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野球は平成を代表しない

シアトル・マリナーズが今季(2019年)の開幕戦を日本で開催するということで、事実上の引退から復帰したイチローですが、今日3月17日に行われたジャイアンツとの調整試合でも東京ドームを満員にするのですから、やはりその存在感は抜群です。
この遠征が日本での最後の試合になることはもちろん、現役そのものも最後になる可能性が高いので”その雄姿を一目見ておこう”という思いのファンも多いのでしょう。

それにしても、45歳で28回目のシーズンだというのは本当に凄い。
野球は割と現役時代が長いスポーツですが、それでもこんなに長いキャリアというのは、アメリカでも日本でもめったにありません。
ただ、イチローも寄る年波には抗えず、バッティングはなかなか上向かないようですが、それでも軽快な守備や一塁までのダッシュ力はまだまだ若さに溢れています。体型もスリムですから憧れる同世代も多いのではないでしょうか。
もちろん世代を抜きにしても、イチローの28年間の素晴らしい記録と記憶は、多くの日本人の記憶に燦然と輝いています。
その活動期間がほぼ平成とかぶっていることもあって、”平成を代表する野球選手”というアンケートでは、どこでもイチローが一番です。

ただ、私からすると、イチローの場合、メジャー生活がずっと長いので(平成13年)、”平成”って感じがあまりしません。
やっぱり日本にいないと。
そういえば、先月、今上陛下の即位30年記念茶会が催され、平成時代に活躍したアスリートたちが招待されていましたけど、野球界を代表して出席した王貞治と野茂英雄、王さんは昭和の選手、野茂もNOMOって印象です。
じゃあ国内で国民的スターだった選手がいるかといえば、ちょっと思いつきませんし、平成は野球の時代ではなく、ベースボールの時代だったのかもしれません。
日本が連覇したWBCもワールド”ベースボール”クラシックですしね。

そもそも、プロ野球と元号って、そんなに近しい関係にはないんです。
なにしろ、〈天皇杯〉に関わっていませんからね。
それは高校野球も同じことです。
もうすぐ春の甲子園ということで、テレビでは「平成最後、平成最後」といって喧しいですけど、全国高校野球選手権は大会の正式名称に元号を加えておらず、”第~大会”とだけ付けて自己完結しているのに、こんなときだけ急に元号を叫び出すのは失笑を禁じ得ません。
大相撲の本場所では、必ず元号が冠になるではありませんか。

これはあまり知られていないことですが、硬式野球にも天皇杯はあるんです(軟式野球全国大会にも天皇杯が下賜されています)。
それは〈東京六大学野球〉です。
他競技の天皇杯はほぼすべてオープン参加の大会なのに、野球はアマチュアの、それも大学の、それも東京にあるたった6大学だけで競っているのですから、こんなに奇異なことはありません。
(プロ野球が”天覧試合”を歴史的出来事のようにいうのは、天皇杯を握る六大学への嫉妬だと思いますし、プロ野球や高校野球と癒着するメディアが「六大学が天皇杯だ」といわないのは、自分たちの方が後発で格下だということを隠すためでしょう。)

この理由はいうまでもなく、日本の野球が早慶戦から始まり、草創期は六大学のみで行われていたからです。
その後、色んなカテゴリーが出来たのですから、普通はオープン大会に移行すべきだったと思いますが、そうはならなかったわけです。
もちろん原因は日本に”統一の野球組織”がないからです。
たとえば、サッカーの天皇杯は日本サッカーリーグと大学のみで争っていたのを72年からオープン化して、日本全体のサッカー熱がより高まりました。
これも統一の組織があったからです。

私は野球もひとつの組織になって、天皇杯をオープン大会にしたら、さぞ盛り上がると思うんです。
プロ・アマ対決になればどのアマ選手がプロで通用するかよくわかりますし、独立リーグ対NPBの下剋上もドラマチックなものになるに違いありません。
野球人気の回復、新時代のヒーローの誕生…。
そのためにも野球にも真の天皇杯を!
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