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貴ノ岩の民事訴訟、常識も大切

貴乃花親方の引退によって一時的な平穏を取り戻したかのように見えた大相撲ですが、親方の残した火種が早くも発火しました。
件の傷害事件に関し、貴ノ岩と日馬富士との間の示談交渉が決裂し、今日10月4日(2018年)に貴ノ岩が2413万5256円を求める民事訴訟を起こしたんです。
その内訳は、
・入院治療費用等435万9302円
・十両に陥落した分の給与差額148万1840円
・懸賞金や巡業手当、退職時の養老金の損失1258万1840円
・弁護士費用219万4114円
だそうです。
(※貴ノ岩は昨年11月場所を全休して十両に陥落、1月場所も全休、その後3場所を十両で勝ち越し、この9月場所で幕内復帰。)

一般的にいって、後遺症も残らない全治2週間程度の怪我でこれだけの額になることはあまりないので、日馬富士側も「巨額過ぎて根拠を欠いている」として徹底抗戦する構えのようです。
メディアに出ている弁護士のひとたちも「高すぎる」と声を揃えていますし、世間のひとびともそう感じているのではないでしょうか。
力士は人気商売でもあるのですから、あまりがめつい印象を残すと貴ノ岩にとってもマイナスになると思います。
請求額を下げてでも話し合いで解決すべきですよ、訴訟相手は同郷モンゴルの先輩横綱ですしね…。

そもそも昨年10月に受けた暴行の程度はいかほどのものだったのでしょう?
報道が出た直後は頭部裂傷だけではなく、「頭蓋亭骨折や骨髄漏れの疑い」という診断でかなり重い怪我のように思われましたが、暴行を受けた翌日に貴ノ岩が何の問題もなく巡業に参加していたり、宿舎のあった福岡県田川市役所を訪れて「九州場所では10勝したい」といって元気そうな笑顔を見せていたことが発覚した上に、診断した医師が「あくまで疑い」と強調したことで、”怪我は大したことないのではないか”という憶測が広がりました。
そのため相撲協会が貴ノ岩の状態を確認しようとしましたが、貴乃花親方がそれを頑なに断ったことから、真相は闇のなかだったわけです。
九州場所に続いて初場所も全休、冬巡業も参加しなかった貴ノ岩ですが、貴乃花親方は頭部の怪我よりも心的外傷後ストレス障害(PTSD)の影響が大きいという説明でしたけど、それならばなぜ田川市でニコニコと挨拶まわりをしていたのか不思議でなりません。

この事件の発端は、飲食の席で白鵬が貴ノ岩の日頃の行いなどに注意をしていたのに、貴ノ岩が不真面目な態度だったと感じた日馬富士が腹を立てたからです。
デンモク(カラオケのリモコン)などを使って殴りつけ、頭部を裂傷させるほどの怪我を負わせたことは犯罪としかいいようがありませんが、角界では”制裁”に道具を使うことが常態化していることは他の事件でも明らかになっていますから(竹刀、ゴルフクラブ、ビール瓶)、我々の常識では計れない世界だということも忘れてはなりません。
しかも、暴行のあった翌日には、日馬富士ではなく貴ノ岩の方が「すいませんでした」といって頭を下げたというのですから、これもまた一般社会とは隔絶した感覚です。

事件発覚後の貴ノ岩はまるで一般人のようになってしまいましたけど、これからも角界という異常な世界で生きてゆくのですから、民事訴訟などせず、話し合いで解決すべきだと思います。
他の力士や親方だって、この訴訟には首を傾げるに違いありません。
また、引退した貴乃花親方から力士たちを引き継いだ千賀ノ浦親方は、この訴訟について貴乃花親方からも貴ノ岩からも知らされていなかったというのは驚きです。
これは角界でも一般社会でも常識外れだと思いますぜ。
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