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稀勢の里はいつ崖の下にいるのに気がつくのか

栃東、安美錦、土佐ノ海。

大相撲ファンならばこの3力士の共通点がすぐにわかるかと思いますが、栃東は若乃花(3代目)の、安美錦は貴乃花(2代目)の、土佐ノ海は武蔵丸の最後の取り組み相手、つまりは横綱の介錯人となった力士です。

横綱というのはその地位についたときから「引退を意識する」といわれるせいか、”自分の最後の相手”というのも気にするようです。
たとえば白鵬は数年前、〈白鵬杯〉に出場した大鵬の孫・納谷幸成くんに「大相撲に入って、強くなって私を引退させてほしい」と冗談めかして話しかけていました。
介錯人はそれ相応の相手でなければならないということです。
上記の3力士はその格を備えていると思います。

そういう意味でいえば、今日1月15日、平成31年初場所3日目で3連敗となった稀勢の里にとって、対戦相手だった栃煌山は最後の相手に相応しい力士だったはずです。
2人は同学年のいわゆる〈花のロクイチ組〉、幕内通算でも43回(稀勢の里の26勝)もの対戦がある好敵手なわけですからね。
明日4日目の対戦相手である錦木は相撲でいうところの「顔じゃない」というやつですし(錦木関ごめんなさい)、そもそも休場を繰り返した末に横綱審議委員会から”激励”を受けた横綱に3連敗後の4日目があるはずがないのです。
この”激励”というのは、「恥ずかしくない身の処し方をせよ」という意味です。

近年の横綱でいうと、若乃花は3連続休場→負け越し→2連続休場からの平成12年春場所、○●●○●で引退を決断。
貴乃花は7連続休場→12勝→休場からの平成15年初場所、○○■(不戦敗)や(休場)○○●●で引退を決断。
武蔵丸は6連続休場からの平成15年九州場所、○●●○●○●で引退を決断。
見ればわかるように、星取りが五分でいけなくなってきたところで潔く土俵を去っているわけです。
(※曙は場所が始まる前に引退。朝青龍と日馬富士は暴力事件で引退。)

これに対して稀勢の里です。
2連敗ならまだしも、3連敗なのですから、辞める以外の選択があるのでしょうか?
国技館内の雰囲気も同情一色ですし、もはや実質的には横綱とみなされていません。
こういう横綱がいると対戦相手も気を使いますし、そうでない力士だって館内の雰囲気がおかしくなって取りにくいでしょうし、もちろん観客やファンだって場所そのものに集中できなくなってしまいます。
大相撲の看板である横綱が”土俵の充実”を妨げている現状を憂うべきです。

それなのに、舞の海などは「最後まで取って欲しい」とか甘やかすようなことをいうのですから、いったいなにを考えているのか。
相撲は一種の伝統芸能であり、伝統芸能というのは先例を貴ぶものです。
なぜ稀勢の里だけを特別扱いするのか私にはわかりません。
特別待遇で横綱に上げた力士は辞め方も特別ということでしょうか?

稀勢の里は今日負けたことで横綱として最多の8連敗というワースト記録を更新してしまいましたし、連続休場の記録や横綱としての勝率なども歴史的な酷さになっています。
本来ならばもっと前に引退してしかるべきです。
「崖っぷちではなく、崖の落ちていることに気がついていない」(2018年の裏流行語)としかいいようがありません。
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