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貴乃花、大相撲への愛がなくなってしまったのか

一昨日千秋楽を迎えた平成30年秋場所は横綱・白鵬の復活優勝や稀勢の里の二桁勝利による現役続行があり、明るい話題が多かったわけですが、その翌日、貴乃花親方がブログに「皆様長らく貴乃花を応援してくださりありがとうございました。厚く御礼申し上げるとともに、弟子たちを今後、末永く応援賜りますように何卒宜しくお願い申し上げます」という遺言めいたコメントを書き残したために一気に不穏な空気に包まれました。
そして今日9月25日、「貴乃花親方廃業へ」という一報がもたらされると、メディアはそれ一色となり、午後5時からの記者会見に大きな注目が集まったのはいうまでもありません。

この”廃業”に関しては、実は場所中からそれを予感させる雰囲気はあったんです。
相撲協会はこの7月の理事会で”すべての親方が5つある一門のどれかに所属すること”を決定し、その通達を出していたのですが、貴乃花親方だけが無所属状態にあり、その動向に注目したマスコミの取材に対しても「お答えできません」としていました。
そのままでは協会員資格剥奪の可能性もあっただけに、ひょっとしたら自ら退くのでは…と感じ取っている関係者もいたというわけです。
ではなぜ貴乃花親方はどこぞの一門に所属しないのか?
大横綱・一代年寄としてのプライドか、はたまた受け入れ先がないのか、それとも協会の判断に納得がゆかないのか、色んな憶測が流れました。

そうして始まった午後5時の記者会見、いつも通りの泰然自若とした態度でカメラの前に現れた貴乃花親方は、引退を決めた理由について、「私が内閣府に提出した貴ノ岩の傷害事件(加害者は日馬富士)に関する告発状について、協会はその内容を事実無根とし、その決定を認めない限り、私はどこの一門にも所属できないという有形無形の圧力を受けました」と語り始めたんです。
私もいまさら傷害事件の話が出てくると思っていなかったので少し戸惑いましたけど、会見場の記者たちもそんな感じだったのではないでしょうか。
その後の質疑応答でも記者たちからは「協会からの具体的な圧力はあったのか?」とか「親方の勘違いではないか」という、親方を正すような声が挙がっていました。
結局、貴乃花親方からは具体性についての証明はなく、”相撲協会への強い不信”が語られるのみでしたけどね…。

貴乃花は日馬富士騒動以降、自分のグループ内でも孤立してしまったように、おそらく相撲協会に信頼できる人物がほとんどいないのでしょう。
ですから信頼できない一門に加わることもできなければ、理事会の決定にも従うことができない、要するにすべてを敵視しているというわけけです。
もちろん、理事会は”一門への所属”を要請する理由について説明していないので、貴乃花の動きを封じる目的があったのかもしれません。
しかし、そもそも一門の重要性を再認識させたのは3月の貴公俊(貴乃花部屋)の事件です。

3月場所中、当時十両だった貴公俊は、付け人が取り組みの時間を教えるのが遅かったことに立腹し、支度部屋の衆人環視のなか、相手が怪我をするほどの暴力に及びました。
このとき付け人がミスをした理由というのは、貴乃花部屋は所属力士の数が少なく、ひとりの付け人の仕事量が多すぎたためでした。普通そういう場合は同じ一門から人手を借りることになっているそうですが、事実上の無所属状態だった貴乃花はそれができなかったのでしょう。
一門というのは場所中のヒトやモノの貸し借りはもちろん、普段の稽古や催しでも所属部屋同士が協力し合うものですから、現理事会が所属を推奨することには一定の合理性があるわけです。

貴乃花親方にとって相撲協会は悪の巣窟のようですが、残念ながらそれを客観的に証明することはできていませんし、世論が今回の廃業の判断に納得するとも思えません。
多くのひとは貴乃花親方がおかしな妄想に囚われていると感じているのではないでしょうか。
そして、こんなことで貴乃花が大相撲から去ってはいけない強く思っているはずです。

協会はまだ引退届を受理していないとのことですから、貴乃花も冷静になって考え直すべきです。まだ遅くはありません。
貴乃花は親方になった当初、様々な改革案を語っていました。
中卒力士が高校に通いながら土俵に上がれるようにすること、幕内の取り組みをゴールデンタイムにすること、放映権料増(NHKにこだわらない)による力士や裏方の年収・待遇の改善など、私も聞いていてワクワクしたものです。
引退してしまえばなにもできなくなってしまうんですよ!
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