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アジア大会ってろくなことがない

今年2018年のアジア競技大会ジャカルタ(競技は8月10日~)は2年後に東京五輪を控えていることもあって注目が集まり、選手たちもそれに応えるかのように出だしから奮闘しているわけですが、それに水を差すような事件が起きてしまいまいした。
8月16日夜、ジャカルタの歓楽街に繰り出した男子バスケボール代表の4選手が、”女性が接客する店”に入り、その後店の女性たちをお持ち帰りする形でホテルに同伴し、性行為に及んだというのです。
これは完全なる規律違反です。
今日20日、現地で記者会見を開いた日本選手団の山下泰裕団長によると、4選手を選手団から追放し、日本に帰国させたとのことでした。

アジア大会といえば、前回インチョン大会のときに競泳の冨田尚弥選手が報道陣のカメラを盗んだとして現地当局に身柄を拘束され、罰金刑の略式処分を下されたのが記憶に新しいところです。
そのため、今回の日本選手団では社会規範を守るよう、選手たちに繰り返しレクチャーしていたようですが、一部の選手には馬耳東風だったようですね。
苦渋の表情で記者会見に臨んだ山下団長には同情を禁じ得ません。

それにしてもこの4選手の行動はまったくもって理解に苦しみます。
男子バスケ日本代表は予選ラウンドの真っただなかにいて、ここまで1勝1敗という状況にあるのにも関わらず、夜の歓楽街に繰り出してハメを外すというのはどういうつもりなのでしょう?
しかも、選手団からの発表によると、4選手は”JAPAN”と書かれた公式ウェアのまま堂々と歓楽街を練り歩き、女性が接客する店に入り、その後ホテルに連れ込んだというのですから、日本の恥を喧伝していたようなものです。
今後、彼らには厳しい人生が待っていることでしょう。

ただ、今回の事件は選手だけの責任とするにはちょっと不明瞭な部分もあります。
常識的にいえば、大会中に選手が宿舎や選手村から外出する際はチームからの許可がいるものです。
今回はそこがまだよくわかっていませんが、許可なく外出したとすれば4選手の罪はより重くなりますし、許可を出していたとすればコーチやバスケット協会の責任も問われるはずです。

私が今回の事件で思い出すのは、95年ラグビーW杯南アフリカ大会の日本代表です。
このとき、予選ラウンドで2連敗して早々と決勝Tを逃した日本代表は、3戦目で主力の一部を欠場させる判断をしたのですが、その3戦目で日本はニュージーランドに”145点”を奪われる歴史的敗北を喫したのです。
これはいまだに世界記録です。
この大敗の原因はもちろん主力を欠場させたことにありますが、大会後にわかったのは3戦目に出ないことになった主力たちがカジノで遊んだりゴルフをしたりしていたことです。
これが他の選手たちのモチベーションを下げたのは想像に難くありません。
しかも日本ラグビー協会はその主力らになんの処分も課しませんでしたし、そこにいたスター選手を次の監督に抜擢したのですからその見識を疑います。
こうなれば規律もなにもあったものではありません。
その後の10年、日本ラグビーは暗黒期を過ごすこととなりました。

今回の事件はバスケ男子代表のみならず、男子日本バスケ界全体にも大きな影響を及ぼすはずです。
ただでさえ厳しい男子代表の東京五輪出場に向けた戦いも国民からの応援を得られにくくなるでしょうし、16年から始まったBリーグの人気にも影を落とすことでしょう。
日本バスケ協会は今回の事件を徹底的に究明し、二度とこのような不祥事を起こさない断固たる態度を示さねばなりません。
4選手だけのせいにはせず、協会が組織全体として規律を見直すべきです。
国民はその姿勢を見ています。

ところで、今日の記者会見でちょっと気になったのは、”選手たちが女性にお金を支払ったかどうか”について、山下団長が「たぶんそうだろう」と答えていたことです。
これは後々問題になるかもしれません。
なぜならば、ジャカルタでは買春は”違法”なんです。
4選手は現地当局の捜査の対象になってもおかしくないわけです。
それなのに山下団長は「たぶんそうだろう」と認識しながらも4選手を帰国させてしまっているのですから、4選手だけではなく日本選手団そのものの法的責任も追及されかねません。

もちろん、運よく訴追されなくても、日本人のモラルと順法精神はアジア中の笑いものです。
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