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アジアカップ決勝の敗因を眺めながら

2019アジアカップが終わって2日経つというのに、思い出すだけでモヤモヤするというかイライラするというか、ほんと、決勝で負けることがこんなにキツイことだとは思いませんでした。
考えてみれば、サッカー日本代表(男子)が国際大会の決勝で負けるのは99年のワールドユース以来ですけど、あのときは決勝進出で「よくやった」という雰囲気でしたし(トルシエのキス)、スペインが格上だっただけに、大きな失望はなかったので、今回が日本人の初体験といっていいのかもしれません。
下馬評で圧倒的に”日本有利”といういうなかでの敗戦は、失意や悔恨や憤りといった負の感情しか残しませんでした。
大迫勇也が表彰式をボイコットしそうになったのも頷けるというものです。

その敗因について、メディアや評論家がこの2日間侃々諤々と議論するなかで、よく目にするのは5つ。
①森保一監督の采配。
②吉田麻也を始めとした守備の甘さ。
③遠藤航の負傷欠場。
④攻撃のバリエーション不足。
⑤チーム全体の気の緩み。
どれもそれなりの理由付けがされていて、納得できるものでしたけど、私がまず最初に挙げたいのは、”代表招集できなかった選手・離脱した選手”の多さです。
今大会では、小林悠と鈴木優磨を呼べなかったことで、”大迫不在時にどうするか”という難題が明らかになったのはもちろん、ボランチでは大島僚太を呼べず、守田英正が合宿途中に、青山敏弘が大会中に離脱したことで、”柴崎岳&遠藤航”にすべてを託さなければならない危機的状況になってしまったわけです。
そのうち、バランサーの遠藤が準決勝で負傷して決勝に出られず、これが痛手となったことは間違いありませんし、柴崎だって全7試合フル出場できたのは幸運だと思わねばなりません。
柴崎になにかアクシデントが起きていれば、日本は決勝進出もままならなかったことでしょう。

また、攻撃陣では中島翔哉の離脱が本当に大きかった。
森保ジャパン結成当初から親善試合で大暴れした中島・南野拓実・堂安律の3人は”新ビッグ3”だの”三銃士”だの呼ばれていましたが、そのなかで”個の力”で敵の守備を打開できたのは中島だけです。
今大会、相手の5バックに苦しめられた日本にとって、個の強引な仕掛けが必要な場面はいくつもっただけに「中島がいれば…」と思ったひとも多かったはずです。

そういったキーとなる選手が不在にも関わらず決勝まで進んだのですから、森保一監督は一定の評価を与えられてしかるべきでしょう。
ただ、親善試合のときから不安視されていた、戦術の引き出しの少なさ、試合中の的確な指示や選手交代が見られないという欠点が、この大会、特に決勝戦でより顕在化したのもまた事実です。
今大会の森保ジャパンは”ハーフタイムでの修正”が売りでしたけど、それは試合前の準備不足や前半の傍観の裏返しでもあります。
正直いって、カタールのフェリックス・サンチェス・バス監督はもちろん、過去の日本代表監督と比べても頼りなさは否めません。

そして、監督が傍観するならば、ピッチ上の選手がリーダーシップを発揮してもいいわけですよね?
特に決勝のときの先制されたあとなどは、戦術面というより、意識の面でもチームに喝を入れる選手が必要でした。
かつての長谷部誠や本田圭佑のような存在ですね。
しかし、残念ながらいまの代表にはそういう選手は見当たりません。
キャプテンの吉田は自分がミスをすると、人一倍動揺しちゃいますしね…。

森保ジャパンは”チーム一丸”を合言葉に素晴らしい雰囲気を作っていましたけど、みんなが組織人になりすぎているような気がします。
チームを背負う覚悟のある新リーダーの出現を待っています。
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