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沢田研二ドタキャンの矛盾

「昭和を代表する歌手は誰か?」
この問いの答えはひとによって様々で、秋の夜長でも議論は尽きぬほどですが、レコード総売り上げという数字だけでいうと、”ジュリー・沢田研二”こそがナンバー1なんですよね(※ザ・タイガースのそれも含めればさらに)。
しかもこのひとは若い頃はビジュアルも際立っていて多くの女性を虜にしたのはもちろん、バラエティでは打って変わったコントを披露して性別や年齢を超えた人気を博していたのですから、まさに大スターです。
平成になっても沢田研二は毎年のように全国ツアーを行い、安定した集客を維持したまま今年2018年には古稀を迎えました。
昭和を代表するというより、日本歌謡史を代表する歌手といっていいでしょう。
敬称などかえって失礼なスーパースターです。

そんな沢田研二が世間を賑わす大騒動を起こしたのがこの10月17日のことでした。
予定していたさいたまスーパーアリーナでのライブを開場時間ギリギリでのドタキャン。
しかも理由が「契約上重大な問題」という漠然としたものだっただけに様々な憶測が飛び交い、なかには「反原発活動のせいではないか」という政治的なものもあって、騒動はきな臭さを増すばかりでした。

それを鎮静化させるためか、18日には沢田さん本人が記者会見を開き、理由を説明。
「観客が7000人しか集まっておらず、座席が潰されスカスカになっていた。イベンター(興行主)は9000人と嘘をいってた。そんな状態で歌えというのは僕には酷なこと。ファンには申し訳ないことをしたが意地を通させてもらった。責任は事務所と僕とイベンターの3者にある」
沢田さんはそういって頭を下げていました。

この説明にはネット上では賛否両論巻き起こり、「アーティストとしてそういう考え方もある」「観客がひとりでもいれば歌うべき」と様々ありましたけど、どちらも間違ってはいないと思います。アーティスト本人の判断でしょうね。
しかも今回の沢田さんのケースでは多くのファンは「さすがジュリー」と納得しているみたいですし。

ただ、少し気になるのは、沢田さんが「イベンターが約束を破った」といっていた点です。
これは”チケットが一定枚数売れていなければライブを中止するという約束をしていた”ということを言外に匂わせていたわけですが、本当にそういう契約があるのならば中止の責任を負うのはイベンターになるはずです。
それなのに沢田さんは「責任は事務所と僕とイベンターの3者」にあると説明していたのですから矛盾が生じます。

一説には今回の損害は3000万~4000万円ということでかなりの額です。
今後はそれを誰が負担するかが問題になるでしょうけど、”どういう契約だったのか”が争点になるはずです。
沢田さんがいう”約束”が本当ならばイベンターでしょうし、そんな約束がなければ意地を通した沢田さん側が背負うことになるのが契約というものでしょう。

ですから、本来ならばマスコミはジュリーに群がるのではなく、イベンターの方にもしっかり取材をするべきなんです。
大スターが”アーティストとしての誇り”を理由にしたことで、今日19日のテレビでは概ね沢田さん側に好意的に報じ、、芸能人などが気色悪い擁護をしていましたけど、一方の意見のみを垂れ流すのは報道機関として正しいことではありません。
私は騒動よりもむしろそっちが気になります。
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