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南北身勝手オリンピック

まず最初に書きますが、近代五輪というのは国際オリンピック委員会(IOC)がが主催し、大会の運営を開催都市に任せるという形を取っているんです。
ですから、当然のように競技に関わる様々なルールはIOCが決めることになります。
開催都市や開催国ではないんです。

しかし、来月に迫ったピョンチャン五輪においては、南北協議とやらで韓国と北朝鮮が話し合うなかで、IOCに北朝鮮のフィギュア選手の出場申請を特別に延長してもらっただけでも無茶苦茶なのに、今度は南北合同の女子アイスホッケー特別チームをごり押しで出場させようというのですから、朝鮮半島に住むひとびとというのはルールもへったくれもありません。
しかも、そのアイスホッケーチームは出場選手枠が”23”と決まっているのに、合同チームだけ「北朝鮮選手の分、その枠を増やせ」といっているのですから呆れます。
(※出場権を持っているのは韓国女子チーム。)

五輪出場枠というのは”各国の競技団体”に与えられるものですから合同チームというだけで明確な特例措置ですが、以前この話が持ち上がったときも、IOCは平和や連帯といった五輪の精神から、それを認めるような素振りを見せていたので、おそらく結成はされることでしょう。
ただ、選手枠は別問題です。
五輪のGLで韓国と対戦することになっているスイスが「公正ではなく、競争を歪曲するものだ」といって反対の立場を表明しているように、これを許してしまえばもはやスポーツではありません。同じ条件で競うのがスポーツなのです。
朝鮮半島のひとびとというのは、スポーツでも外交でも、その他のあらゆるシーンで感情の赴くままに「自分たちを特別扱いしろ」と我がままをいうのが常ですけど、公正や公平という概念が欠落しているのでしょう。

ただ、さすがに今回ばかりは韓国内でもこの合同チームに反対するひとが7割以上もいるそうです。
「出場権を勝ち取ったのは韓国女子なのだから単独で出場すべき」という意見が多いようですね。
実はこの合同チーム案というのは、ムン・ジェイン大統領が誕生してすぐに(17年6月)政権内部でその構想が話し合われたものの、世論の反発や北朝鮮のミサイル発射などがあって一度白紙になったものなんです。
それがこのギリギリのどさくさ紛れに復活したわけです。
ムン大統領というひとは自他ともに認める”親北”であり、五輪そのものの合同開催なども語っていましたから、合同チームへの熱意は並々ならぬものがあるのでしょう。
ムン大統領は南北協議で結成が合意されるとすぐに女子チームのもとを訪れ、選手たちにこれを納得するよう働きかけていました。
しかし、そのとき発した激励が「合同チームによって注目が集まり、不人気種目の悲哀を拭うきっかけになる」というのですから、選手への思いやりもへったくれもありません。
選手を完全に見下した発言であり、競技も選手も”政治の道具”であるという意思を明確に示したありがたいお言葉でした。
ちなみにイ・ナギョン首相も「韓国チームはメダル圏外なのだから北の選手を入れても問題ない」という選手のやる気を削ぎ落すような発言をしているのですから、韓国ではムン大統領が特別というわけではないようです。

また、ここで勘違いしてはいけないのは、合同チームに反対している韓国の世論が決して公正や公平を理由にしていないということです。
彼らがいっているのは「長年努力してきた韓国女子の出場枠や出場時間が奪われる」ということです。
”不公平”にノーをいっているわけではなく、”不利益”にノーをいっているわけです。
感情的な反対といってもいいでしょう。
ですから、もしなにか”得”があれば一瞬で掌返しするはずです。
仮にその”得”が”公平ではない特別措置”であったとしても。

朝鮮半島のひとびとの”身勝手さ”というのは、五輪精神の”調和”の真逆にあるものです。
この2018冬季五輪はスポーツではなく、南北の政治ショーです。
おそらく、大会で最も注目を集めるのは、どの競技でもなく、北朝鮮の調和の取れた応援団になることでしょう。
ピョンヤン五輪が楽しみですね。
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