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春場所を荒らす男

〈タニマチ〉の語源は大坂の谷町筋に住んでいた相撲好きのお医者さんといわれていますが、そのタニマチがたくさんいて、力士たちを連れ回すので、大阪場所は〈荒れる春場所〉になるともいわれているわけです。
今日3月11日に初日を迎えた平成30年春場所も2大関が敗れるという波乱の幕開けとなりました。

しかしそれ以上に荒れているのが土俵の外です。
その主人公はみなさんご承知の貴乃花親方。
昨年秋の〈日馬富士問題〉から相撲協会執行部と大喧嘩を続けている貴乃花親方ですが、2月の理事選で落選したことで大人しくなったかと思われたものの、そこで立ち止まるような人間ではありませんでした。
一昨日9日、内閣府の公益認定等委員会に対し、日馬富士問題への相撲協会の対応と、その際貴乃花親方を処分したことについて重大な疑義があるとして告発状を送ったというのです。

日馬富士問題では理事会から独立した調査委員会が調査を行い、それをもとに最終決定機関である評議委員会が日馬富士とその師匠である伊勢ケ浜親方の処分、そして調査に非協力的だったことを理由に貴乃花親方の処分を決定したわけですが、貴乃花親方はその調査の仕方も、処分の決定も不公正で不当だと訴えているとのことです。
(※私は大砂嵐の解雇こそ過去の事案と比べて不当に重いと思うのですが、誰かそれを訴えて欲しいものです。)

本場所目前での貴乃花親方の”反乱”のおかげで、理事会には動揺が走り、八角理事長らはメディア対応などで大童となっているようですが、場所への影響も否定はできません。
親方衆の多くも困惑している様子で、「本場所が始まるという時期に…。何が目的なのか分からない」(日刊スポーツ)との声もあるようです。
2月の理事会で一応の決着を見たわけですから、親方衆としては”これからはみんなで大相撲を盛り上げよう!”という気持ちだったでしょうに、水を差されたという思うでしょう。
貴乃花親方は「土俵の充実」と常々語っていますが、行動は矛盾しているとしかいいようがありません。
告発するにしても”場所後”という選択肢があったはずです。

いまの貴乃花親方はなにを目指しているのかわけがわかりません。
日馬富士問題に対する頑なすぎる態度も、多くの親方衆や力士たちを困惑させ、強固だった貴乃花一門の結束を弱めたともいわれていますが、今回の告発でさらに孤立を深める可能性が高いといっていいでしょう。
なによりも残念なのは、このところの貴乃花親方は以前のように”具体的な改革案”を語らないことです。
親方になりたての頃に発表した改革案などは少々突飛ではありましたが大相撲への愛と情熱が溢れたものでした。
そこに希望を見た大相撲ファンも多いはずです。

それなのに、いまの貴乃花親方は大相撲を”荒らす”だけの存在にしか見えせん。
これまで応援していた相撲ファン、貴乃花ファンも離れてしまいますぜ…。
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