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ロシアW杯コロンビア戦 大迫半端ない!(後)

(続きです。)
この試合の日本のマストは”負けないこと=勝ち点1以上”だったので、後半は手堅くいって引き分け狙いもありといえばありでしたが、抜け目ないコロンビアを相手に1-1でゲームを閉じるのはそう簡単ではありません。
ここはやはり追加点を狙いに行くべきでしょう。

しかし後半立ち上がりの日本はややギクシャクしています。
おそらく”追加点を取りたい選手”と”これ以上失点したくない選手”が入り混じっていたためでしょう。
こういう状態は得てして相手に付け込まれるものですが、コロンビアの方は数的不利のなか、この日のロシア・サランスクはけっこう気温が高いこともあって、”同点でいいかなあ”みたいなゆったりとした後半の入り方。

その油断をつくように9分には大迫が反転からシュートを放つもこれは相手GK正面。
12分には乾のこの日初めてのシュートも相手GKがセーブ。
やはり決定力不足か…。
乾は後半も取られ所になっているし…。

そのように後半は1-1状態を守りにいったコロンビアと攻めあぐねる日本という関係でしたが、それに我慢がならなかったのはぺケルマン監督。
14分、ついにキンテロ→ハメス・ロドリゲスという決断を下します。
これはもちろん”勝ちに行け!”という指示に他なりません。

しかし怪我もあって運動量のないハメスが入ったことでコロンビアに隙が生じたのか、そこからの日本は柴崎FK→吉田のヘッド、素早いリスタートから柴崎→酒井というチャンスを作り出します。
柴崎が冴えてしましたね。
逆に相手エースのハメスは完全にコンディション不良。ほとんど動きません。

そして24分、西野監督は香川を下げ、本田圭佑を投入。
この日の香川は相手DFとの競り合いを嫌がったのか、プレッシャーのない方ない方へと漂うだけで効果的なポジションを取ることができませんでした。仕掛ける場面というのもゼロだったのではないでしょうか。
結局は”代表選でのいつもの香川”でした。
自覚が出てきたと思っただけに本当に残念です。

代った本田は26分に挨拶代わりのミドルシュート。
強くヒットせずGKに抑えられましたが、そういえばこの日の日本のミドルはこれが初めて。
日本の攻撃の幅が広がり、コロンビア守備陣はちょっと悩んだかも。

そのすぐ後には本田から右の酒井に展開、酒井がクロスを上げ、ゴール前の大迫が粘ったところに酒井が飛び込んできてのシュート!惜しくも相手に防がれたもののいい攻撃。
そしてこれで獲得した左CKを蹴るのは本田圭佑。
それまでは柴崎が右足で蹴っていたので相手ゴールに近づいてゆくボールになりますが、左足の本田は遠ざかるボールになります。
「練習から圭佑さんがいいボールを蹴ってくれていた」、大迫は試合後にそう振り返っていましたけど、本田から送られたドンピシャのボールを大迫がヘッドで決めて日本勝ち越し!
大迫、半端なさすぎ!

後半の日本は勇気を持って攻められるようになってきましたし、本田の投入もズバリでしたね。
しかしリードしたことで、コロンビアが死に物狂いで反撃してくるのは明らかなので、ここからが本当の戦いです。
そう思っていたら、コロンビアは競り合いのなかで柴崎の足を踏みつける蛮行に(ファウルなし)。
誰が日本のキーマンかもうバレてしまったようです。

柴崎が足を抑えてうずくまると、それに気づかなかったのか、本田のバックパスが相手に渡ってカウンターのピンチ。
柴崎が起き上がれないのを無視してコロンビアが嵩にかかって攻めてきて、10人対10人の時間が数分続きますが、ハメスが決定機をふかしてくれたり、大迫の魂ブロックがあったりで、日本はなんとか耐え凌ぎます。
本当にやばかった、私も息をするのも忘れていました…。

その柴崎はゲームに戻れず、後半34分に山口蛍と交代。
怪我は大したことないといいんですけど…。

柴崎が下がっても日本は守勢に回ることなくバランスを保ち、攻めでは本田と原口がちょこちょこポジションを変えたりしながら攻めようとしますが、あまり効果は上がりません。
柴崎がいなくなって中盤からいいパスが出なくなったのもありますし、本田の動きも重たかったですね。

39分にはここまで攻守に渡って獅子奮迅八面六臂の活躍をしていた大迫を下げて、ディフェンシブフォワード岡崎慎司を投入。西野監督もゲームを閉じにきました。

コロンビアの方はというと80分以上10人で戦っていたこともあって、かなり疲労している様子。
攻め手もなく、いらいらしたのかファウルを連発し、完全に負け犬コース。
終盤の日本は本田をターゲットにボールを蹴って、本田がそれを競り合うことで時間稼ぎ。高さと強さはまだまだ武器になります。
しかし、本来これは岡崎の仕事のはずなので、岡崎はまだ怪我がよくないんでしょうね。

そうして日本のサポーターとファンが固唾を呑み過ぎて口がカラカラになるうちに時間も少しずつ過ぎて行き、ついに歓喜のゲームセット。
日本はベンチの選手も飛び出して、チーム全体で喜びを露わにします。
みんなよくやってくれた、本当によく戦った、勝利に向かってチームが一丸となっていた。
日本はW杯で南米勢に初勝利、しかもこれはまたアジア勢としても南米勢への初勝利ということで、サッカーの歴史に新たなページを加えることになりました。
本当に見事な勝利でした。
おめでとう、ありがとう、西野ジャパン!
よっしゃああ!勝ったああ!
祝杯じゃあ!キリンだね!

と、私も興奮してどうにかなりそうでしたが、、この勝利にはかなりの幸運があったことは事実ですから、少し冷静にならなくてはなりません。
評論家でもセルジオ越後氏や釜本邦茂氏などは、戦いぶりには低評価で、辛辣なまでの論調でした。
しかし、幸運というのはそれを掴もうとするひとの元にやってくるのもまた事実です。
相手の一発レッドも西野監督が攻撃的布陣を敷き、立ち上がりから相手守備陣に余裕を与えなかったことと、その心理の揺れを見逃さなかった大迫の読みと技術があったからこそなんです(香川と乾がきちんと詰めていたこともそう)。
決して偶然じゃありません。
2点目だって相手最終ラインに高さがないことをスカウティングして、本田がああいうボールを蹴って、大迫が見事に沈めたわけですからね。

むろん、開始早々の一発レッドがなければ、日本が負けていた確率は高いはずです。
そうなれば西野監督の攻撃布陣は批判の対象になったかもしれません。
しかし賭けに勝ったのは西野監督なんです。結果を出したのは西野監督なんです。
いまは賞賛しましょうよ、手のひらを返しましょうよ。
〈マイアミの奇跡〉もそうですけど、西野監督はなにかを”持っている”んでしょうねえ。

そして大迫以外の選手でいうと、原口と長友は良く戦ってくれていましたし、柴崎はすっかり中心選手になっていましたし、昌司はいきなりのビッグマッチのスタメンの割りに落ち着いていて頼もしかったです。酒井宏もだいぶ調子を上げてきました。
ただ、私は”使えない選手”という表現は好きではありませんが、使い方を再考しなければならない選手は何人かいたはずです。
次のセネガル戦に向けて、西野監督にはベストな選択をして欲しいものです。

ハリル監督解任トラブルでバッシングにあった日本代表ですが、それが逆にチームの団結に繋がったようにも見えます。
このままの勢いならGL突破も夢ではありません。
そしてその先も。
とりあえず今日明日くらいは勝利の余韻に浸せてもらいます!
スパシーバ!ヤポーニヤ!
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