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森保ジャパンでの香川のポジションは

私が”香川真司”の存在を知ったのは2007シーズン、U17で一躍名を上げた柿谷曜一朗を観るためにセレッソ大阪の試合に足を運んだ秋のことでした。
その年のセレッソはJ2に降格したばかりながら、すぐにJ1に復帰するという雰囲気でもなく、J2残留の気配が濃厚。
しかし、シーズン途中から指揮を執ることになったレヴィー・クルピ監督が若手を抜擢し始めたことで、チームには明るい兆しが見え隠れしていました。
そんなとき、スタジアムのサポーターたちの口から何度も出ていたのが(耳をダンボにして聞いていました)、「香川」の名前だったわけです。

当時18歳の香川はいまよりもっと小さくて、そこらへんの子供にしか見えませんでした。
ところが左サイドハーフ(4-2-2)に位置する彼はベテランのように落ち着いていて、適切なポジショニングと長短の正確なパスで、チームに確かな安定をもたらしていたんです。
風貌もプレイも地味でしたけど、「今後、いい選手になってゆくんだろうなあ」と思ったのを憶えています。

ただ、それはあくまで”J1のレギュラー”くらいの印象でした。
とても”代表”とか”海外”は想像できませんでした。
そんなに特別な才能も感じませんでしたしね。

しかし、みなさんご存知のように、翌2008シーズン、香川はJ2で大ブレイクします。
ポジションがひとつ前になったことで(3-4-3)で、ゴールに貪欲に絡むようになった香川はリーグ戦で
16ゴールと結果を残したわけです。
こんなにアグレッシブな選手だとは思いませんでした(私の目は節穴)。
これは香川の得点能力に気が付いたクルピ監督の慧眼ですね。
このシーズンで”香川=攻撃”という現在に及ぶイメージが確立したといっていいでしょう。

そんな香川ですが、ドイツやイングランドでの奮闘を経て、今年2019年の2月からトルコリーグに戦いの場を移しました。
ドルトムントで”戦力外”のような扱いを受けての移籍でしたから”都落ち”としかいいようがありません。
代表招集も昨年のロシアW杯以降は途切れてしまい、時代の終わりを感じさせました。
森保ジャパンの前線は中島翔哉・南野拓実・堂安律の”NMD”が完全にポジションを掴み、香川待望論などはまったくといっていいほど起こりませんでした。

それでも香川は”欧州で最も成功した日本人選手”という評価もある特別な存在です。
6月のコパアメリカでは海外組の全員召集が難しいこともあってか、森保一監督は香川という古い井戸にまだ水が残っていることを期待したようです。
この3月のキリンカップ2連戦、久々に香川真司が代表に合流しました。

ただ、コロンビア戦では65分からの途中出場で見せ場なく終わったのに続き、先発出場となったボリビア戦でも、背番号10のシュートはゼロ。トップ下としてこれでは寂しすぎる。
会場を沸かせたプレイといえば、気の利いたサイドチェンジくらいだったのではないでしょうか。
ゴールに向かう迫力は乏しく、まるで07年の頃の香川のようでした。
香川と入れ替わるように投入されたNMDがアグレッシブに躍動し、中島が決勝点を挙げたことで、香川には待望論ではなく不要論が囁かれ始めました。

しかし、ボリビア戦の香川はそんなに悪かったでしょうか?
プレイの正確性、ポジショニング、周囲とのコンビネーションはまだまだ高いレベルにあったと思います。
物足りないのはゴールに直結する部分だけです。
もっとも、これはここ数年の課題なんです。
そのため、昨季はドルトムントでもボランチで起用されたこともあります。

私は代表での香川ボランチ(組み立て・配球)もありだと思うんです。
いまの森保ジャパンでその役目を担っているのは柴崎岳ですが、その控えがいません。
アジアカップでもそこで苦しみました。
香川が代表で生き残る道はボランチではないでしょうか。
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