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求む、ひとさがしのプロ

大阪府富田林市といえば大阪市のベッドタウンとして知られていますが、今年(2018年)のお盆は住民のみなさんは枕を高くして眠れなかったことと思います。
富田林警察署の留置場から容疑者の男(30歳)が脱走したのが8月12日の午後9時45分頃、所持品も金銭もなしに逃げたとのことでしたから、すぐに捕まるかと思われたものの、お盆が終わり、今日18日夕方の段階でも逮捕の速報は流れていません。
男の容疑はひったくりに放火に傷害に性的暴行とのことで、まさに凶悪犯としかいいようがなく、そんな人間がある意味手負いの状態で野に放たれているというのは、近隣住民や大阪府民にとって恐怖以外のなにものでもないはずです。
しかも逃走犯らしき男が自転車やミニバイクを盗み、それを利用してひったくりを繰り返しながら大阪府内を移動しているとの見立てもあり、犯罪がエスカレートする可能性もあるわけです。
大阪府警には昨日の段階で1200件以上の苦情電話が寄せられているとの報道もありますけど、それも頷けるというものです。

それにしてもこういう脱走劇って思ったよりも長引くものです。
記憶に新しいところでも、今年4月に愛媛県今治市の刑務所から脱走した受刑者が23日間も逃げ延びたというとんでもない事件がありました。
このときは離島(向島)に潜伏跡があって、そこに警察が注力し過ぎたことと(離島の山野を捜索するのが困難)、逃走犯が島から本州まで1時間もかけて泳いで渡るという想定外の行動を取ったのが理由でしたから、仕方ない部分もあったかとも思います。
それでもやはり世間から警察へ厳しい目が向けられたのはいうまもでありません。
捜索する警察官(富田林署以外)からしたら、”そもそも逃がすなよ!”って叫びたいでしょうけどね。
大阪府警なんてお盆休み返上のひとも多いでしょうし。

ただ、ここで考えたいのは警察が決して”人探しのプロ”ではないということです。
特に山野での捜索は門外漢といってもいいでしょう。
同じくこのお盆に世間の関心を集めた山口県周防大島の2歳男児行方不明事案でも、警察が60時間以上かけて見つけられなかったのに、様々なボランティア活動をライフワークにしているという男性が大分県から駆け付け、付近の山に登るとわずか30分で見つけてしまったのですから、警察も感謝するやら恥ずかしいやら言葉にならなかったに違いありません。
その男性はもともと登山が趣味で、ボランティアで登山道の整備をしたり、山での遭難救助をしたりしていたことから、大分県から表彰されたことがあるというのですから、”山のプロ”といっていいでしょう。
16年には大分県佐伯市の山で行方不明になった2歳女児を仲間と一緒に捜索し、仲間が見つけたこともあり、そのときの経験が今回生かされたそうです。
(※この遭難事案は男児が3日間も飲食もせずどう過ごしていたかなど、謎が残されています。)

ざっと調べたところ、山口県では山岳遭難事故はあまりないようですし、児童が山野で行方不明になるという事件も見当たりませんでした。
そうなると当然、山口県警は山野捜索の経験を積むことができませんよね。
また、地元警察だからといって地元の山野に詳しいわけではありませんし、それならば外からやってきた山野に詳しいひとの方が結果を出しやすいかもしれません。

また、街中のケースだと懸賞金や謝礼金が有効なのかもしれませんが、03年に起きていまだに未解決の大阪府熊取町の小4女児行方不明事件では、居場所を知っているかのように見せかけた男女が女児の両親を騙して多額の金銭を巻き上げる事件がありましたし、本当に難しいものです。

そこで考えたいのは、警察にも”捜索のプロ集団”を設けることです。
たとえば、管区警察局(東北・関東・中部・近畿・中国・四国・九州)にそういう部署を作って人員を抱え、なにかあれば各府県にそれを派遣するという形ならば、管区で起きた事件・事故で経験やノウハウを蓄積することができるはずです。
まあ、日本はなにかと縦割りですからなにをいっても夢物語でしょうけど、今年に入って何件も印象的な”ひとさがし”があると、こういうことも考えてしまいます。

とにかく警察のみなさんがんばって!
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