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2019アジアカップ・準決勝イラン戦、アジア最強はどっちだ!?

2019アジアカップ準決勝のイラン戦は、ただ単に決勝進出を賭けた戦いというだけではなく、”アジア最強”を決める戦い。
イランといえば、ここ数年FIFAランクのアジアナンバー1をキープしているだけではなく、アジア相手にはこの39戦で負けがないという無類の強さ。
その実績と強さから”アジア最強”の呼び声が高いのも頷けます。
しかし、一方の日本もまた、アジアカップを最多の4度も制し、W杯にも6連続出場しているだけではなく、昨年のロシア大会ではアジアで唯一ベスト16に進出したことから、こちらを”アジア最強”といってもおかしくはないわけです。
しかも偶然にもこの両者はこのところ公式戦の対戦がまったくなく、最も新しいのが05年のアジア最終予選で1勝1敗、親善試合でも15年に1-1で引き分けましたから、どちらが格上なのか議論が尽きません。
もちろん、互いのチームもサポーターも、「我こそがアジア最強」と信じて疑わないわけです。

そんな両者が久々に公式戦で対決、しかもアジアカップの準決勝というテンションの高い舞台なのですから、盛り上がらないはずがありません。
昨日1月28日、日本では午後11時キックオフという遅い時間でしたけど、多くのひとがテレビにかじりついたはずです。
そして、結果は日本の完勝!
エース大迫勇也の”半端ない”活躍もあって、イランを3-0で粉砕してやりました!
ここまでのらりくらりと勝ち上がってきた森保ジャパンでしたけど、この試合に照準を合わせていたということでしょう、立ち上がりからこれまでとまったく違うエネルギーを感じました。

我々にとってそれは嬉しい驚きでしたけど、イランからすれば予想外のことだったと思います。
この大会のイランはここまで無失点で、総得点もトップで勝ちあがってきましたから、自信に満ち溢れていたはずです。
それが前半は日本がやや優勢に試合のペースを握ったのですから、積み上げてきた自信が揺らいだに違いありません。
ここまでMVP級の活躍をしてきたエースのアズムンなどは日本の守備陣(特に冨安健洋)に抑えられ、前半から早くもイラだっていました。

そういうイランの落ち着きのなさが招いた悲劇(日本にとっては歓喜)が後半の11分です。
後半は立ち上がりからギアを上げてきたイランでしたが、このときは中盤でボールを奪取した柴崎が大迫へ預け、それを大迫が図ったようなスルーパスを左に流れた南野拓実へ。
ドリブルを仕掛けた南野がイランDFのタックルで倒れると、イランの選手複数が「シミュレーションだ!」といって審判に詰め寄ります。
ところが、この場面、ファウルの笛は鳴っておらず、プレイは続いていたんです。

南野はイラン選手を尻目にすぐさま立ち上がり、ボールを拾うと、ゴール前に鋭いクロスを供給!
そこに飛び込んでいった大迫が華麗なヘッドで日本先制!
大迫もまたプレイオンに気付いていた!
イランのイライラと日本チームの冷静さがはっきりと形になった得点でした!

これでイランはがっくりきて、完全に日本のペースになるかと思われましたけど、日本も心臓部といっていい遠藤航が足を痛めて塩谷司と急遽交代するというアクシデント。
これはかなり嫌な感じ…。

しかし、直後のイランのフリーキックはGK権田修一がファアに誘ってニアでセーブするというクレバーな対応を見せ、事なきを得ると、18分には南野が前線守備で奪ったボールを大迫へ、大迫から左に開いた南野へリターン、南野が縦をえぐってからクロス!
これがイランDFの選手の手に当たって、PKの笛!
重大なプレイだったので念のためにVAR(ビデオ判定)にかけられるも、判定は変わらず。
そしてこれを鬼の形相の大迫がビシッと決めて2-0!

この追加点でイランのメンタルは完全に崩壊。
プレイは雑になり、プレスはかけられなくなり、ラフプレイは増え、そこにはもはや”アジア最強”の面影はどこにもありませんでした。
イランを8年間指揮し、いまの地位に押し上げたカルロス・ケイロス監督は攻撃カードを2枚切って、叱咤するも、笛吹けど兵踊らず状態。

日本はバランスを取りながらイランをいなし、チャンスらしいチャンスを作らせず、時間だけを浪費させ、ときには相手からボールを奪い、手数をかけない素早い速攻を仕掛ける試合巧者ぶり。
そしてアディショナルタイムには原口元気が自らボールを奪ったカウンターから、最後は自分で決めて留めの追加点!
スコアは3-0に!
これでイランは荒れに荒れて乱闘騒ぎを起こすも、日本は笑顔の勝利。
負け犬の遠吠えが心地いい!

この試合は3-0になったものの、もちろん日本とイランにはスコアほど実力差はありませんでした。
ただし、「紙一重」とかいうのは間違いです。
「イランの失点は不運」でもなんでもなく、日本に”サイドを崩されまくった”からこそ起きた失点なのです。
試合後に日本の選手たちが「相手アンカーの脇のスペースを狙っていた」と語っていたように、日本のスカウティングと、その作戦を実行した選手たちの能力を賞賛すべきです。
日本は勝つべくして勝ったのです。

それにしても森保ジャパンは強い。
チームの一体感、そして試合を通しての落ち着きは鳥肌ものでした。
獅子奮迅の活躍をした大迫勇也だけではなく、柴崎岳などは機械のように冷静で、完全にピッチを支配していました。
そして試合ごとに成長を見せる冨安健洋。こんなに頼りになる20歳がいたでしょうか。
南野拓実もここまでの不甲斐なさを帳消しにしましたよね。独りよがりのプレイがなくなって、ようやくチームに貢献してくれました。こういうプレイを続けていればゴールもすぐに生まれるってものです。
他の選手もみんなよかったですし、森保ジャパンのベストマッチといっていいでしょう。
本当に最高でした!

というわけで、我々は胸を張って”アジア最強”という名を掲げましょう。
そして次は決勝で勝利し、優勝という果実をもぎ取るのです。
そうすれば名実ともにアジア”最強”です!
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