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大坂なおみ、全豪初制覇!

プロスポーツ選手全般を表彰する賞として日本で最も権威があるのは、”公益財団法人”日本プロスポーツ協会が主催し、大賞には総理大臣杯が贈られる〈日本プロスポーツ大賞〉なのは間違いありませんが、昨年2018年のその大賞に大坂なおみが選ばれなかったとき、私は心底目を疑いました。
個人種目で世界的に最もメジャーなテニスにおいて、4大タイトルのひとつである全米オープンを日本人として初めて獲得したことは、日本スポーツの歴史的快挙に他ならず、大坂なおみ以上に大賞に相応しい選手(チーム)はいなかったと断言できます。
しかも殊勲賞や功労賞といった賞にも入っていないのですから、選考した”在京マスコミのスポーツ記者たち”の目は節穴としかいいようがありません。

ちなみに過去には女子ゴルフの岡本綾子が大賞に輝いているので女子でも対象になるはずですし、錦織圭が全米準優勝したときに受賞しているのでテニスも大丈夫はずです。
もちろん大坂の2018年はその2人と同等かそれ以上の活躍です。

そんな大坂なおみですが、涙の全米から4ヶ月半、またしても快挙を成し遂げました。
死闘の末、全英を2度獲ったことのあるペトラ・クビトバを下し、日本人として全豪オープンを初制覇し、そのおまけに初の世界ランク1位を確定させたのです。
思い出しても身震いするような偉業です。
決勝が行われた2019年1月26日は日本スポーツ史にとっても最も重要な1日となったといっていいでしょう。

それにしても凄い試合でした。
第1セットは互角の展開で6-6まとなりタイブレイクに入るも、そこで大坂がクビトバの左腕から繰り出す角度のあるサーブに対応し始めると一気にセットをものにし(7-2)、続く第2セットもその勢いが持続するかと思われたものの、第2ゲームをクビトバにブレイクされるというまさかの序盤戦。
しかし大坂は焦ることなく続く第3ゲームでブレイクバック!
第5ゲームもブレイクすると、5-3で迎えた第9ゲームでもクビトバのサーブを打ち砕いて0-40、トリプルブレイクチャンスによるチャンピオンシップポイント。
クビトバのサーブをことごとく打ち返すので、相手のゲームでも自分のゲームのよう。
会場の雰囲気も新女王を求めるそれでしたし、テレビで応援する我々の日本列島全体もそうだったことでしょう。
もちろん大坂なおみの顔つきも舌なめずりをするようでした。

しかし、そこは初の全豪と悲願のランク1位に執念を燃やすクビトバが粘りに粘ってサービスキープ。
鬼気迫るとはこのことです。
大坂はその気迫に押されたのか、前のゲームで体力を消費したのか、次のサービスゲームを落とす嫌な流れ。
指がかかりかけたカップが目の前からするりと落ちていったのですから、平静でいられるはずもありません。
そこからギリギリのボールが全てクビトバ有利になるという不運もあって、大坂は徐々に集中力を欠いてプレイが雑になると、クビトバが一気呵成にそこを突き、立て続けにゲームを奪い、7-5というまさかの大逆転で第2セットをものにします。

このときの大坂は涙が溜まった目も虚ろで、明らかな混乱状態。
このまま第3セットに入れば間違いなくやばい…。
会場も異様な雰囲気でしたし、日本でも多くのひとが真っ青になっていたはずです。
…と、ここで大坂はトイレットブレイク。
これが絶妙な判断となり、コートに戻ってきた大坂の表情は落ち着きを取り戻していました。

第3セットは大坂が第3ゲームを先にブレイク。
大坂のレシーブ力が本当に凄い。前に立って強烈に打ち返しますから、クビトバはサーブを打つのを嫌がっているようにすら見えました。
そこからの大坂は無理にブレイクを狙うことなく、しっかり自分のサービスをキープする冷静なテニス。
トイレット前とは別人のようです。

そして迎えた第10ゲーム、死闘の果ての長い試合でしたが、大坂のサーブの威力は衰えることなく、さらにニューボールで加速し、クビトバの執念を粉砕すると、ついに歓喜の瞬間が訪れます。
勝利を噛みしめるように屈みこむ大坂なおみ、それと対照的に沸き上がるスタンド。
あらたなるスーパースターの誕生です。
それも日本だけではなく、世界の。
おめでとう、なおみ!

それにしても、互いに最高の技術を出し合った見応えのある試合だったと同時に、2人の内面の葛藤がプレイや表情に克明に浮かび上がる、本当にドラマチックな2時間27分でした。
これはもちろん悲運の怪我からの復帰という背景を持つクビトバの存在があってのことですが、それでも主体はやはり大坂なおみでした。
こういう試合が出来る彼女は、今後世界中で人気を集めることでしょう。
試合後の振る舞いと言動も謙虚勝つエレガントで、女王の品格もすでに十分です。
(「3歳児から5歳児になった」などインタビューも面白い!)

我々は彼女を誇りに思いながら、あと何年も彼女を楽しむことができる。
大坂なおみは日本の宝です!
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