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ハリルホジッチ、名誉を守る記者会見

4月9日(2018年)、日本サッカー協会の田嶋幸三会長は、「選手とのコミュニケーションが不足し、信頼関係が薄れた」との理由でヴァヒド・ハリルホジッチ監督の解任を発表しました。
これを受け、日本のメディアがフランスにいたハリル氏の声を聞くべく、自宅に押し掛けると、ハリル氏は怒りと失望と共に「解任に納得できない。日本に行き、反論する」と述べていたわけですが、この”反論”は”反乱”である可能性も高く、守秘義務を棚上げしつつ日本サッカー協会を徹底的に批判する危険性も指摘されていました。
そして4月21日に来日したハリル氏は、空港では多くを語らず、「私の誇りを傷つけることとは戦わないといけない」といって去ってゆき、協会との激しい”ディエル”の予感だけが残されたわけです。

しかし、昨日27日に開かれた記者会見でのハリル氏はさほど激高した様子もなく、日本への愛着や敬意を語り、自分自身は全力で仕事をやってきたつもりであり、W杯出場や最終予選で初めてオーストラリアに勝利するなどの結果は正当に評価されるべきだと主張しました。
昨年から負けが込んでいた親善試合は「あくまでW杯に向けての調整という位置づけだった」とのことです。

そして田嶋会長のいう”選手との信頼関係”については、「解任が決まるとたくさんの選手やスタッフから感謝と励ましのメッセージが届き、1人の選手はわざわざフランスまで会いに来てくれた」といって、そこに問題がなかったことを強くアピール。
また、ハリル氏の奢りでみんなで何度もディナーを囲んだこともあり、選手とは友好的な関係を築けていたというのがハリル氏の認識だそうです。
その上で、「仮にコミュニケーション問題があったのなら、解任する前に田嶋会長や西野技術委員長からなにかいってくれれば改善できた」というのがハリル氏の主張でした。

ただ、質疑応答の最後になると、「1人(2人)の選手が不平不満を抱き、その声が協会に届いていたと聞いている」というちょっとした暴露を置き土産に、ハリル氏は「しゃべり過ぎてしまった」といって、日本代表へのエールと共に記者会見を締めくくりました。
1時間の予定が1時間半強に延びたそうですから、やっぱりおしゃべりですね。

記者会見の全体的な印象は田嶋会長の解任理由への真摯な反論というものであり、決して喧嘩腰なものではありませんでした。
ハリル氏にすれば”自分の名誉を守るための戦い”だったのでしょう。
田嶋会長のぼやけた解任会見よりはずっとわかりやすかったと思います。

逆に喧嘩腰だったのは田嶋会長の方で、ハリル氏の会見の後の取材で、「1人2人の選手が反乱したようにいうのは失礼だ」と激しく批判。
今後のハリル氏への対応は「弁護士に任せる」ともいっていて、かなり好戦的でした。
しかし、よく考えてみると、ハリル解任の理由について「選手とのコミュニケーション不足」といって、”選手の反乱”を匂わせたのは田嶋会長の方ですよね?
身勝手な怒り方ですけど、造反選手が特定されるのを恐れたのかもしれませんね。

ハリス氏の会見は言い訳というより説明に終始し、責任を誰かに転嫁するわけでもなかったので、日本人好みの態度だったと思います。
しかも日本人は”判官びいき”なので、ハリル氏への同情論が高まるかもしれません。
W杯で結果が出せなかったときは田嶋幕府の崩壊は避けられないでしょうね。
まあ、そのときも”選手のせい”にするかもしれませんけど。

というわけで、W杯でのハリルのテレビ解説に期待しています。
ハリルはまだまだ日本で仕事があると思いますぜ。
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