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2019年6月のサッカー月間が終わる

2019コパ・アメリカ、GS第3戦の日本代表はこれに”勝てば”決勝トーナメント進出が決まるという大一番。
相手のエクアドル(60位)は2連敗で敗退が決定し、ランクも日本(28位)より下なので、日本有利かもしれませんが、向こうも勝ち点ゼロでは帰れないという意地があるはず。
そうして始まった試合、序盤から意思統一が出来ていた日本が攻勢に出て、前半15分には中島翔哉が相手GKのクリアボールを狙いすましたミドルシュートで決めて先制。
なおも押し込み、追加点を狙おうとする日本でしたが、最終ラインが不安定なところをエクアドルにつかれ、35分に右からのクロスをあっさり通されると、強烈なシュート!これはGK川島永嗣がビューティフルセーブするも、こぼれ球を押し込まれて同点に。
失うものがないエクアドルがフィジカルを生かして襲い掛かってくるのに日本は呑まれたか。

後半は互いの気迫がぶつかる攻防となり、競り合いでキャプテン柴崎岳が出血するという白熱のバトル。
序盤はエクアドルがアグレッシブにかかって攻めてくるのを日本がなんとか防ぎ、終盤は日本が盛り返していくつか決定機を作るも、途中出場の上田綺世や前田大然が決めきれず、アディショナルタイムの久保建英のゴールもオフサイドの判定で万事休す。
日本は悔しさとともにブラジルを去ることになりました。

この大会の日本は来年の東京五輪に向けてU22の選手大半となるチーム構成だったので(多くの海外組みはクラブが収集を拒否)、ウルグアイとエクアドルに引き分け、チリに1敗という成績は”予想以上”だったと思います。
「よくやった」と褒める声も多いかもしれません。
しかし、ここで忘れてはならないのは、チームの敗退の仕方が昨年のロシアW杯と似ているということです。
”印象的な攻撃と得点、あっさりとした失点”、それがこのところの日本代表です。
岡崎慎司も若手を称えると同時に「自分たちのリズムじゃないときにどれだけ耐えられるか」と課題を指摘していました。
簡単にいえば、”勝負弱い”ということですね。

この6月はU20W杯やトゥーロン国際(U22)、女子W杯もあって、まさに”サッカー月間”でしたけど、U20は決勝T1回戦で圧倒的にゲームを支配しながらも決定機を逃し、最後は凡ミスからの失点で敗退。
トゥーロンでは決勝進出というサプライズを起こし、ブラジル相手に後半は互角以上の戦いを披露するも、PK戦で負けて悔し涙を呑むことになりました。
”あとちょっと”のところで、勝ちを逃しているわけですが、他の国々に比べるとどうしても”勝利への執念”が足りないよう見えて仕方ありません。
これは日本の他のスポーツでも度々指摘される問題点なので、日本社会の特性なのかもしれませんが、もう少しハングリーになりたいものです。

そうして、男子の3つの代表が惜しい形で大会を終えるなか、最後の残されたなでしこジャパンに大きな期待が集まったのはいうまでもありません。
しかし、それと同時に”嫌な予感”を感じたひとも多かったことでしょう。
女子W杯・決勝T1回戦、なでしこはオランダの強さ速さ高さに苦しめられ、前半17分に”あっさり”先制を許すも、43分にはボランチ杉田妃和が加わった連携から、岩淵の華麗なスルーパスを長谷川唯が仕留めて同点。
後半はその1-1の均衡状態をなんとか保ち、相手がバテてきたところで攻勢を強めます。
相手は大柄ですから、やはりスタミナに問題がありましたし、ゲームプラン通りというところでしょう。

後半27分に籾木結花(右MF)が投入されたことをスイッチに、どれだけチャンスが生まれたか数えきれないほどです。
特に34分の岩渕真奈と杉田のパス交換から杉田のミドルがクロスバー直撃、そのすぐあとの岩渕を中心とした左サイドの崩しから籾木の強烈シュートがGKのファインセーブにあった場面などは、決定的すぎてなぜ外れたのか頭を抱えたくなりました。
なでしこらしい美しい連動も、ゴールという結果が出なければ、儚いだけです。

攻めども攻めでもなぜかゴールが入らないという展開は、サッカーでは嫌な予感しかしません。
すると、43分、オランダが最後の力を振り絞るようにして分厚い攻めを見せ、混戦状態からシュート!
これはキャプテン熊谷紗希のブロックで事なきを得た…かに思えたものの、審判は”ハンド”の笛。
スローVTRでもちょっと当たっているように見えましたし、VAR判定もありません。

GK山下杏也加に日本からの祈りが降り注がれましたけど、このPKを決められ、スコアは1-2に。
ただ、アディショナルタイムを含め、時間はある。
なでしこも勝利を諦めず、熊谷ら守備陣も加わり、雪崩を打ったような攻撃に。
凄まじい集中力と執念でした。
しかし、残念ながら最後までゴールを奪うことができず、無念のホイッスル。

オランダとは昨年アルガルベ杯で戦い、2-6で敗れているのに、ここまで戦えるようになったのですから、チームとしての進歩は本当に素晴らしいものがありました。アンダーカテゴリーで世界制覇した若手たちも着実に成長しています。
高倉麻子監督が一番に見据えるのは来年の東京五輪のはずです。
ベスト16に留まったとはいえ、そこへの期待は大きく膨らんだといっていいでしょう。

しかし、なでしこもまた”あっさり点を獲られる”という悪癖がなくなりません。
ここを改善せねば、大きな大会で勝ち進むのは難しいです。
”美しく攻め、泥臭く守る”。
11年W杯のときのなでしこのサッカーを、男女ともに目標にせねばなりませんね。
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