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振り込め詐欺芸人たちの謹慎、会社と民放は責任を取らないのか

「金銭は一切もらっていない」

この6月(2019年)の初め、振り込め詐欺グループの忘年会に”出演”したことが発覚した吉本興業の芸人たちは、口を揃えてそう釈明していました。
同時に述べていた「相手が反社会的勢力だとは知らなかった」という言い訳は、まだ”そうかもしれない”可能性はあるものの、ノーギャラで宴会場に行って、愛想を振りまいたり、歌をうたったりするというのは信憑性ゼロに近いものがありました。
それでも宮迫博之さんや田村亮さんやレイザーラモンHGさんらは「もらっていない」で押し通すつもりだったのでしょう。
口裏合わせをしているかのような結束を感じました。
犯罪グループが被害者から巻き上げたお金を懐に入れていたとしたら、芸能界引退もありえますからね…。

しかし、それから約3週間、色んな情報・報道が飛び交うなか、疑惑はさらに深まり、ある意味それが決壊したのか、昨日6月23日(2019年)、吉本興業は詐欺グループと関わっていた11人の謹慎を発表し、宮迫さんらも「金銭をもらっていました。嘘をついていました」との謝罪コメントを出し、前言撤回するに至りました。
この3週間もの間、なに食わぬ顔でテレビ等への出演を続けた11人の人間性はもちろん、所属芸人からの報告を鵜呑みにし、きちんと調査することなく、仕事を続けさせた吉本興業にも大きな責任があるのは間違いありません。
吉本興業の幹部たちは自らに処分を下さないのでしょうか?
(※同じく詐欺グループの宴会に出演していたザブングルも、所属するワタナベエンターテイメントから謹慎が発表されました。)

また、その”鵜呑み”でいえば、民放キー局も吉本興業の説明をそのままに、該当番組をそのまま放送したのですから、その判断も甘かったとしかいいようがありません。
芸人たちが「反社会勢力だと知らなかった」と言い訳しているのと同じです。
マスメディアという影響力のある業界なのですから、”仕事相手”は精査すべきです。
NHKは「正確な事実関係を調査」との理由で中田村亮さんやレイザーラモンHGさんの番組を中止にしていたのですから、同じような対応をしなかったことの責任を感じてもらわねばなりません。
詐欺にあった被害者のみなさんやその関係者のみなさんが、どれだけ不快に感じていたかしれません。

それなのに、民放各局の情報番組を見ると、”芸人擁護””吉本擁護”の色合いが強いのですから、なんの反省もないようです。
「営業先がたまたま反社会勢力で、運が悪かった」ということらしいです。
自分たちも運悪く、反社会芸人を起用してしまったということでしょうか?
呆れてものがいえません。

民放は問題発覚当初から”闇営業”というフレーズを前面に押し出し、”反社会勢力との付き合い”という部分をひた隠しにしていました。
闇営業というのは”事務所を通さない営業”という意味ですから、そんなものは芸能人と事務所との契約の話です。世間一般には関わりのないことです(闇営業による脱税があったとすればまた別に追及されるべき)。
対して、”芸能人と反社との関わり”というのは社会的な問題です。
今回のケースでも、詐欺グループの宴会を芸人たちが盛り上げることで、グループ内のモチベーションを上げるとともに、罪の意識を希薄化させる効果があったはずです。
詐欺の片棒を担いでいたようなものです。

過去にも芸能人が暴力団と会席したり、詐欺グループの広告塔になったりしながら、「そうとは知らなかった」と釈明したケースがいくつもありました。芸能人は”自分が利用される危険性”を認識していて当たり前なのです。
それなのに、無防備に素性のわからない団体と近づくことは、なにかあっても、「知らなかった」で済まそうとしていたとしか思えません。
テレビでは応援団たちが、「営業先が反社会的組織化どうかわかりにくい」といっていますけど、それならなんのために”事務所”に所属しているのでしょうか?
そこを通さず、独自の判断で営業するならば、「わからなかった」という言い訳は筋が通りません。
子供でもわかることです。

それでも民放各局では吉本芸人擁護が止みません。
その理由は簡単です。
”株式会社”吉本興業の大株主は上から順に、〈フジ・メディア・ホールディングス〉〈日本テレビ放送網〉〈TBSテレビ〉〈テレビ朝日ホールディングス〉となっていて、この民放キー局4社で株式の40%を超えているんです。
地方局(テレビ東京や関西のテレビ局)も合わせて10%ほど持っているので、吉本興業は民放の子会社のようなものです。
なにかあったら民放が”吉本を守る”のも頷けますよね。
このような構造は、芸能界の健全な競争を阻害しています。
独占禁止法に抵触するのではないかと思いますけど、公正取引委員会の見解が知りたいところです。

今回の問題の根っこは、芸能界のみならず、民放各局もまたコンプライアンス意識が希薄なことにあります。
”知らなかった”ことで済まそうとするのは、”知らないようにする”のと同じ意味です。
芸人も民放も騙された被害者ではありません。
むしろ加害者の側なんです。
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