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2018GPSフランス大会・女子シングル(前)  がんばれメドベージェワ

2018GPS最終戦となるフランス大会、女子シングルは元世界女王・メドベージェワに日本女子が挑む構図…といいたいところですが、今季のメドベはあまり調子が上がらず心配になるくらい。
しかし、ファイナル進出を狙う日本勢にとってこれは大チャンス。
三原舞依さんは優勝がその条件、紀平梨花さんは4位以上ですけど、ここはGPS2連勝を果たして”優勝候補”としてファイナルに向かっていけたら最高です。
というわけで、女子シングルをテレビ観戦した感想をざっくりと。

今季から拠点をアメリカに移し、飛躍が期待された本田真凜さんですが、スケートアメリカが9位(158.04)に終わったのに続いてこのフランス大会でも6位(188.61)という悔しい結果となり、停滞感は否めません。
スケートや身のこなしは天性の美しさがあってエレガントとしかいいようがないのですが、いかんせんジャンプが弱く、回転不足や抜け・パンクの連発ではスコアも伸びません。
しかもジャンプが苦手なので繋ぎに注力できませんし、体力面での不安からか振り付けがシンプルになってしまい、プログラム全体が至極あっさりしているために得意の表現面もスコアに繋がっていないというのが現実です。
その弱点を克服しない限り勝てる選手になれるはずもありませんから、どちらでもいいから改善せねばなりません。
今季はあとどれだけ国際大会に出場できるかわかりませんが、このままでは来季のGPSの出場権を確保できなくなってしまいますし、かなりやばい状況というより他ありません。
それなのに演技後の表情やインタビューが妙に前向きなのは本当に不思議。
後ろ向きもよくありませんが、結果を真摯に受け止めていないと今後に繋がりません。
才能だけでいえば、GPS優勝は難しくても、3位は狙えるはずです。
それが争いにも関われないというのは寂しすぎます。

今大会はメドベ×日本女子に注目が集まりがちでしたが、スタニスラワ・コンスタンティノワとブレイディ・テネルという伏兵を忘れてはなりません。
特にコンスタンティノワはGPSデビュー戦のフィンランド大会で2位(197.57)に輝くなど安定した力を持っています。
ところが、そのコンスタンティノワ、SPを1Lzでスタートすると後半の3Loも詰まったようになりながらの+2Tという散々な内容(54.91)。ファイナルの可能性もあっただけに気負いがあったのかもしれませんね。
これで表彰台の可能性は完全に消えたかと思いましたけど、FSでは綺麗な3Lz+3Tから始まった5種7トリプルの構成をノーミスで滑り切っての134.76(TES71.33・PCS63.43)、合計189.67。
演技に特徴のない選手ですが(落ち着いた感じの美人というのが最大の特徴)、技術は本当にしっかりしています。
SPのミスはいい経験になったんじゃないでしょうか。ロシア国内の争いでも注目ですね。

アメリカ女王ブレイディ・テネルもSPで3Lzが乱れて+3Loに出来ないミス、それをリカバリーした後半3F+3Tも回転不足(UR)気味になってしまい、61.34という出遅れ。
しかし、FSでは冒頭2Aを勢いよく跳んだ後の3Lz+3Loを見事着氷!(ややUR)いい根性してる。
そこからの3Fと2Aも軽々決め、後半ボーナスの3Lz+3Tと3F(やや詰まった)+2T+2Lo、3Sを成功させたのも本当に凄い。
このジャンプ構成は”女王のそれ”ですからね。
演技全体もよく集中していましたし、課題のスケーティングや表現面での進歩も感じさせてくれました。
なにより、今季はルール改定によって多くの選手が出来栄えを重視となり、新技に取り組むことがほとんどないなか、3Lz+3Loを導入したテネルのチャレンジスピリッツと向上心は本当に素晴らしいと思います。
FSは136.44(71.50・64.94)、合計197.78。
ジャンプの精度が上がってくれば世界の表彰台も見えてきそう。

今季からロシアを離れカナダを拠点にすることとなったエフゲニア・メドベージェワですが、ソウルやタンゴというこれまでになかったプログラムで新境地を開拓しつつはあるものの、フィジカルコンディション(体重増)のせいかジャンプが不安定で、スケートカナダではらしくないミスが続いて3位(197.91)に終わりました。
そこから約4週間が空き、身体は少し絞れていましたけど、SPはぎこちない3Lzで不安なスタートすると後半のコンビネーションも力んだ感じの3F+2Tになってしまって67.55(32.65・34.90)。
演技全体も強度やスピードが感じられず、まだまだ本調子には遠い様子。
このSPを内容を観て、今季のメドベはダメかも…と誰もが思うなか、FSでも冒頭の2Aで信じられないような形のステップアウト(転倒扱いか)。
このままま大遭難もありうるところでしたが、そこは元女王の意地を燃やすかのように3Lzと3F+2T+2Tを強引に着氷。
得意の足上げターンを駆使してのコレオと綺麗な2Aで落ち着きを取り戻し、『ムムーキ』のかっこいいタンゴで後半へと繋ぎ、勝負を分ける3F+3T!…でしたけど強引なセカンドが完全にダウングレード(DG)。
続く3Sには余裕があったものの+3Tをつけられず、3Loにも付け替えはしませんでした。
ひょっとすると、昨季の右中足骨骨折のせいでコンビネーションジャンプに不安があるのかも。
終盤のアップテンポのステップも音の取り方は上手いのに、動きに激しさやキレが出ず、攻め切れない印象。
最後のスピンも集中力を欠いたようになって、そのままがっくりフィニッシュ。
FSは125.26(57.46・688.0・減点1)、合計192.81で4位。表彰台落ちはシニアで初めてという屈辱でした。
それにしても、昨季までとはフィジカルが別人のよう。
演技に強度とスピードがなく、ジャンプのねじり癖も顕著になってしまっていますし、スピンのポジションも取りづらそう。
成長期による体型変化や怪我の影響があるかもしれませんが、どうにか乗り越えて欲しい。
ここからがまことの花への道ですぜ!
(長くなってきたので後編に続きます。後編ではファイナルも占いたいと思います。)
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