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日本にリベラル政党ってあるのでしょうか?

希望の党の小池百合子代表が、民進党との合流について記者から「リベラル派をどうするのか?」と聞かれ、「排除する」と明言したことで、行き場をなくした民進党の枝野幸男代表代行が新党を立ち上げたのが昨日10月2日(2017年)。多くのマスコミはこの新党を「リベラルの受け皿」と呼んでいます。

それにしても、この〈リベラル〉という政治用語は日本ではいつ頃から一般的になったのでしょう?
たとえば、日本社会党(1945年-96年)は「リベラル政党」と呼ばれたことはなかったはずです。
おそらく、社会民主連合の田英夫氏が94年に〈新党護憲リベラル〉を結成したことが嚆矢であり、98年に”保守”の自民党に対抗する形で民主党が誕生した時に、マスコミや”進歩的”知識人がそれを「リベラル」と呼び始めたことで、少しずつ定着していったのだと思います。

しかし、私は日本の政治における”リベラル”というのがなんのかいまだによくわかりません。
リベラル(自由主義)がいうところの自由というのは、簡単にいうと”個人の自由”です。
国家や宗教、伝統的権威や価値観から「個人の権利を守ろう」という考え方です。
これはもちろんヨーロッパで生まれたものですが(18世紀)、その背景に王政とカトリックによる支配の強さがあったのはいうまでもありません。
そこには身分差という絶対的な格差があり、多くのひとびとは自由を制限されていたわけです。

もちろん、現代のヨーロッパは民主主義に染まり、そういう中世・近世的な格差はなくなりましたが、”キリスト教的価値観”と”階級差”と”人種格差”は残ったままです。
そして産業革命以降、”貧富の格差”も広がり続けています。
そういう伝統的価値観の押しつけや型にはまった社会制度から個人を守り、格差をなくそうとするのがリベラルといっていいでしょう。
ヨーロッパや、その属国として生まれたアメリカにリベラル政党が存在するのは、歴史的・社会的背景があるからです。

翻って我々の日本ではどうなのでしょう?
階級差や人種格差を感じることのあまりない国ですし、特定の宗教がひとびとの価値観や社会制度に強く影響を及ぼしているということもありません。
(※欧米で議論になる結婚制度や同性愛や中絶問題、死刑の是非などはキリスト教と関係があります。)
ですから私は「日本のリベラル政党」と聞いてもまったくピンとこないんです。
欧米と比べると、日本というのはずいぶんと”個人の自由”が守られた国です。
むろん、細かな格差や差別はあるでしょうし、貧富の格差だけは監視を怠ると広がり続けるので注意が必要ですけど、それらを現実的に是正してきたのは”保守”であるはzの自由民主党なのですから、自民党こそが日本のリベラルなのかもしれませんよね。
逆に日本でリベラルを自称する人間や団体は、自由を”自分勝手”と勘違いしていることが多いような気がします(民進党がまさにそれ)。

また、そのリベラルですが、世界的には社会主義や共産主義のことをリベラルとは呼びません。
ソヴィエト連邦や旧東欧諸国、中国やキューバや北朝鮮を見ればわかることです。
社会主義や共産主義が生むのは個人を抑圧する独裁国家です。
ですから、枝野新党や共産党をリベラルと呼ぶのは間違いなのです。
正しくは左翼や革新、極左です。
もちろん、彼らが目指す先には”個人の自由”はありません。
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