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はらがたつ、プロ野球と読売巨人の反社会性

プロ野球・読売ジャイアンツの原辰徳監督が2015年シーズン後に辞任を発表した際の理由は「成績不振」とのことでしたが、13・14年がリーグ優勝、15年が2位なのですからそれはあくまで表向きであって、実際はその年の7月に下った判決が原因であることは誰の目にも明らかでした。
その裁判というのは、選手時代に不倫をしていた原監督が、その証拠たる日記を元に”さる男”たちから脅され、1億円を支払ったという本人も認める事実において、『週刊文春』がその男たちを「暴力団関係者」と書いたことに対し、読売巨人軍が「暴力団ではない!」といって賠償と謝罪訂正を求めたものです。

〈黒い霧事件〉や〈桑田真澄登板日漏洩疑惑〉で有名なように、プロ野球規約では”反社会的勢力”との交際は禁じられていて、そうとわかれば「1年間の失格処分、又は無期の失格処分」を課すことになっています。
これがあるから読売巨人は原監督を守るために裁判に打って出ざるを得なかったわけです。
しかし、東京地裁で読売巨人側の訴えは退けられ、恐喝した男らは「一般的な意味で反社会的勢力と考えるのは妥当」という認定が下されたのですから、裁判は藪蛇だったのかもしれません。
そして読売巨人側は控訴しましたが、原監督が一時的にでもプロ野球から離れるのは当然でしたし、日本野球機構(NPB)からなんらかの声明が出されるのが当然でした。
ところが、NPBはこの判決を受けてもなんの反応も示しませんでした。
高裁の判断を待っていたのかもしれませんが、15年12月に東京高裁が控訴を棄却しても、16年に最高裁が上告を受理せず読売巨人敗訴の判決が確定しても、NPBは原監督になんの処分も下さなかったのですから、これは明らかに異常な対応としかいいようがありません。
常識的にいえば、1億円もの大金を暴力団に支払った原辰徳氏はプロ野球界を”永久追放”になるべきでした。
そうでなければ〈黒い霧事件〉と比較して公平とはいえません。

ちなみに、この原監督の裁判はテレビ新聞などではほとんど報じられていません。
ジャイアンツの読売新聞や日本テレビはもちろん、他球団もメディア関係が多く、プロ野球そのものがメディアと深い利害関係にあるからでしょう。
”野球”という大きな括りでいえば大手新聞社やNHKも絡んできます。
いわゆる〈報道しない自由〉です。
そうやって裁判結果が闇に葬られたおかげで、原辰徳氏は今年2018年に野球殿堂入りを果たすのですから、日本というのは恐ろしい国です。
良識ある人間ならばプロ野球と原辰徳、そして日本のメディアに大いなる失望を感じたでしょうし、良識ある野球ファンならば大いに立腹したことでしょう。

ただ、監督を退いた後の原辰徳氏は表舞台に姿を見せることがめっきり少なくなり、解説者としても野球の地上波放送がわずかしかないので、そうやって身を慎むことがわずかばかりの良識の表れだったのかもしれません。
普通の感覚があれば自分がプロ野球界にいてはならない人間だということくらいはわかるはずです。
しかし今日10月10日、読売巨人が原辰徳氏に来季の監督を要請し、原氏もそれを受諾したというのですから、開いた口が塞がらないというのはこのことです。

確かにプロ野球協約というのは法律でもなんでもありません。
NPBが原氏を処罰しないのも、読売巨人が規約を無視するのも彼らの勝手であり、世間一般がとやかくいう問題ではないのかもしれません。
ただ、それならばそれでプロ野球協約などというご立派なものを拵えないでいただきたい。
自分たちを”社会性のある組織”だと偽ることを止めていただきたい。

NPBと各球団は過去にも〈裏契約金問題〉で社会常識に則るふりをして世間を欺いています。
その当事者のひとりである高橋由伸監督が15年に原氏の跡を継ぎ、そしてこの18年は原氏に跡を譲るのですから、なんともいえない気分になるというものです。
ひょっとするとプロ野球そのものが反社会的勢力なのかもしれませんね。
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