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Wシリーズと頭のいいダルビッシュ

2017リーグチャンピオンシップを制し、29年ぶりのWシリーズ進出を決めたLAドジャースの選手たちが、その祝勝会で喜びを爆発させるなか、ダルビッシュ有はひとり冷静にその様子を眺めているのが印象的でした。
その理由について記者に問われたダルビッシュは「これからWシリーズがあるし、自分の子供の頃の夢は日本シリーズだったので」といって、特別な感慨がないことを語っていたわけです。
これを見た私は、ずいぶん落ちてついているなあ、と頼もしく思ったものですが、いま考えるとダルビッシュは自分を落ち着かせるためにわざと素っ気ない態度を取っていたのかもしれませんね。

HOUアストロズと戦うことになったWシリーズのダルビッシュは、1勝1敗で迎えた第3戦に先発したものの、1回2/3を6安打4失点でのノックアウト。
しかもホームランを打たれたアストロズのグリエルから”目を細めさせる”東洋人差別パフォーマンスまで食らうという屈辱的なものでした。
この差別パフォーマンスでグリエルが世界中から非難されるなか、ダルビッシュは「パーフェクトな人間はいないし、あなたも僕もそうだ。(中略)怒りに集中するのではなく前進したい」という賢い大人の対応を見せたことで男を上げましたけど、これもまた不甲斐ないピッチングをした自分にいい聞かせる言葉だったのかもしれません。

29年ぶりの栄冠を目指すドジャースと、Wシリーズ初制覇に挑むアストロズの戦いは3勝3敗で最終第7戦までもつれこみ、その運命の試合を託されたのはダルビッシュ有でした(日本時間11月2日)。
前の試合では早い回でノックアウトされたとはいえ、ダルビッシュほどの投手がそれを2試合続けるとは思えません。
ダルビッシュがピシャリと抑えて勝つと思ったベースボールファンはたくさんいたのではないでしょうか。
ちなみに今季のダルビッシュは7月31日のトレードでドジャースに移ってきたんですけど、その前に所属していたTEXレンジャースはアストロズと同じア・リーグ西地区で、しかも同じテキサス州をホームにするライバルチームでした。
レギュラーシーズンのダルビッシュはアストロズ相手に2試合投げて、1試合目は5回3失点で負け投手、2試合目は7回1失点で勝ち投手になっているんです。
その順番でいえば、Wシリーズ第7戦も”勝ち”に違いない!

ところが満員のドジャースタジアムで始まったその試合、初回先頭バッターに2塁打を打たれるとそこから2失点、2回は先頭バッターに四球を与えるとそこから2塁打を打たれて2・3塁、内野ゴロの間に失点したかと思うと、2ランまで打たれてこの回3失点、あれよあれよという間に計5失点してしまっての2試合連続2回ノックアウトとなってしまいました。
ドジャースファンたちも唖然としたでしょうね、悪夢のようでした。
そうして試合は結局、アストロズが5-1の勝利。
ドジャースはダルビッシュの後のピッチャーが無失点に抑えただけに、ダルビッシュの乱調が悪目立ちしたのはいうまでもありません。
試合後のダルビッシュはドジャース残留を希望し(今季FA)、「Wシリーズでやり返したい」と語っていましたけど、29年ぶりのWシリーズで2試合連続2回ノックアウトの投手をドジャースファンは一刻も早く忘れたいはずです。
来季のダルビッシュは違うユニフォームを着ることとなるでしょう。

しかし、振り返ってみると、ダルビッシュ有という投手はあまり大舞台に強くないのかもしれません。
古くは優勝候補Dだった3年夏の甲子園で3回戦止まり、日本シリーズには3度出て3勝2敗(優勝1回)、日本のエースとして臨んだ北京五輪は3試合で0勝1敗、09年WBCは先発の柱として期待されるも結果が出ず、途中からストッパーに。

ダルビッシュ有は頭のいい投手だけに、そういう自分自身のことをよくわかっているのかもしれません。
だからあれこれと自分をコントロールしようとする。
でもやっぱりコントロールが利かない。
来季はこの悔しさをバネに、バカになったダルビッシュが見たいですね。
がんばれ、YUUUUUUU!!!
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