を見せるときです。
しかし、前半の日本の右サイドは本田の動きが重いこともあり、柴崎や酒井との攻守に渡った連動が見られず、柴崎個人としても攻撃の見せ場を作れません。
ただ、チームとしては守備からしっかり入り、サウジを上手く抑えていましたし、ときおり見せるカウンターとセットプレイからも得点の匂いがして、前半はやや日本ペースか。

ただ、サウジはこの試合に勝てばW杯決定、引き分ければ3位でプレイオフ行きという状況なので、前半は無理攻めがなく、後半に勝負をかけてくることは明らか。
対する日本は、”負けても順位が変わらない”という状況のなか、”ぜがひでも勝つ”という雰囲気もないので、手堅い試合運び。
試合が開催されるジッダは夜だという気温40度という暑さということもあり、前半は両チームとも運動量が抑え気味なまま0-0で折り返し。

後半の日本は頭から本田→浅野の交代。
怪我明けの本田は最初から時間を限定した出場の予定だったそうですけど、攻撃でまったくいいところを見せられず、スタメン奪回は遠のいた印象です。今後は代表メンバーに残るための戦いとなるでしょう。

その後半は立ち上がりからサウジが前掛かりになってきます。
しかし、そうなると日本のカウンターもはまり、5分には惜しいCKのチャンス、9分には井手口から長友に展開し、長友がいいクロス、しかし原口が外すイージーなミス。前半からそうなんですけど原口は得点感覚が衰えているような感じです。
こうなるとチャンスの後にピンチあり、ではありませんが、サウジにビッグチャンス、しかし絶体絶命のシュートを川島が足で防いで、”神島”降臨!

後半は柴崎がようやくフィットし始め、スイッチを入れるパスやスペースを狙うパスが出始めるも、岡崎がそれを収めきれなかったり、浅野と息が合わなかったりで、チャンスにまでは至りません。

そうして15分過ぎくらいから、日本の足が止まり始め、サウジが攻勢に。
ジッダには6万人の地元サポーターが押しかけ、その声援がサウジの選手の背中を押します。
日本はずるずるとラインが下がり始め、中盤が間延びし、サウジの波状攻撃を受ける形になると、後半18分にはダムが決壊するようにしてサウジに先制点を奪われ、0-1に。

リードしたことでサウジはラインを下げて、カウンター狙い。
よく見る彼らのサッカーです。
日本は引きこもった相手を崩すために自ら仕掛けなければなりませんが、暑さのせいで運動量が出ず、パスコースが作れないので、効果的な攻めになりません。
オージー戦の激闘から中4日、しかも長距離移動でしたし、ジッダは灼熱地獄ですし、「走れ!」という方が酷というものです。
仮にW杯が決まっていなければ、暑さなど忘れて走れるんでしょうけど、チームの誇りと選手個々のアピールだけがモチベーションでは…。

守備に回るサウジは選手全員が目を血走らせながら日本選手にプレッシャーをかけてゆき、球際も本当に厳しい。
ハリル監督は22分に岡崎→杉本健勇、33分に原口→久保裕也というカードを切り、布陣も4-4-2に変えて、猛攻をしかけますが、サウジの粘り強い守備もあってなかなかチャンスを作れず、少ないチャンスも久保が外し、時間は空しく過ぎて行きます。
(最終予選の途中まであれだけ活躍していた原口と久保の不調は本当に心配です。)
サウジはDFがGKの靴紐を結び直すという得意の時間稼ぎ(なぜ遅延でカードが出ないのか)、貴賓席からサウジの王族が見下ろすなか、審判の笛も徐々にサウジ寄りになって、ロスタイムも給水で3分かかったというのに4分しかないという”忖度”ぶり。
これで日本は万事休す。

負けてもなんの問題もなかったとはいえ、灼熱のジッダのスタンドで喉を枯らした日本のサポーター、日本時間午前2時半スタートということの試合をテレビ観戦していた日本のファンたちがどれだけがっかりしたかしれません。
勝ち点が得られなかっただけではなく、成果もあまりにも乏しいものがありました。
期待の柴崎は思ったより輝くことはできませんでしたし、本田や岡崎といったベテランもスタメン奪回に向けたきっかけを掴むことができず、新戦力の杉本もなんの爪痕も残すことができませんでした。
わかったのは、”長谷部”と”大迫”がいないと、ハリルジャパンの基本形である4-3-3が性能を発揮しないということだけです。
アンカーと1トップの控えを探すか育てるかしないと、W杯本戦でもかなり苦労するでしょうね。
サッカーには怪我やカードがあるので、常に2人が揃うわけではないんです。
もうひとつ基本形になる布陣を作っておく必要を感じました。

負けは本当に悔しいですけど、日本国籍を持つすべてのサッカー選手からしたら、代表入りのチャンスがまだまだあると希望を抱ける試合だったかもしれません。
収穫はありませんでしたけど、種は蒔けたと信じるのみです。
ロシアW杯まであと9ヶ月、激しい競争と、それによるさらなるレベルアップに期待しましょう!

…それにしても”負けてもいい試合”なんてない!
本当に悔しい!
人気ブログランキングへ
スポンサーサイト



プロフィール

かつしき

Author:かつしき
FC2ブログへようこそ!

最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード