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平成30年秋場所、白鵬はやはり強かった

稀勢の里の進退と御嶽海の大関昇進が注目されていたこの平成30年秋場所ですが、始まってみれば、そして終わってみれば、主役は大横綱・白鵬でした。
14日目の豪栄道戦、これに勝てば最多記録を更新する41度目の優勝と記念すべき幕内通算1000勝が決まるという一番を軽々と制し、千秋楽は鶴竜とのがっぷり四つで会場を沸かせての全勝優勝。
休場明けとは思えぬ鮮やかな15日間でした。
白鵬は33歳(85年3月生まれ)という年齢で、優勝も昨年の九州場所以来ですけど、体調が万全ならばまだまだ”最強”だということを見せつけました。
ここまで積み上げてきた記録も圧倒的ですし、”角聖”という称号を送られてもおかしくない横綱だと思います。
他の競技でいったら、マイケル・ジョーダンやタイガー・ウッズ、ロジャーフェデラーと同じく、伝説的な存在といっていいでしょう。
そういう大横綱の相撲を同じ時代に堪能できる我々は幸せです。

今場所はこの白鵬もそうですし、上位陣が安定していたこともあり、史上初めて”三賞なし”だったのはひとつのトピックスでした。
それだけ下の力士、つまり若手が育っていないということです。
横綱・大関の年齢を見ても、髙安28歳を除いてあとはすべて30代なのですから、先が心配になるというものです。
残念ながら、現在20代前半の力士には、将来角界を引っ張ってゆきそうなポテンシャルを持つものはいないといっていいでしょう。
大関昇進時の年齢でいえば、朝青龍と白鵬が21歳、日馬富士が24歳だったことを忘れてはなりません。
今後の大相撲は白鵬が2~3年は引っ張ると思いますけど、その後はどういう時代になるかまったく見えてきません。

そしてその”不甲斐ない若手”の象徴になってしまったのが、私の住む長野県の星・御嶽海25歳でした。
先場所の御嶽海は、横綱不在・1大関途中休場2大関カド番というちょっと緩い環境ながら13勝で初優勝を遂げ、今場所は”11勝以上で大関昇進”という期待に溢れていたわけです(先々場所9勝)。
御嶽海もそれに応える形で初日から5連勝し、長野県では連日大盛り上がりでしたけど、6日目に土がつき、7日目は勝ったものの、8日目から連敗が始まり、11日目に5敗となってジ・エンド。
そこからは負け越してしまえば大関取りが振り出しに戻るので、どうにか8勝!というのが長野県民全体の願いとなり、14日目に髙安を土俵際で大逆転して勝ち越したときは私も心底ほっとしました。

御嶽海は千秋楽も勝って9勝6敗となり、数字の上では来場所も大関取りといえるものの、阿武松審判部長から「白紙」発言があったように、今場所は内容も悪く、一からのスタートといっていいでしょう。
もちろん、来場所が有無をいわせぬ好成績ならば昇進もあるでしょうけど、それは現実味がありません。大関・横綱との力の差はまだまだ歴然としています。
ただ、御嶽海が若手のなかで頭一つ抜け出していることもまた事実なので、いまはしっかり実力を養うしかありません。

番付というのは良くも悪くも相対評価です。
ですから、高齢の上位陣のチカラが落ちてくれば、御嶽海が自然に昇進するともいえます。
20代前半に有望な力士がいないのも、御嶽海にとっては有利な点です。
もちろん、この状況は大相撲全体にとってはかなり寂しい話ですけどね…。
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稀勢の里は連日の熱戦の末10勝を挙げ、引退は一時的に遠のきましたけど、”優勝争い”という横綱のノルマには少しも加わることができず、チカラが落ちていることも明らかです。おそらく来年の夏場所までには厳しい決断をすることになるでしょう。
今場所は横綱として初めて横綱(鶴竜)に勝つことができたのは本当に良かったと思います。
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