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いまの日本で反トランプデモが起きる理由はない

先月、”国賓”として来日し、相撲観戦や宮中晩餐会など、日本側の手厚いもてなしが話題になったドナルド・トランプ米大統領ですが、今日6月3日(2019年)からは同じく国賓として、イギリスへの訪問がスタートしました。
今回はエリザベス女王との会見と晩餐会、それにノルマンディー上陸作戦75周年の記念式典が目的とのことで、”遊び”はまったくないようですが、公務でぎゅうぎゅうというのだけが理由ではなく、イギリスの反トランプ派を刺激しないという狙いもあるのでしょう。
18年の訪英の際も、ロンドンの反トランプ派の圧力があって、やむなく実務訪問となりました。
名誉欲旺盛そうなトランプ大統領としてはさぞ悔しかったはずですから、今回の国賓訪問はデモ隊がなにを叫ぼうともウキウキでしょうね。

このトランプ大統領のイギリス訪問について、日本のテレビ・新聞は日本訪問時と比べるように報道し、”反トランプデモがあることこそが民主主義”であるかのような印象操作を行っています。
多様性や反権力を掲げるイギリス人はさすがだ!というわけです。
安倍総理とのゴルフや相撲観戦について批判的に報じていたのに、日本国民がそれに乗ってこなかったので、日本はダメだ!といいたいのでしょう。

トランプ大統領はアメリカ国内でも国際社会でも賛否うずまく人物ですが、こと日本では割と人気があるように見受けられます。
日米関係を重視しているのはもちろん、欲望のままに行動する中国と対決する姿勢を示しているのも、好印象なのでしょう。
また、拉致被害者家族へも同情を寄せ、面会を何度かしている上に、国連での演説でも北朝鮮の犯罪を取り上げてくれたので、普通の日本人ならば贔屓の感情が芽生えるというものです。
貿易問題も”いまのところ”は火花を散らすような状況に至っていませんしね。

ちなみにイギリスのデモは、トランプ大統領の不法移民対策や反イスラム、温暖化を否定する姿勢(パリ協定離脱)への反発がメインです。
これらはいわゆるリベラル層の主張ですが、トランプ大統領はアメリカでもリベラル層から大いに嫌われています。
加えて、トランプ大統領は就任当初から”反EU”の姿勢を鮮明にしていますし、NATO加盟各国の防衛費アップの要求やイラン核合意からの離脱などもあって、イギリス人全体からも「横暴だ」と評価されているようです。
ただし、トランプ大統領はイギリスのEU離脱については支持しているので、離脱派からすれば頼もしい存在でしょうね。
離脱後はアメリカとの通商関係が重要になるのはいうまでもありません。

このように、日本とイギリスでは置かれている状況がまったく異なります。
日本では反トランプデモが起きる理由がほとんどないんです。
デモのあるなしは、民主主義の成熟とは無関係というわけです。
それなのに反トランプを煽ろうとする日本のマスコミはいったいなにを考えているのしょう?
戦前と同じく、国民を自分たちの思うがままの方向に誘導しようとするマスコミこそ、日本の民主主義の敵のような気がしてなりません。
彼らに乗せられないことは、民主主義の成熟を計る指標のひとつでしょうね。
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