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”山根明”はまだまだいるのではないか

この夏、メディアの寵児(玩具)として大活躍していた日本ボクシング連盟の山根明会長ですが、今日8月8日(2018年)、ついにその職を辞する会見を開きました。
先月末にアマチュアボクシング有志による告発が行われてから山根会長は一貫して「辞任はない」としていましたが、「嫁に勧められた」との理由で、本意ではないままにボクシング界を去るようです。
会見は記者との質疑応答もなく5分ほどで終わり、涙をためたような表情からも無念の思いは明らかでした。
(※「辞任を決意した」と語ったものの、それが会長職だけなのか、理事も含めたすべての役職なのかは不明。)

ただ、もちろん、常識的にいえば、この山根会長の態度は理解に苦しむものです。
告発状に並べられた罪状は、背任・横領疑惑、八百長疑惑、パワハラ疑惑など12項目あったわけですが、そのうちのひとつである助成金の不正流用について、山根会長はそれを指示したことを認めているんです。
過去に同じような不正流用事件が柔道連盟であったときは、上村春樹会長はしぶしぶながら辞任していましたし(指示はしておらず)、そもそも不正流用というのは検察が入る案件なのですから、辞めるのが当たり前なんです。
それなのに辞める気がさらさらなかった山根会長の考え方はアウトローそのものといっていいでしょう。

そして、実は今回、山根会長が辞任に至った最大の理由がそのアウトローだったんです。
一連の騒動がよりきな臭くなったのは、テレビ出演した山根会長が「暴力団の元組長から、引退しないと過去をバラすと脅されている」と語ったのが発端で、山根会長はその過去について週刊誌に「幼い頃に韓国から密航してきたこと」とあっけらかんと暴露したものの、”過去”はそれだけではありませんでした。
”元組長”によると、「半世紀以上の交友関係で、山根は元ヤクザ。わしの弟分として6・7年ヤクザをしていた」というのですから驚きです。しかも山根会長がボクシング連盟の会長に登りつめてゆく過程でも、「自分(元組長)の影響力があった」というのですから穏やかではありません。

これに対し、山根会長は元組長との長年の親交は認めたものの、「盃はもらっていない」などと”元ヤクザ”は否定していましたけど、スポーツ庁やJOC(日本オリンピック委員会)は反社会勢力との交友を問題視し、鈴木大地長官は「事実であれば一刻も早く辞めるべきだ」(6日)と語り、竹田恒和会長も「事実ならば辞任は当然」(7日)と追い打ちをかけていました。
そういう流れのなか、ボクシング連盟の”山根派”だった理事たち20人が”山根切り”へと舵を切り、”解任”が見えてきたところで、山根会長はその前に”辞任”を選んだというわけです。

ちなみに、いまのアマチュアボクシングは世界的にも審判のあり方や組織のガバナンスが問題になっていて、IOC(国際オリンピック委員会)はボクシング競技を五輪から追放することも示唆しています。
そんななかでの今回の〈山根問題〉ですから、下手をするとその追放の引き金になりかねませんし、そうでなくとも東京五輪に日本ボクシングだけが参加できないという可能性もあるので、スポーツ庁もJOCもボクシング連盟も問題処理を加速させたのでしょう。

これで一連の騒動も終息に向かうことは間違いありませんが、”山根切り”だけで終わらせて本当にいいのでしょうか?
長年に渡って山根会長の専横を許していたボクシング連盟に自浄作用があるとは思えませんし、新たな権力闘争を産む可能性が高いような気がしてなりません。
また、権力が一部に集中しやすいガバナンスの問題や、助成金不正受給というのは、ボクシングだけではなく過去にも色んな連盟でありましたし、これは日本のアマチュアスポーツ全体の問題です。これまでのような対症療法ではまた同じような騒動が起こるだけです。
スポーツ庁が主導して根本治療すべきでしょう。個々の組織に任せておいてはいけません。

そして、もうひとつ問題にしなくてはならないのが山根明会長の経歴です。
このひとは自らも密航者であることを認め、盃は受けたかどうかわからないものの、若い頃は暴力団とかなり近しい生業をしたいたわけですよね?
それなのになぜ日本国籍を取得できたのか本当に疑問です。
帰化条件のひとつである〈素行が善良であること〉が完全に見落とされていたとしか思えません。
しかもそういう人物が暴力団を背景に、そしておそらく朝鮮半島系ならではの押しの強さもあって、ボクシング連盟での地位を駆け上がると同時に、日本における社会的地位や財産を作っていったわけですから、空恐ろしさを感じます。

もちろん、これはボクシング界だけの話ではありません。
戦後、朝鮮半島では貧困や差別や弾圧があって、そこから逃れるために数十万というひとびとが日本に密航してきたわけですから、あらゆる分野に”山根明”が存在していると考えるのが普通です。
ひょっとするとみなさんの周りにも第2第3の”山根明”がいるかもしれません。
それにどう対処してゆくかは日本全体の課題でしょうね。
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