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佐藤浩市さんはぐだぐだいわずに役を断ればよかったのに

NHKといえば”宣伝をしてはならない放送局”のはずですけど、今日放送(2019年5月13日)の『鶴瓶の家族に乾杯』でゲストの松坂桃李くんが、主演映画『居眠り磐音』を堂々と告知していたのには、思わず失笑してしまいました。
それでも目くじらを立てる気にもならないのは、桃李くんの持つ爽やかなキャラクターのせいでしょうか。
このひとは多くの映像作品やCMに出演するだけではなく、バラエティでもよく顔を見ますけど、嫌な感じを受けたことがありません。育ちの良さそうな、本当の好青年だと思います。

そんな桃李くんですから、『家族に乾杯』で街をぶらぶらしていても、出会うひとがみんな笑顔ですよね。
すらっとしたハンサムですし、名前を知らなくても、「なんかどこかで見たイケメンがいる!」って感じで特に女性が舞い上がっていました。
ただ、そんなか、中学1年の男子集団とバーベキューをしていたお母さんが桃李くんを見つけて、「ほら、あのひと、『シンケンジャー』のひと!」って子供たちに教えているのは、ちょっと桃李くんが可哀想でした。
桃李くんは今年でデビュー10年目になりますが、『侍戦隊シンケンジャー』はその1年目の作品ですから、それのみを代表作みたいに紹介されたら、残りの9年はなんだったのかということになっちゃいます。
もっと他に説明しやすい作品があるでしょうに!

…とはいったものの、私もいくら考えても代表作が思い浮かびません…。
朝ドラの相手役を2回やったり、大河ドラマでもいい脇役をやったりしていますけど、目立っていたわけでもありませんし、主演ドラマや映画でもヒットした作品は皆無…。
むしろ、すごく外したり、コケたりしたものがほとんどですし、現在放送中の主演ドラマも酷い…。
また、CMなんかでも話題になったことはありません。数はすごく多いのに…。
(一番のヒット作は、主人公の声を演じたゲーム『ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城』かも。)

こう見てくると、正直いって、いわゆる”ゴリ押し”な感じは否めません。
でも、いいじゃないですか。感じのいいハンサムなのは間違いないんですから!
驕った様子もなく、常に謙虚な桃李くんにはいつかいいことありますよ!

こんなふうに、俳優さんって、これといった代表作を掴むのはなかなか難しいんでしょうね。
ただし、けっこういますよね、代表作がなくても有名なひと。
何年もやっていれば、それ相応の知名度を獲得するわけです。
もちろん、そういうひとは”スター”とは呼ばれませんけどね。

ところが、少ないながら、”なんとなくスター””なんとなく大物”になっちゃっているひともいるんです。
その代表例として私が真っ先に思い浮かべるのは”佐藤浩市さん”。
40年近いキャリアをお持ちの有名俳優ですけど、このひとを一言でいい表せる作品は残念ながら見つかりません。
街で出会ったお母さんは子供になんと紹介すればいいのかわからないはずです。それに比べれば『侍戦隊シンケンジャー』は随分ましです。

一般的に、誰でも知っているヒット作品となれば、映画は興行収入50億、ドラマは視聴率20%といったところが基準になるでしょうけど、佐藤浩市さんにはそういう主演作はないはずです。
準主演やオムニバス映画のヒット作はありますけど、”佐藤浩市の作品”って感じじゃありませんしね。

これを佐藤さんと同世代の俳優で比較すると、友人でもある中井貴一さんだったら『ビルマの竪琴』『武田信玄』〈ミキプルーン〉ってすぐに出てきますし、ライバルの渡辺謙さんにしても『独眼竜政宗』『ラストサムライ』〈ヤクルト〉って具合に考えるまでもありません。
しかし、佐藤浩市さんにはそういうものがひとつもないんです。
それなのにスター然としているのですから、なかなか不思議なものです。
(事実でいえば、期待外れの作品の方がかなりの量。)

失礼ながら、佐藤浩市さんは”三國連太郎の息子”でなかったら、いまの地位はなかったはずです。
三國連太郎という名優を権威にした”スター”なのです。
そういう役者が”権威”をもとに脚本や設定にあれこれ口を出し、「体制側の立場を演じることに対する抵抗感が、まだ僕らの世代の役者には残っている」などと口にするのは、あまりカッコいいことではありません。
体制側というのは正確にいえば支配体制側のことでしょうけど、権威を笠に着て圧力をかければそれもまた体制側ですぜ。

佐藤浩市さんはいい役者さんなのですから、謙虚に役と向き合って欲しいものです。
父親の三國連太郎はかなりの左翼的思想でしたけど、それでもって設定や脚本を変えさせたという話は聞いたことがありません。
むしろ脚本には忠実だったのか、後輩に「台本を100回読みなさい」とアドバイスしたというエピソードも残っています。
引き受けた仕事はきっちりこなすという職人気質だったのでしょう。
気に入らない役ならば断ればいいだけですしね。

そういう筋の通ったところが三國連太郎の良さであり、誰からも尊敬された要因だったように思います。
亡くなったいまでもカッコいいイメージのままです。
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